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幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき、世界は良い方向に動きだす。臨界質量とは、世の中をよくしたいという同じ「思い」あるいは「目覚め」を持った人々の数がある閾値を超えると、その「思い」が実現するというものです。

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2009/10/27

こころは超臨界 No.739「手本に習う」

【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )

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        人間学を学ぶメルマガ『 こころは超臨界 』

        読者:367人 / 発行人:渡部天真

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◆ 2009年10月27日 第739号「 手本に習う 」
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  【天風成功哲学・金言】

  模倣も極致に到達すると真実と同様になる
  従って「善」なる事は極力模倣すべきである
 
  Imitation achieved to perfection attains as good as true.
  Therefore, what is good should be imitated to the utmost.

  「真理のひびき」天風哲人新箴言註釈
   http://tinyurl.com/amm7h4
  【 中村天風、講談社、p180 】


●ゆとり教育とは、従来の詰め込み学習内容を以前よりも縮小した教育
のことをいいます。日教組が提起し、2002年度から実質的に実施さ
れました。しかし、ゆとり教育による学力低下が明らかとなり、05年
ごろから見直しの動きが強まっています。

●詰め込み学習内容が縮小したということは、たとえば先達が残した偉
業について読んだり、見たりする「手本に習う」という最も基礎的な学
習行為も減らされたのではないでしょうか。

●良い手本を求め、それに習う。きょうは「手本に習う」ことの重要性
を考えてみたいと思います。

「つくることには覚悟がいる」――建築家・安藤忠雄さん
気概や情熱、時代を超える――通いつめた東大寺、大工の働きに感銘
【「学びのふるさと」09.10.16日経新聞(夕刊)】

   ……………………………………………………………………………
   安藤忠雄(あんどう・ただお)
   大阪市生まれ。独学で建築を学び、1979年「住吉の長屋」で
   日本建築学会賞を受賞。代表作に「光の教会」「表参道ヒルズ」
   など。2008年から大阪府特別顧問。68歳。
   ……………………………………………………………………………

独学で建築の世界を目指していた若いころ、東大寺(奈良市)に通いま
した。専門書を読み込むと同時に、京都や奈良に残る町家や寺を巡り、
実際に建築物を見ることから学び始めようと考えたからです。

鎌倉時代に東大寺を復興した僧、重源が再建した南大門は壮大なスケー
ルが印象的で、飽きずにずっと見ていました。2回、3回と訪問を重ね、
5回ほどたったころでしょうか。僧侶が目の前にやって来て、「何をし
ているのですか」と尋ねてきました。私は答えました。「目に焼き付け
ています。心に残そうと」

「面白い人ですね。もうちょっと中をご覧になりますか?」。僧侶は好
意的に私を受け入れてくれました。その後も鎌倉時代の仏師、運慶と快
慶の金剛力士像の絵図などを特別に見学する機会に恵まれました。

貴重な時間を過ごすなかで感じたのは、技術や芸術を超えたつくり手の
思いの強さです。重源と大工たちの命懸けで建築に向う緊張感、新しい
ものへと挑戦する不安感こそが、南大門の再建という偉業を成し遂げた
のだと。

「つくることには覚悟がいる」。そう考えたとき、思い出したのは子供
時代に身近にいた大工さんの姿です。中学2年のとき、住んでいた木造
の長屋を2階建てに改築する際、この大工さんはひたすら作業に没頭し
ていました。「奥の深い仕事に違いない」。一心不乱という表現がぴっ
たりの仕事ぶりに、ものづくりに対するあこがれの気持ちが芽生えまし
た。鎌倉時代の大工も同じ仕事ぶりだったはずです。

また「モダニズム建築の巨匠」と呼ばれるフランスのル・コルビュジェ
の作品集を手に入れ、紙に模写することで近代建築の何たるかを覚えて
いきました。

コルビュジェの作品は、たくましい創造力とつくる情熱にあふれていま
した。一目会いたいと1965年にパリに渡りましたが、到着直前に亡
くなり、希望はかないませんでした。

優れた建築に時代を超えて共通するのは気概や情熱です。若い人たちに
は、一心不乱に仕事に向かえと言いたい。きっと見えてくるものがある
はずです。

(聞き手は杉垣裕子)

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