人間学を学ぶメルマガ「こころは超臨界」  RSSを登録する

幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき、世界は良い方向に動きだす。臨界質量とは、世の中をよくしたいという同じ「思い」あるいは「目覚め」を持った人々の数がある閾値を超えると、その「思い」が実現するというものです。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/10/21

こころは超臨界 No.735「陰謀」

【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )

****************************************************************

     人間学を学ぶメールマガジン『 こころは超臨界 』

        読者:367人 / 発行人:渡部天真

****************************************************************

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 2009年10月21日 第735号「 陰謀 」04
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★04シリーズ「不都合な真実」
 バックナンバーはこちらから → http://tinyurl.com/2jvvjn


  【世界の名言】

  歴史とは、政治家が自らの意図を正当化
  するために使う道具である
  (テッド・コッペル)

  History is a tool used by politicians 
  to justify their intentions.
   ( Ted Koppel, American broadcast journalist, 1940- )


●今から1年半くらい前、中国が捏造した南京虐殺キャンペーンが大々
的に展開されようとしていた時のことです。ある政治家が次のような趣
旨の発言をするのを聞いて、渡部昇一教授は唖然とします。

  日本は独立回復に際して東京裁判を受諾したのだから、南京虐殺の
  ことを言ってもしょうがない。東京裁判を受諾した以上、甘受する
  しかないのだ。


●日本はサンフランシスコ講和条約を締結して国際社会に復帰したので
あって、東京裁判を受諾したことなど一度もありません。講和条約には
東京裁判についての条項もあり、そこには、日本は東京裁判の諸判決(
judgements)を受諾する、と明記されています。

●ところが、昭和60(1985)年頃から外務省は「日本は東京裁判
を受諾して国際社会に復帰した」と言い、政府の要職者がそれを言い、
果ては首相までが同じことを言う始末になってしまいました。渡部教授
はなんとしてもこの陰謀は食い止めなければならない、と訴えます。

連載 第129回「歴史の教訓」――上智大学名誉教授・渡部昇一
【「致知」http://www.chichi.co.jp/ 2009年10月号 】

日本の外交は
知恵を発揮しなければ
ならない時期に
さしかかっている

◆日本を誤った方行に
 引き込む陰謀を許すな(p116)

外交政策を誤れば、国はとんでもないところにいってしまう。われわれ
はこのことを、歴史の教訓として知っている。

ドイツやイタリアと三国同盟を結ぶか否かは、日本が米英と敵対関係に
いくか否かの境目であったことは、いまになってみれば明々白々である。
だが、工業資源などの問題で米英から締め付けを受けていた当時の日本
には、三国同盟が非常に魅力的に見えたということがあったのだ。とは
いえ、大元に戻って考える知恵があったならば、その魅力に飛び込んで
いく誤りは決して犯さなかったはずである。

大元とは何か。近代国家となった日本の繁栄は何にあったのか、という
ことである。いうまでもない。日英同盟を基盤としたアメリカやイギリ
スの経済圏との貿易である。これに比べたら、ドイツやイタリアとの貿
易は取るに足らないものだった。だが、この事実には目をつぶり、日本
は三国同盟を選択してしまった。外交の選択を誤ると、取り返しのつか
ない禍根(かこん)を招くことになる。このことを歴史は教えてくれてい
るのである。

現在も同じである。日本は大元に戻って外交の知恵を発揮しなければな
らない。

では、現在の大元は何か。いうまでもない。日本はサンフランシスコ講
和条約を締結して国際社会に復帰した。これが原点中の原点である。日
本はこれを基礎に自由主義陣営の一員として自由主義経済圏と貿易関係
を結び、今日の安定と繁栄を招来したのである。日本がこれから発揮し
ていかなければならない外交の知恵は、この事実にしっかり足を据えた
ものでなければならない。

ところが、先号でも述べたように、日本の足をこの大元から踏み外させ
ようとする陰謀がある。そうなのである。それははっきり、陰謀と呼ん
でもいいものである。

「日本は東京裁判を受諾して国際社会に復帰した」、という議論がそれ
である。

サンフランシスコ講和条約は世界のほとんどの国がそれを求め、日本も
それを希望して結んだものである。双方同意で締結されたものである。
だからこそ、国際復帰の出発点となり得たのである。

だが、東京裁判はそういうものではない。向こうが向こうの勝手で決め、
一方的に押しつけたものだ。日本が同意するもしないも、そんな余地は
まったくなかった。そんなものが国際社会復帰の出発点になるわけがな
いではないか。

だが、昭和60(1985)年頃から外務省が「日本は東京裁判を受諾
して国際社会に復帰した」と言い、政府の要職者がそれを言い、果ては
首相までが同じことを言う始末である。

(中略)

東京裁判は日本の中国に対する戦争犯罪を認定している。それを受諾し
て国際社会に復帰したとなれば、日本は中国に対して罪を背負ったもの
として、膝(ひざ)を屈して対していかなければならない。しかも、その
期限は無限である。

日本をそういう国際関係に引き込もうという意図であることは明らかで
ある。これはまさに陰謀というべきものである。

何度も言うが、世界の状況は大きく変わろうとしている。アメリカと中
国を世界の柱とするG2の枠組みが語られるような状況がある。そのよ
うな状況の中で、日本を誤った方向に引き込もうとする陰謀を、決して
許してはならない。

日本のこれからの外交の方向はどうあるべきなのか。日本は知恵の出し
どころにさしかかっているのだ。真面目で真剣な議論が巻き起こること
を、期待せずにはいられない。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html
★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp)
★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/
★ バックナンバーはこちら  http://tinyurl.com/m4peab
★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る