2009/10/16
こころは超臨界 No.732「コピーレフト」
【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】 ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f ) **************************************************************** 人間学を学ぶメールマガジン『 こころは超臨界 』 読者:364人 / 発行人:渡部天真 **************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 2009年10月16日 第732号「 コピーレフト 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【世界の名言】 奉仕とは自分が存在するために支払う部屋代である それこそが人生究極の目的であり 暇ができたからといって、やるようなシロモノではない (マリアン・ライト・エデルマン) Service is the rent we pay for being. It is the very purpose of life, and not something you do in your spare time. ( Marian Wright Edelmen, American lobbyist, 1939- ) ●磁気共鳴画像装置(MRI)の原理を見つけて、2003年にノーベ ル生理学医学賞を受けたポール・ローターバー先生は特許を一切とろう としません。「学術的な研究成果は人間の財産であって、個人が儲ける べきでない」という信念に基づくものです。 知的財産権――日立製作所フェロー・小泉英明 【「あすへの話題」09.09.25日経新聞(夕刊)】 産業にとって、特許を含む知的財産権は大切である。本来の特許制 度の精神は、「補償」にあって。最初に発明する人や企業はリスク の高い投資をするので、実用化後の一定期間、特許報酬で補償する。 従って、発明者が特許報酬に必要以上に固執することは、特許制度 の精神に反する。 磁気共鳴画像装置(MRI)の原理を見つけて、2003年にノー ベル生理学医学賞を受けたポール・ローターバー先生は特許を一切 とらない方針だ。しかし、後追いした人が、自分の特許にしてしま うケースが現れた。先生の昔の口頭発表資料や研究ノートを探して いただき、対策したときもあった。受賞時の取材では、「MRIの 原理特許は出願費用にも値しないといわれた」と、ジョークを飛ば して受け流された。しかし本当は、「学術的な研究成果は人間の財 産であって、個人が儲(もう)けるべきでない」という信念から特許 をとらないのである。 キューリー夫妻もラジウムを発見した際に、分離精製法の特許があ るなら買いたいとの話がきて、夜を徹して夫婦で話しあった記録が ある。もし、大きな特許収入が得られるなら、その資金で研究所を 拡大し、より人々に役立つ研究ができる。その一方で、もし、ラジ ウムの分離精製技術を無償で開放したならば、ガンなどの放射線治 療などがすみやかに普及して、これまた人々の役に立つ。二者択一 に悩んだ揚げ句、結局、特許はとらなかった。それが、放射線治療 を急速に普及させる結果を生んだ。 産業界に軸足を置く自分は、4百数十件の特許を出願してきたが多 くの人々にお世話になった結果である。個人への特許報酬は地味な ものでよいと思う。 ●著作権(copyright)に対して、コピーレフト(copyleft)というこ とばがあります。著作権を保持したまま、二次的著作物も含めて、すべ ての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならないという考え 方です。1984年にフリーソフトウウェア財団を設立したリチャード・ ストールマンによって提唱されました。 「宇宙の根っこにつながる生きかた」http://tinyurl.com/ynt5yu 【 天外伺朗、サンマーク文庫、p57 】 リチャード・ストールマンという天才的なプログラマーがいて、ほ とんどのインターネット・エンジニアは彼のソフトを日常的に使っ ています。普通、「コピーライト」といって著作権を主張しますが、 彼は「ソフトは人類の共有財産である。誰もが改良でき、誰もがタ ダで使えるようにしなければならない」という考えから、コピーラ イトに対して「コピーレフト」権を主張し、著作権を放棄するとと もに、仲間のエンジニアたちにもコピーレフトをすすめています。 彼は自分のソフトを売れば億万長者になれるはずなのに、マサチュ ーセッツ工科大学のAIラボのエレベーターホールに住みついて、 身なりもかまわず、寄付だけで開発を進めています。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html ★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp) ★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/ ★ バックナンバーはこちら http://tinyurl.com/m4peab ★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


