2009/10/15
こころは超臨界 No.731「Nさんとの対話(44)」
【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】 ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f ) **************************************************************** 人間学を学ぶメールマガジン『 こころは超臨界 』 読者:364人 / 発行人:渡部天真 **************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 2009年10月15日 第731号「 Nさんとの対話(43) 」10 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★10シリーズ「Nさんとの対話」 バックナンバーはこちらから → http://tinyurl.com/2jvvjn 【詩国】今回はメールの交信のなかで真民先生の詩を参照 していますのでこちらは割愛致します。 ●「Nさんとの対話」は、2003年3月に始まります。左腕に血栓を 引き起こしたNさんが手術を受けるべく入院したときからのことです。 http://archive.mag2.com/0000208880/20081126060000001.html ●今回の交信のテーマは「守られて生きる」です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 06.10.14・Nさんへ 】守られて生きる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お墓参りができてよかったですね。お墓参りというと、こちらがしてあ げているように聞こえますけれど、これは決してそうではありません。 私は、なにか見えない力が作用して、お墓参りをさせていただいている のだ、というふうに考えます。 まさに仏さまの指がずっと背中を押し続けてくれたということです。そ の証拠に、田舎の有り難さと情の深さをトランクに詰め込んで帰ってこ れたというわけですよね。本当にありがたいことです。 お墓参りは、仏教の「無我」を私たちに教えてくれているのだ、と思い ます。人はいつでも誰かのお陰で生かされている。それは友人であり、 親戚一同であり、そしてすでに亡くなられた人々です。 縁には順縁もあれば、逆縁もあります。そう考えると、人の縁はいまこ の瞬間にも地球を埋め尽くすほどの水平の広がりを見せています。それ と同時に生命の38億年の歴史をもつらぬいて未来へつながる垂直の縁 でもあります。 人は、そうした縁のなかで生かされています。そんなことを考えていた ら、久しぶりに真民先生の詩の一節が浮かんできました。 「こおろぎ賛」 みんな眠っているが 家の上には 星々が光輝き 家のまわりには こおろぎたちが 一晩中鳴いている 守られて眠っていることを 知ってください こんなにも美しく 星々が光輝き こんなにも優しく虫たちが鳴いているのです 私たちは守られて生きている。お墓参りは私たちにこのことを思い起こ させてくれます。 ps. 母と息子は段々と親子の関係を逆転させていくように思います。母は赤 ん坊の私に子守唄を歌って聞かせてくれました。今度は母が私に親守唄 を歌ってくれとせがんでいるかのようです。残された歳月のなかで、私 はどんな親守唄を歌って聞かせることができるのか。まるで、母は息子 である私のことを試しているかのようです。それは「私を乗り越えて一 人前の男になってごらん」と言っているかのようです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 06.10.25・Nさんより 】Re: 守られて生きる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「守られて生きる」お話しをありがとうございました。 ごく自然な地球上の移り変わる姿を、いつのまにか「あたりまえ」と捉 え、その上自分が主役と思いつつ、意のままにならないと腹を立てる。 この浅はかな自分には本当に「バカモノ」と思えてなりません。 渡部さんに言われ、お墓参りに行けて良かったと改めて思います。 ところで先週の休みに、茨城県は潮来のホテルに家族で行ってきました。 カクテルとおいしい料理に満足していると、デザートのスプーンとフォ ークが私のだけ右側に片寄って置いてあるのに気づきました。 私だけ別な注文をしてしまったかと少々不安がありましたが、すぐに私 の身体を配慮してのことだと分かり、喜んで右手でデザートを楽しみ味 わいました。 家族も気づいたらしくおいしさが倍増した気分です。無言の中での気遣 いに、それだけの事で小旅行は成功気分になりました。 もっとも、帰る時にロビーの写真を見たら、そこは天皇陛下が利用され たホテルと知り、私への小さな気遣いの背景には洗練された歴史が有っ た事に気づいた次第です。・・・そして今、自分達は守られて生きてい る事に幸せを感じます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html ★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp) ★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/ ★ バックナンバーはこちら http://tinyurl.com/m4peab ★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


