2009/06/18
09.06.18 こころは超臨界 No.654「Nさんとの対話(28)」
【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】 ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f ) **************************************************************** 人間学を学ぶメールマガジン『 こころは超臨界 』 読者:328人 / 発行人:渡部天真 **************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 2009年6月18日 第654号「 Nさんとの対話(28) 」10 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★10シリーズ「Nさんとの対話」 バックナンバーはこちらから → http://tinyurl.com/2jvvjn 【詩国】 一途一心(いちずいっしん) 一途に生きているから 星が飛び 花が燃え 天地が躍動(やくどう)するのだ 雲が呼び 草が歌い 石が唸(うな)るのだ 一心に生きているから この手が合わされ 憎しみを 愛に変えることができるのだ 詩集「花ひらく 心ひらく 道ひらく」 【 http://tinyurl.com/6dm8wu (p158) 】 ★「詩国」は真民先生が賦算された 詩誌の名称からとりました。 ●「Nさんとの対話」は、2003年3月に始まります。左腕に血栓を 引き起こしたNさんが手術を受けるべく入院したときからのことです。 http://archive.mag2.com/0000208880/20081126060000001.html ●サクラの季節を背景にして、今回は日本と韓国の国花の違いを話題に にしてみました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 05.04.10・Nさんより 】 桜日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いつもe-mailありがとうございます。 昨日は本当に桜日?でしたね。 あの美しい花の色を桜自身は知っているのでしょうか? 私だけの為に咲いているような気さえする見事さです。 振り返れば、去年の4月から出勤を始めてちょうど1年が過ぎました。 家内の協力、渡部さんの応援e-mailが正直、私を動かせてくれました。 感謝いたします。 ただ、最後に岩田さんの訃報には戸惑いました。 岩田さんからのメッセージを読み返すと、今になってようやくその言葉 の重さが伝わってきました。つらい時には、つらい目に会った人の言葉 が心に伝わることを感じました。 少しでも、立ち話でも、お互いの状況を社内でおしゃべりできていたら と思うと悔いてなりません。岩田さんからのメッセージは大切に保存し ておきたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 05.04.19・Nさんへ 】 日本のサクラ、ムクゲの韓国 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ご無沙汰してる間に、桜前線は北上。タイムアンドタイドウエイトフォ ーノーマン。暖かい春の訪れをじっくり味わう暇もなく「夏日」などと いうことばまでが聞こえてきます。何事も無常と知りながらも、移り行 くスピードの目まぐるしさに圧倒されそうです。 サクラとともに散っていった岩田君も、無常です。人は死ぬことを百も 承知のうえで、それでもなお、身近な人の死を悼みます。それは故人と ともに生きた思い出が残るからです。私たちは、遺された人たちにどん な思い出を残すことができるでしょうか、そう思う気持ちを持つことこ そが、死ぬために生きる極意だよって、岩田君は私たちに語りかけてい るように思います。彼はいま、病気や苦しみのない天国で、安らかな時 を過ごしていることでしょう。ご冥福を願うばかりです。 潔く散るサクラが日本の国花であるならば、韓国では真夏に咲き続ける ムクゲの花が国花とされています。「『日本人と韓国人』なるほど事典」 (コリアンワークス、PHP文庫、p14)より、日本と韓国の国花の違い を紹介します。 「『日本人と韓国人』なるほど事典」http://tinyurl.com/nfvkj6 ●日本では死ぬことを「散る」という言葉で表す場合がある。例え ば「戦場に散った若い命」なんていうのがそうだ。 ●この言葉を聞いて誰もがイメージする花はサクラだろう。束の間 の美しさと潔い散り際は、死になぞられるほど日本人には印象深い らしい。 ●法律で定められてこそいないが、サクラは日本の国花である。パ スポートに図案化されたキクも国花とされるが、大多数の日本人に とって国花といえばやはりサクラだろう。 ●これに対して韓国の国花はムクゲ、韓国語では「無窮花」と書い て「ムグンファ」と読む。ムクゲは、日本でも庭木や生け垣でよく 見かけるポピュラーな花。淡紫、淡紅、白などの、鮮やかで大振り な花びらが特徴だ。 ●(中略) ●サクラは満開の花で春の到来を告げながら、暖かさが本格的とな る前にさっと散ってしまう。大木を覆う美しさもさることながら、 何より刹那(せつな)的で短い命が日本人に愛される所以(ゆえん) だ。 ●別な見方をすれば、日本人は咲く花より散る花を好んだといえる。 一瞬の美だからこそ、その切実な緊張感を精魂込めて愛するのだ。 これは日本人が好きな美学、「一期一会(いちごいちえ)」にも通ず るものだ。 ●一方、ムクゲの盛りは夏から秋にかけて。韓国では6月から10 月頃だ。「無窮花」という漢字名からも分かる通り、盛りの間は窮 することなく咲き続ける。花は朝咲いて夜しぼむのを繰り返し、一 つが落ちてもまたどんどん次の花が開いていく。数日ですべて散っ てしまうサクラとは、あまりに対照的だ。 ●一説では、ムクゲのこの「しぶとさ」が韓国人に愛される理由だ という。一夏を通じて咲き続ける生命力が彼らを惹きつけるのだ。 サクラの散り際が美しいのは、大木を覆いつくすほどに咲き誇った美し さがあるからこそ。ムクゲが長く咲き続けるのも、一つ一つの花の命が バトンタッチを繰り返しているからです。 「しぶとさ」が生命力にあふれて見えるのは、やはり散るために精一杯 咲く一つ一つの花の姿に感動するからだと思います。散ることだけが美 しいのではなく、咲き続けることだけがうつくしいのでもありません。 花は散るために咲くから美しいのです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html ★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp) ★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/ ★ バックナンバーはこちら http://tinyurl.com/36t5sw ★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ お読みいただきまして、ありがとうございます。



