今日から使える銀行取引&リスクマネジメント入門  RSSを登録する

地方銀行で10年間、融資渉外として約800件の案件をこなして来た、銀行取引アドバイスの専門家と中小企業支援専門行政書士が中小零細企業の必須科目「銀行取引」と「リスクマネジメント」の考え方を分かりやすく明快にお伝えします。

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2007/05/29

【今日から使える銀行取引&リスクマネジメント入門】第25号~信用保証協会~

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 『今日から使える銀行取引&リスクマネジメント入門』 〜 第25号 〜
 
  Presented by Recover Company`s Spirits Co.,Ltd  発行日:2007.05.29
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━━━このメルマガの内容 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


地域社会を支えている中小企業様にとって「銀行取引」と「リスクマネジメント」
はとても大切です。

この2つをうまくこなすか否かによりその事業の命運が左右されると言っても
過言ではないでしょう。

このメルマガでは、銀行取引アドバイスのプロである篠崎啓嗣と
行政書士の赤沼慎太郎が共同して「銀行取引」と「リスクマネジメント」の考え方を
誰でもわかるように、分かりやすくお伝えするメルマガです。


━━━ごあいさつ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガを購読してくださっている皆様、
こんにちは、RCSの篠崎です!


いつも御愛読して下さいまして、ありがとうございます!


今週も先週と同じく信用保証協会について解説していきます。


今後、中小零細企業にとって銀行、信用保証協会との付き合いかたは、
企業の行方を大きく左右する大事なものとなってきますので、
ぜひ、を参考にしてください。


それでは今週も、皆様にお役に立つ情報をお伝えして参りますので
どうぞ宜しくお願いします!


《篠崎 啓嗣》

== も く じ =========================== 

 1.信用保証協会


 2.編集後記


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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1.信用保証協会
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

突然ですが、みなさんは今までに信用保証協会に行った事はありますか?


おそらく殆どの人はないと思いますが、実は信用保証協会に自ら足を運ぶと
良いことがあります。


1.信用保証協会の保証課の担当と直接話をすることで、
  融資案件の話がスムーズに運ぶ。

2.返済が大変になった時に銀行よりも親身になってくれる。

3.新規開業の相談も乗ってくれる。


等のメリットがあります。以下、1〜3を具体的に説明していきます。


1.信用保証協会の保証課の担当と直接話をすることで、
  融資案件の話がスムーズに運ぶ。

ほとんどの場合、お客様は信用保証協会には行きません。
それは、融資の案件は第一に取引銀行に話をしてからと考えているでしょうし、
銀行も資金を提供しているのは銀行なのに先に信用保証協会に相談をする事は
一般的には順序が逆になるということで好みません。


しかし、信用保証協会は、取引先の訪問に対して実はウェルカムなのです。
前号でもお伝えしましたが、銀行の個人事業主・零細・小企業に対する
融資スタンスは信用保証協会付融資が基本です。


それは担保を入れていても同じです。


若干、財務の内容が良くても信用貸付では余程の理由が無い限り
対応してはくれません。


銀行は不良債権を抱えたくはありませんし、万が一、貸倒れが発生しても
信用保証協会付融資であれば、ある程度の時間があれば、元金は間違いなく
回収できます。


このように、銀行は何でも安易に信用保証協会付融資で対応してくるので、
最近は信用保証協会も銀行に対して疑心暗鬼になってきているようです。
(これは、私のお客様が信用保証協会に行った際に、信用保証協会の担当者が
漏らしていた話です。ちなみに3県の担当者が同じ事を言っていたようです。)


つまり銀行は、融資を実行した後、定期的にお客様を訪問して、
その企業の業況や資金繰り等の変化の観察をするような債権管理をきちんと
行っていないために、本来であれば信用保証協会が代位弁済しなくても済んだかも
知れない案件を銀行側がきちんと債権管理をしていなかったために代位弁済を
しているという事実があるのです。

※代位弁済とは簡単に言うと、融資を受けた企業がお客様が返済出来なくなって
信用保証協会が銀行に元金の残額を一括弁済する事を言います。


また、お客様も返済が厳しくなってくると銀行に対して申し訳ない気持ちが
出てくるし、外回りの担当者も業績の悪い取引先には中々足を運ぼうとは
思いません。


その結果、相互の距離が開いていき、本当にどうにかしなくてはと思ったときには
実は手遅れといった感じになってしまうのです。


ですから、基本的には、信用保証協会は取引先の訪問を歓迎しているので、
一度訪問してみれば、皆さんの「不安や悩み」も解決されるのではないでしょうか?




2.返済が大変になった時に銀行よりも親身になってくれる。

これについては意外と思うかもしれませんが、実は1の相談よりも2の相談の方が
信用保証協会は真摯に対応をしてくれます。


実際に私自身も1の相談の場合は、自分が一緒に銀行や信用保証協会に同行したら
銀行や信用保証協会からブローカーと勘違いされてしまうので、
まず同行はしませんが、2の場合には銀行や信用保証協会にも同行して自分の身分を
きちんと説明した上で同席をしています。


この場合は、銀行や信用保証協会もブローカーとは捉えないようです。
(実際にブローカーではないので「勘違いされない」という表現の方が適切では
ありますが・・・)


話が若干違う方向に行ってしまったので戻します。


返済が従来通り出来なくなる可能性があったり、近い将来に返済が出来なくなる
可能性がある場合に信用保証協会に相談に行けば、その対処療法は教えてくれます。


銀行に返済がきつくなる場合に相談をしても、まず次のようなことしか言いません。


「借りる時にはきちんと返済をするという約束で融資をしているので、
返済がきつくなったからと言っても困ります。」、と。


銀行は月超え延滞を3ヶ月した段階で信用保証協会にまずは事故報告を送ります。
その後3ヶ月して月越え延滞を6ヶ月した段階で代位弁済の請求を信用保証協会に
あげて債権回収をするだけです。


このように事務的に融資に保険(保証協会)を付けて何かあった場合は
信用保証協会から保険金(代位弁済)を貰えばいいという安易な考え方で融資を
だしているのです。
しかも銀行にとっての保険料である信用保証協会の保証料はお客様が支払っています。


しかし、信用保証協会の考え方は銀行とは逆です。
企業、事業は、そもそも人間と同じく生き物であり、いつ何が起こるかは分らない。


その中で個人事業主及び零細・小企業の資金調達の手助けをして、
返済の途中で不測の事態が起こった場合はその事案に対して適切な対応をしていく
といった考え方です。


お客様自身が返済出来なくなるような事態が想定出来るのであれば
返済が今まで通り出来なくなる旨を伝え、返済負担を軽減するとか融資の一本化を
して資金繰りの安定化を図ることが出来るのかどうか相談をしましょう。


ポイントは通常通りの返済をしている時に相談をする事です。


1回でも月越え延滞が始まると返済負担の軽減も資金繰り安定化のための一本化も
出来なくなる可能性が大きくなります。


信用保証協会の印象が悪くならないようにするのが一番です。




3.新規開業の相談も乗ってくれる。

このことも意外にも知られていないことかもしれません。


もちろん、まだ具体的に何も決まっていない段階で信用保証協会に起業の相談をしに
出向くのは正直ナンセンスかもしれません。


しかし、事業計画がまとまり、後は資金計画と事業開始後の1年間程度の
資金繰り予定のイメージが湧いて、書式に落とし込みが終わった段階で
相談に行けばある程度方向性は見えてくるでしょう。


もちろん、全ての信用保証協会がやっているとは限りませんが、
創業融資の相談コーナーを設けたり、特定の日を設定して相談会をしている
信用保証協会もあるので、皆さんのの対象地域の信用保証協会のサイトで
確認をしてみるのもいいかもしれません。




どうですか?
実は、信用保証協会というのはみなさんが考えているよりもはるかに
身近な存在なのです。


私も地方銀行に10年間勤務していた中で、お客様に信用保証協会に行かせた事は
実は一度もありませんでした。


しかしながら、私の場合は、融資先にあえて訪問する理由がなくても定期的に
訪問をして融資先企業の動向を肌で感じていました。


その何か感じる部分を大切にして、お客様からヒヤリングをして資金繰り安定化の
為の融資の提案をしたり、返済がきつくなると感じた場合はお客様に返済負担の
提案をして、信用保証協会に私が出向いて相談をよくしていました。


決して、銀行に在籍していた時の自分の行動が全て正しいとまでは思いませんが、
このような担当者が皆様の周りにいないのであれば、自分の身は自分の身で
守らなければなりません。


信用保証協会は、取引先の味方だという事は間違いないでしょう。


このメルマガの読者の中で相談の仕方が分からないとか、相談する時の詳細を
教えて貰いたいという読者がいるのであればドンドン相談をして下さい。


来週も引き続き信用保証協会について解説していきます。


題目は「今しかない!この制度保証を有効活用しましょう・・・」です。


《原文作成:篠崎 啓嗣》
《編集:赤沼 慎太郎》


信用保証協会に関する相談は、いつでも受け付けております。
融資に関してや、返済に関しての相談をしたい方はこちらにご連絡下さい!

⇒ info@r-cs.net

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  2.編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最後までお読みいただきありがとうございました。
第25回目も引き続き「信用保証協会」についての内容でしたが
いかがだったでしょうか?


我々、RCSでは、
信用保証協会について、企業経営者が知っておいたほうが良い、
いや、知っておくべき情報を可能な限りお伝えしていきます。


皆様のお役に立てる情報を配信していきますので、
これからもどうぞ宜しくお願い致します!


それでは、皆さん次回も宜しくお願い致します!


《赤沼 慎太郎》

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