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2007/02/28

チネチッタ高知【瓦版】3月号

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チ|ネ|チ|ッ|タ|高|知|【瓦版】 2007年3月号
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                            2007/02/28  vol.8

        月刊 高知のオフシアター上映情報



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 ●毎月25日に発行(できたらな〜)
 ●配信解除はこちらから
  http://homepage1.nifty.com/cc-kochi/kawara/kb.html

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[もくじ]
 1・・・・好きな映画を高知で観る!スクリーンで観る!
 2・・・・2006年のオフシアターベストテン選考結果
 3・・・・2006年のベストキャラクター発表
 4・・・・3月のオフシアター上映
 5・・・・連載☆映画、時空旅行(5)

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■1.好きな映画を高知で観る!スクリーンで観る!
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 高知県立図書館の企画で、「高知で活動中の自主上映6団体」+「あた
ご劇場」+「四国文映社」の活動をパネルで紹介しています。

 各代表者のプロフィールとして、映画の魅力、好きな映画・俳優・監督、
団体の今後の活動の抱負などを語っているとのこと。また、上映作品のラ
インナップも展示されるということですので、それぞれの団体の個性がわ
かるのではないかと思います。

 同じフロアーで図書館所蔵本による「映画の原作を読む Vol.3」
も同時開催。

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期 間: 2月27日(火)〜3月29日(木)
場 所: 高知県立図書館1階
入場料: 無料
主 催: 高知県立図書館
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●2月27日(火)〜3月4日(日)
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 ☆NPOこうちコミュニティシネマ
  「映画と本とこどもたち」こうちコミュニティシネマ展

 ☆中国映画をみる会
  映画で日中友好の架け橋を

●3月6日(火)〜11日(日)
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 ☆四国文映社
  文化の過疎をつくらない

 ☆とさりゅうピクチャーズ
  みんなでつくる 映画サークル!!

●3月13日(火)〜18日(日)
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 ☆シネマ・サンライズ
  映画の心を花束に

 ☆ムービー・ジャンキー
  柔軟頑固(←某政党かい)!いちいち説明しなくても分かる人には分
 かる指向性

●3月30日(火)〜29日(木)
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 ☆あたご劇場
  街角のシネマパラダイス

 ☆クラブ旭ワンコイン上映会
  ワンコインの500円で映画が観られる


高知県立図書館(企画展の情報は2月27日現在載っていません。休館日
等の確認ができます。)
http://www.kochinet.ed.jp/pref-lib/index.html


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■2.2006年のオフシアターベストテン選考会
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 2月4日(日)、朝日新聞高知総局にて、参加者19名の3時間半に及
ぶ熱い討議(?)の末に2006年のオフシアターベストテンが選ばれま
した。
 下記のURLでは、ベストテン作品はもちろん、選考会の模様などが記
事になっております。
 なお、日本映画第1位『狼少女』と外国映画第1位の『歓びを歌にのせ
て』は、おまけの1本『カポーティ』(高知未公開作品)と合わせて4月
14日(土)、15日(日)に高知県立美術館ホールでアンコール上映さ
れる予定です。いずれも無料の3本立です。
 高知の映画ファンの皆さん、4月14、15日は予定を空けておきまし
ょうね〜!

オフシアター・ベスト10上映会 (02/22) 朝日新聞サイトより
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000120702220001


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■3.2006年のベストキャラクター決定
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 チネチッタ高知で募集していた2006年のベストキャラクターの投票
結果を下記のURLで発表しました。
 掲示板では1票も入らなかった印象深いキャラクター『デスノート』の
エル(松山ケンイチ)が話題になりました。「ひょっとこお面で賞」を差
し上げたいと思います。
 また、掲示板でも話題にならなかった『フラガール』 の平山まどか( 
松雪泰子)センセイには「男風呂に乗込んだで賞」を差し上げたいです。

2006年ベスト・キャラクター結果発表
http://homepage1.nifty.com/cc-kochi/special/2006bestc.html


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■4.3月のオフシアター上映
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<<レバノン映画上映会>>

日時:3月9日(金)14:00/18:30
   (2回上映、入場料500円)
場所:高知県立美術館ホール
主催:高知県立美術館
公式:http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/rabih/text.html#eiga

★FaceA/FaceB
(監督:ラビア・ムルエ/レバノン/2002年/約10分)

★Bir-rouh bid-damm 魂と血をもって
(監督:ラビア・ムルエ/レバノン/2003年/約11分)

★愛しきベイルート/アラブの歌姫
(監督:ジャック・ジャンセン/オランダ/2003年/80分)

★ラミアの白い凧
(監督:ランダ・シャッハール・サッバーグ/レバノン/2003年/
80分)


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★麦の穂をゆらす風
(監督:ケン・ローチ/イギリス、アイルランド、ドイツ、イタリア、ス
ペイン/2006年/126分)
公式:http://www.muginoho.jp/

日時:3月15日(木)14:00/16:30/19:00
場所:高知県立美術館ホール
主催:シネマ・サンライズ

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★かもめ食堂
(監督:荻上直子/日本/2005年/102分)
公式:http://www.kamome-movie.com/

日時:3月20日(火)  13:30/19:00
   3月21日(水・祝)10:00/14:00
場所:高知市立自由民権記念館 民権ホール
主催:とさりゅう・ピクチャーズ

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<<特別無料上映会>>

上映予定作品
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◆佐々木友紀 『タイトル未定』
◆小倉りさ  『JUMP‐IN1』他
◆東崎曜子  『タイトル未定』
◆第二夫人  『竹やぶ遊び』
◆吉松亮子  『髪切り』
公式:http://www.alles.or.jp/~kae74/one/index.html

日時:3月24日(土)午後
   3月25日(日)午後
場所:高知県立図書館
主催:クラブ旭ワンコイン上映会

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★太陽
(監督:アレクサンドル・ソクーロフ/ロシア、イタリア、フランス、ス
イス/2005年/115分)
公式:http://taiyo-movie.com/

日時:3月29日(木)
   13:20/15:25/17:30/19:35
場所:県民文化ホール(グリーン)
主催:こうちコミュニティシネマ

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■5.連載☆映画、時空旅行(5)
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 1月に自主上映された『プルートで朝食を』は、パトリック(キリア
ン・マーフィー)が、自分自身を物語の主人公キトゥンに見立てて辛い人
生を前向きに歩んでいくお話でした。「キトゥンに未来はあるのかしら
(ハッピーエンドの可能性は残されているはずよ)」と物語にしてしまえ
ば、辛い出来事も乗り越えられるというわけです。

 彼女(彼?)がアイルランド出身だということは重要で、物語に大きな
影響を及ぼしています。IRAの活動に協力していた幼なじみを埋葬する
シーンで、風が麦畑をザーッとなでていくカットなどもアイルランド絡み
の最たるもので、このワンカットを見たとき、私は鳥肌が立ちました。

 というのも、3月15日に上映される『麦の穂をゆらす風』(キリア
ン・マーフィー主演)を一足先に見ていたせいで、そのワンカットの意味
するものがよくわかったからです。
 厳密に言うと『麦の穂をゆらす風』のパンフレットで、映画のタイトル
になった歌の歌詞を読んでいたからわかったのですが。(このパンフレッ
トは買いです。歌詞、アイルランド年表、スタッフ及び主演俳優のコメン
トなど素晴らしい充実ぶり!もちろん、映画も傑作です。ケン・ローチ監
督作品としては、スペインの内戦に義勇軍として参加した人物を描いた
『大地と自由』に匹敵するスケール感。『大地と自由』よりハードで重い
ですが、どの登場人物も好きになれる人間好きケンちゃんの面目躍如たる
後味です。)


 そんなわけで、『プルートで朝食を』から『麦の穂をゆらす風』までの
間にどうしてもアイルランドに行かねばならぬと思い・・・・、行ってき
ました。1920年前後のアイルランドへ。


 『マイケル・コリンズ』では、のっけから大変。1916年のダブリン
での武装蜂起から始まります。その後、コリンズ(リーアム・ニーソン)
は、当局に顔を知られていないリーダーとしてイギリス側の要人を次々と
暗殺。若者に実行させておりました。
 1921年の停戦時にイギリスと交渉し、自治は認められるものの独立
は出来ないという条約を締結します。独立できないことはわかっていたの
で、交渉に当たったコリンズは貧乏くじを引いたという風に描かれていま
した。
 内戦の原因となった条約ですが、作品の趣旨は妥協もやむなしというも
ので、イギリスとの交渉にまで持ち込んだコリンズの手腕及び人となりを
称えているようです。
 それにしても、武力衝突、白昼の暗殺など、街中で行われるわけで、一
般市民も影ながら協力したり、巻き込まれたり、戦争中は気の休まる暇が
ありません。
 内戦となってから、いっしょに戦ってきたデヴァレラ(アラン・リック
マン)や兄弟分(エイダン・クイン)と敵味方になるところが涙です。恋
人(ジュリア・ロバーツ)はいなくてもよかったような(^_^;。ともあれ、
みんな渦中の人といった感じでした。


 時を同じくしても所変われば戦争中といってものんびりしたものでして、
あろうことが敵のイギリス軍将校と不倫の仲になった女性がおりました。

 『ライアンの娘』ロージー(サラ・マイルズ)は、チャールズ(ロバー
ト・ミッチャム)と結婚していましたが、ランドルフ(クリストファー・
ジョーンズ)と恋に落ちてしまったのですねー。確かにこの将校さん、影
のある二枚目です。前線で身も心も傷ついて、PTSD(心的外傷後スト
レス障害)の症状がでるところが痛ましくも、妙にそそられる色っぽさ
(いや〜ん)。安定・安心が持ち味のチャールズを放って、暗い情熱の浪
漫派将校に走るのは無理もありません。

 赴任してきたランドルフを迎えた部下のいうことに「特に仕事もなく散
歩の時間はたっぷり取れる」ような田舎ですが、アイルランド独立運動の
影響はやはりありました。
 活動家が村の沖合いで、ドイツ軍から調達してきた武器を運んでいたと
ころ嵐に遭い、武器が流されてしまうのです。大荒れの海岸、村人総出で
漂着した武器を拾う(というか捕まえる)シーンは大スペクタクルでした。
 また、ロージーの父親ライアンは、活動家が武器を拾いに来たことをイ
ギリス軍に密告します。パブを営んでおり、娘を「プリンセス」と呼んで
可愛がり、白馬をプレゼントするような裕福な人ゆえ、現体制(イギリス
の支配下)であった方が好都合ということなのでしょう。
 (イギリスがドイツと戦争していた時期と、アイルランドの独立運動が
重なるのは、1916〜18年らしいです。敵の敵は味方というわけで、
ドイツから武器を調達できたのでしょうか。『マイケル・コリンズ』でも
『麦の穂をゆらす風』でも武器の調達は、警察署みたいなところを襲撃し
ていたので、これは新情報だと思いながら見ておりました。)

 田舎でのんびりしていても、人々の偏狭さというものは都会以上かもし
れません。イギリス軍将校と不倫をしていたことから、ロージーは密告者
だと決めつけられ断罪されます。
 神父さん(トレヴァー・ハワード)がいなかったらどうなっていたやら。
村を出て行くロージーとチャールズを見送るのは、知的障害のある聾者マ
イケル(ジョン・ミルズ)と神父さんだけですが、希望があるラストです。
二人は独立運動の渦中の町に向かっているわけで、『マイケル・コリン
ズ』を見ていると前途多難と思うわけですが(笑)。

 それにしても、公開当時は酷評されたと言うのが驚きです。確かに、お
話はメロドラマですが、映画はお話だけではありません。主なロケーショ
ンはアイルランドとのことで、その自然を雄大に美しくスクリーンに収め
たのは手柄でありこそすれ、酷評の対象となるのはオカシイと思います。
 そのうえ、登場人物の心の動きや物語の山場などに自然の描写が生かさ
れています。音楽の使い方は古臭いと思いましたが、映像で物語る堂々と
した作品です。
 『ライアンの娘』を見て、実際にアイルランドへ行ってみたくなりまし
た。だけど、映像マジックがありますからねぇ。『ライアンの娘』はイタ
リアやギリシャの海のようにカラッとしています。湿気を帯びた風景が美
しい『麦の穂をゆらす風』の方が実際のアイルランドに近いのではないか
と踏んでおります。


★プルートで朝食を
 (監督:ニール・ジョーダン/イギリス/2005年/127分)
★マイケル・コリンズ
 (監督: ニール・ジョーダン/アメリカ/1996年/133分)
★ライアンの娘
 (監督:デヴィッド・リーン/イギリス/1970年/195分)

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自主上映カレンダー
http://homepage1.nifty.com/cc-kochi/calendar/calendar.html

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【発行】チネチッタ高知
       http://homepage1.nifty.com/cc-kochi/
【編集】お茶屋
【連絡】cc-kochi@nifty.ne.jp
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    マガジン名 :チネチッタ高知【瓦版】
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