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2007/12/24

【信頼されるSEへの道 第35号】ITアーキテクトサミット 2007 Winter(1)

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 こんにちは、MICK です。

 ご無沙汰してます。またまた、久々の発行になってしまいました。
 もうすぐ 2008年です。

 さて、今回は『ITアーキテクトサミット 2007 Winter』から、感じたこと
 などをピックアップしてお届けしたいと思います。

 特に今年のカンファレンスの内容で感じたのは、理想と現実のギャップ、
 そしてその中でも特にそのような状況の中で、本当に役立つ人材教育に
 力を入れている企業が増えていることでした。

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【信頼されるSEへの道 第35号】ITアーキテクトサミット 2007 Winter(1)

●SOA はどこに行く?

 SOA それもしっかりした基本設計を行い、企業全体でシステム統治を行い、
 実装していこうという計画が CIO やマネジメント幹部から立ち上げられます。

 ただし、あまりに見事に設計がしっかりして、制約やかさばる開発コストで、
 現場は機動力を失い、現実問題として全てのシステムを SOA で開発するのを
 断念する企業が多いようです。

 逆にこの方針を貫いて実施し続ける企業の方が少数派だそうです。
 中には、ほんの一握りという言い方をされる方もいらっしゃいました。

 ただ、WebサービスやWDSLなどを実装したものを SOA という言い方をする
 ベンダーが多いのですが、もともと SOA(Service Oriented Architecture)
 という意味では、接続方式や個々の仕組の定義は含まれていません。

 つまり、SOAのもともとの定義はコンセプトであり、二重投資を避け、
 レガシーシステムなどの負の遺産や、他システムとの接続性や再利用性を
 上げるために考えられたコンセプトとしています。

 それは柔軟で統合容易、共用可能なサービスの提供という意味の定義であり、
 必ずしも技術に対しては、それほどフォーカスされていなかったと説明されて
 いました。

 ソフトウェアプロセスエンジニアリング株式会社 岡 大勝氏が、6、7年前の
 「再利用性の向上」「生産性の向上」などオブジェクト指向に求めたものを
 同じように求めている、歴史は繰り返すのか?と指摘されています。

 そうしていつの間にか、十分なリスクやコストを意識しないまま、
 SOA導入 = 魔法の杖のように使われるようになった気がします。

 それも格好のいい、ベンダーが儲けやすい SOA を導入するように持って
 いかれることが多くなってしまった気がします。


●ビジネスありきで、システムありきではない

 たしかに、システムが企業価値にアドバンテージをもたらすことは確かです。

 ただ、本来はビジネスの要求を果たすためのシステムが足かせになり、
 企業の力や機動力を妨げてしまっていないでしょうか?

 コストや拡張性、システム規模に合わせて背伸びをせずに、それぞれ利に
 かなったシステムを導入すればいいのですが、何でもかんでも SOA
 ひとくくりみたいな提案はどうか?と思うわけです。

 ベンダーのシステム提案を鵜呑みにした場合、たしかにうまく行く場合も
 ありますが、失敗しているケースが多いと感じます。
 先ほどの岡氏も同様のことをおっしゃっていました。


●終わりに

 今回は「ITアーキテクトサミット 2007 Winter(1)」と題して、現在の
 トレンドの問題点や現状について簡単に考えてみました。

 ただ、現場の多くの技術者の方はすでにそれらのことに気づいており、次の
 方法論や解決策を探している方もたくさんいらっしゃいます。

 技術が移り変わる時期は、失敗や反対が多く、動きにくいものです。
 だからといって、チャレンジしないと言うわけにもいきません。

 信頼されるITスペシャリストとしては、良い面、悪い面の両方を認識して、
 顧客にも正直に、誠実に対応していきたいものです。

 くれぐれも「そんなこと知らなかった、聞いていない」などとお客さんに
 言わせることのないようにしたいものです。

 次回も同じく「ITアーキテクトサミット 2007 Winter」より、IBMを初めと
 する人材教育の話が出ていましたので、紹介したいと思います。


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