2009/11/13
インドネシア雑感記第3弾 Vol.9
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インドネシア雑感記 第3弾 : 希多 いくと
Vol.9 2009.11.13(毎週金曜夜配信)
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インドネシアの自然、土地、食べ物、生活、社会などを、エッセイ風の雑感記
として、メルマガにて紹介します。当国のご理解に役立てれば幸いです。
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皆さん、こんばんは。
今日は《1.いつまで続く異常気象から1.9.》をお送りします。
1.9.ごみ問題は個人のモラルで解消できるか 2004.11.26
東京の千代田区等に続いて、「札幌市でも『歩きタバコポイ捨て条例案』を
市議会に提出する」という記事が、11月23日付けの日経朝刊に載っていた。
この対応はやや遅きに失すると思われるが、わが多摩市でも早急に条例可決、
実施してもらいたいものだ。
ただし歩きタバコだけではだめである。市内の植え込みや路上に限らず、駅
の構内やあらゆる所にごみが散乱している実態を見ると、ごみのぽい捨て条例
も作って欲しいと願っている。
近年、腰を下ろす場所があれば他人の迷惑も考えずに座り込む風習が、若者
から果ては年寄りにいたるまで定着してしまった感がある。特にひどいのは、
コンビニなどで買い求めた缶ジュースやパンを路上等に座って食し、ゴミはそ
の場に放置する、といった光景がよく見受けられることだ。
このような現状にあっては、個人の美意識にかかるモラルというものは、完
全に失墜してしまったと言えよう。
もちろん、それを片付ける人がいるのも確かである。個人的に行う人には全
く頭が下がる思いがするが、仕事柄きれいにする人もいるので、放置する方は
「誰かが片付けてくれる」という感覚があるのだろう。
ところで、ぼくのインドネシア料理店の真ん前はバスの停留所で、一時期ゴ
ミの多さ、散らかり放題に、大家さんの方からバス会社に清掃を依頼してもら
ったことがあった。もちろん利用客の捨てるごみである。
その時の返事は、なんと「バス停を掃除する義務はバス会社にはない」とい
うもの。このバス会社は、何を考えてこんな理不尽なことが言えるのか。
このバス停、そもそも二つのバス会社が乗り入れているが、バスの利用客に
気持ちよく利用してもらおうという理念はないのかな。交代で時々清掃するの
が当然と思うんだけど・・・。
「バス停を作るときに、住人で清掃をする規定がある」とか何とか理由を述べ
てたらしいが、自分たちのお客様に気分よく利用してもらおうなんて気はさら
さらないようだ。こうなると企業は地に堕ちたも同然、モラルの低下以前の根
本的な改革が必要だなと思ってしまう。
その後ぼくの方から直接電話を入れると、時々見回りに来てちょっと片付け
て行くようになったのはせめてもの救いである。
話は戻るが、個人のモラルでゴミを捨てない、街を汚さない、ということが
可能であろうか、という問題が出てくる。これについては、ぼくはかなり悲観
的な見方だ。
このゴミ問題、世界に目を向けると、シンガポールではかなり前からゴミポ
イ捨て禁止条例が法律で定められており、これを犯した者には高額の罰金が科
せられている。そのためか、人の多いオーチャド通りなどでもゴミの全く見ら
れないきれいな街路が保たれている。
しかし、これには「作られた街」というイメージがなきにしもあらずだが、
観光客の多いこの国では、きれいな街のイメージは大切である。
これに遅れて、インドネシアの首都ジャカルタでもゴミポイ捨て禁止条例が
施行されている。そのためか、近年のジャカルタの街中は意外にきれいである。
罰金制度を設けなければきれいな街にならない、というのは悲しい現実であ
るが、多摩市をはじめ日本中の自治体がゴミのポイ捨て条例を実施するのがベ
ストであろう。
全国の自治体と書いたが、今朝のフジTVのニュースでは、国がその条例を
検討する、とか言っていたが、歩きタバコ、しかも混雑時に限定されるこの条
例、実施してもあまりごみの減量効果は出ないと思われる。
混雑した人ごみ、とはどういう基準なのか。人の少ない場所ではいくらでも
吸殻を捨てて良いのか、というとそんなことはない。
さらには、タバコに限らず、ゴミ全体に対象を拡大するのが早急の案件と思
うが、皆さんの町のゴミ対策はいかが?
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【後記】
ここ2,3日は例年の秋晴れとは程遠いぐずぐずした天気が続いていますね。
こんなに雨ばかりだと洗濯物が乾かずに、家の中を干し物が占拠しています。
でも今日は大雨の予報にもかかわらずまだ降り出していません。このまま予
報が外れればいいですね。
気温の方も帰国時にはかなり冷え込んでいましたが、例年に戻り一安心。昨
日辺りちょっと寒くなりましたが、また来週から再渡航。暑いジャカルタ生活
の1ヶ月が待っています。
ジャカルタはほぼ雨季の走りの季節。先日10月下旬の頃でも時々スコール
がありました。そしてこれからが果物の季節本番。今月初めに帰国する時には
マンゴーmanggaがたくさん出回っていましたね。
マンゴーの季節は年に2度やってきて、たぶんこれから2ヶ月ほどが旬では
ないでしょうか。この間はインドネシア特有の緑色をした大きなマンゴーを何
度か買いましたが、別の種類も試してみました。
確かハニー何とかとか、完熟のとても甘―いマンゴーでおいしかったですね。
ホテルの朝食のバイキングではマンゴーはまずないので、自分で買い込み冷蔵
庫に保管して食べることにしています。(スイカsemangka・パイナップルnanas・
パパイヤpapaya・オレンジjerukなどはいつでもある)
このマンゴー、すでにご存知かと思いますが、皮を剥いてかぶりついたらさ
あ大変。よほど皮膚の丈夫な方でも注意が必要です。翌日以降の唇にむずがゆ
さを覚えるでしょう。何しろ、ウルシ科の植物なので、食べ方には十分注意し
てください。
ぼくの奥様はこのマンゴーをほんとに上手に剥きます。日本人と違い、手前
ではなく向こう側に皮を剥くのは、インドネシア女性の習性です。
この平べったいマンゴーをこともなくサイコロ状の食べやすい大きさにして
しまいます。ぼくはというと、何しろ形や中の種が平べったいので剥きづらく、
さらに果肉がかなりの繊維質ということもあり、いつも悪戦苦闘しています。
インドネシアでマンゴーを買う機会がありましたら、ぜひ皮むきに挑戦して
みてください。
そう、すでにドリアンdurianはスーパーでラップに包まれて売られています
が、ホテル持ち込み禁止という大命題が残っています。
そうか、今度は帰りがけの広場のベンチで食べて来ようかな。いややっぱり、
ゆっくり味わって食べたいよなあ、なんて今考えています。
では、また来週をお楽しみに。
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