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対日感情の極めて良好なインドネシア。そこにある大自然、土地、食べ物から人々の暮らしまで、諸々を綴った雑感記です。楽しいインドネシア事情を知りたい方に。

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2008/03/07

インドネシア雑感記第2弾 Vol.4

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  インドネシア雑感記 第2弾 : 希多 いくと
     Vol.4  2008.3.7(毎週金曜夜配信)
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インドネシアの自然、土地、食べ物、生活、社会などを、エッセイ風の雑感記
として、メルマガにて紹介します。当国の理解に役立てれば幸いです。
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皆さん、こんばんは。
今日は《1.インドネシア・スラバヤにて、から1.4.》をお送りします。


1.4.ワールドカップ 2002.06.15

 2002年6月、日本はワールドカップFIFAで初勝利をおさめると、一次予
選リーグを2勝1分けとトップで通過。決勝トーナメントに駒を進めました。
 こんなに日本が沸き返るのは、東京オリンピック以来でしょうか。この熱い
雰囲気を日本で味わうことができないのは残念です。
 ぼくは4年ぶりのこのFIFA大会を、前大会に引き続きインドネシアでテレビ
観戦中なのです。

 幸いにもこの国はサッカーとボクシングの世界戦は、必ずと言っていいほど
実況中継があります。
 先週も、タイソンが血まみれになってリングに沈む映像を胸がすく思いで見
たのですが、ライセンスを剥奪されながらここまであがってこれるのも不思議
です。
 やはり、チャンピオンは強さと共に紳士でなければいけない。タイソンごと
きはホリフィールドの耳を食いちぎったり会見で暴れたりと、スポーツマンの
隅っこにも置けない輩なのです(ボクシングに興味のない方、ごめんなさい)。

 ところで、このワールドカップもRCIテレビ(インドネシアの民放TV)
の独占全試合中継があり、そのほとんどが生中継というハラハラドキドキの世
界です。
 結果がわかっている試合を見るほど、つまらないものはありません。ほんの
一瞬先の事もわからないから面白いんですね。特にサッカーはほんの10秒で
1点が入ります。

 こちらのテレビのコマーシャルにとても面白いのがあります。
「いつインドネシアはワールドカップにいけるのかなー」と溜息をつく若いサ
ッカー選手。
 彼が有名選手のポスターめがけてボールを蹴ると、ポスターにあたった瞬間
ボールもろ共サッカー球技場の中に入り込む。そしてその選手とサッカーを楽
しんだ後ポスターからはじき出され、悠然とドリンクを飲む−というCMです。
 もちろんスポンサーの健康飲料ですが、ユニークでいいなと感心しています。

「インドネシアはいつワールドカップに行けるか」
 この国でもサッカーのプロリーグがあることを考えると、12年後くらいが
目処かなと思います。
 それには、日本でも海外に修行に行った選手からサッカーブームが始まった
ように、そのような海外で通用する選手が1人・2人と出ることが先決でしょ
う。残念ながらプロリーグの誰一人も知らないので、そんな選手がいるかどう
かわかりません。
 単身ブラジルに渡った「三浦和良」のような選手がとにかく一人でも出てく
ることに期待したいですね。

 ところでぼくは、日本人の心はバラバラなのではないかとずーっと感じてき
ました。
 大作家の五木寛之氏は、
「いま、この平和な時代に、われわれはばらばらである。孤立して生きている。
…(略)」
「たとえばサッカーだとか、…こういうものに熱中する人びとを見ていて感じ
るのは、人間というのは多数の人間との一体感を求めて生きている」
 このように著書『大河の一滴』の中で表現しています。
 今まさにワールドカップを見ていて感じるのはこのことであって、日本が一
つにまとまっているのではないか、とぼくも強く期待しているのです。

 また、五木氏が指摘する
「生きている喜びとは、時代全体が高揚しているとき、その時代に自分も一緒
に蒔き込まれていく快感、あるいは興奮ではないか」
とは、実に的を射た表現ですね。
 何かあった時、例えば有事の時など、日本人が一つにまとまるということが
できないのでは、とこれまでは憂慮していました。
 しかし、ワールドカップの観衆を見て「そんな事もないだろう、なかなかど
うして…」と思っています。
 今まさに試合が行われているこの時、日本人としての「一体感」を海外にい
て感じます。


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【後記】
 3人乗りの自転車を全面禁止しようとしている矢先に、子供を抱える母親た
ちから反対の声が上がり、急きょ見直しを始めたそうです。
 当の母親たちにとってはかなり重要なことで、二人いる子供の一人を家に置
いておけない、という深刻な悩みは当然でしょう。

 見直し案は、安全な自転車が開発されるのを待つ、ということのようですが、
とても難しいことですね。もちろん新しい自転車は新機能つきですから当然高
価になる。それを買える人がたくさんいるとは考えられません。
 中でもおもしろいのはインドネシアのベチャそっくりの自転車。さすがに前
は二人乗りではなく一人ですが、交通渋滞の元凶で本場の都会では消えつつあ
る乗り物です。

 どうしてこの国ではあらゆることがバラバラに進むのでしょうか。ひとりで
も多くの子供が欲しい時期に、二人の子供を乗せる自転車が禁止なんて、少子
化対策に逆行する法律ですよね。
 確かに危険なことはわかりますが、一日のうちのある時間帯をクルマを乗り
入れ禁止の道路を指定するとかで、対処できないんでしょうか。
 他にも何かいいアイデアがあると思うのですが。もう少し柔らかな頭の人た
ちに行政を預かって欲しいですね。

 では、また来週をお楽しみに。

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