2009/12/31
國會新聞編集次長の未掲載記事とニュース解説
***************************** みなさんこんにちは 宇田川です ご感想・情報もお待ちしております。 連絡先は、このページの最後に記載してあります。 よろしくお願いします。 それでは、メールマガジンをお楽しみください。 ***************************** 毎年恒例2009年10大ニュース もうこの時期かと思う。今年も早かったような、それでも様々あったような、そんな一年であった。 そこで、毎年恒例の10大ニュースを見てみたい。また今年も、読売新聞社のホームページから無断で借用する。 差し支えがある場合は、思う氏でくださいますようお願いいたします。 <国内> 1 衆院選で民主308議席の圧勝、歴史的政権交代で鳩山内閣発足 2 日本でも新型インフルエンザ流行 3 「裁判員制度」スタート 4 日本がWBC連覇 5 酒井法子容疑者、覚せい剤所持で逮捕 6 天皇陛下即位20年 7 高速道「上限1000円」スタート 8 イチロー選手が大リーグ史上初の9年連続200安打 9 巨人が7年ぶり21度目日本一 10 「足利事件」の菅家さん釈放 DNA鑑定に誤り <海外> 1 新型インフルエンザ大流行、世界で死者相次ぐ 2 オバマ米大統領が就任 3 マイケル・ジャクソンさん急死 4 米GM、クライスラーが相次ぎ経営破綻 5 ノーベル平和賞にオバマ大統領 6 北朝鮮が弾道ミサイル発射 7 韓国で射撃場火災、日本人客10人死亡 8 中国新疆ウイグル自治区で暴動、197人死亡 9 南太平洋、スマトラで大地震相次ぐ 10 世界陸上、ボルト選手が3冠 さて、国内のニュースから見ると、例年に比べて明るいニュースが多い事に気づく。 新聞で言う社会面の記事が、インフルエンザ(2位)、覚醒剤(5位)、足利事件再審(10位)と三つしかない。 それに比べてスポーツのニュースが多い。 事に、一時斜陽とまで言われた野球の話題ががんばっている。 WBCもイチローも日本の野球が世界で活躍しているという話だ。 ベースボールと野球が違うといわれ、日本の野球は通用しないと言われていた。 しかし、近年、アメリカメジャーリーグがレベルが落ちたという指摘もあるが、日本が差が少なくなった。 私が学生時代、ヤクルトスワローズに「ホーナー」という現役メジャーリーガーが入団した。 入団早々、ホームランを量産連発し、「満塁でも敬遠」という噂まで出てきたのだ。 このとき、球団の所有会社であるヤクルトの株価も高騰し、ホーナー効果という単語まで出てきたのである。 しかし、その都市も翌年もヤクルトは優勝できていない。 残念ながらメジャーリーガー一人ではチームを優勝させることはできなかったのである。 そのうち、ホーナーの成績も下降し、ホームランを量産できなくなった。 日本人投手がホーナーの弱点を徹底的に攻めたため、ホーナーも打てなくなってきたのだ。 日本人は、データとそれに基づく訓練とでチーム全体が問題に対処する。 技と技の争いであり、匠が勝利する。アメリカは、まさに力と力の対決だ。 相手がどうあっても真ん中で勝負する。 今回の野球のイチロー選手もWBCも、いずれも技が力を制した例であろう。 逆に、力であれば、年齢とともに衰えが出てくるが、技は時間とともに円熟味を増す。 イチローの記録などは、まさにそのことを教えてくれるのではないだろうか。 現在メジャーリーグは30球団有るが、その多くの専守を越え記録を作るというのは、実にすばらしい。 そのアメリカとうまく言っていない政権を作ったのが日本だ。 一位はやはり政権交代だと言うことになるが、その後の迷走は、あまりにもお粗末だ。 来年首相交代など、今までと同じ轍を踏むのではないかと思う。 そのアメリカでは、<海外編>でいくつかの「政権交代」が行われた。 2位のオバマ大統領は解説の必要はない。 日本と同じ政権交代だ。 日本でもオバマ大統領の演説集がよく売れた。 小泉元首相、鳩山首相と同じ「スローガン」「わかりやすい」「リスクを言わない」の三拍子だ。 小泉元首相は、郵政選挙を行いその際に離党者を多数出しながらその矛盾を解決した。 自民党という政党を分裂させても、政権公約を断行したのだ。 一方、オバマ大統領と鳩山首相という日米の現在の指導者は、そのようにできていない。 わかりやすい、単語と耳障りのよい公約、安易な単語では、価値観が多様化した国民の要望に応えることはできない。 政治のことは、今日は辞めておく。 新年早々、また政治に関することを多数書かなければならないからだ。 年末くらい、政治でないことで終わりたい。すでに仕事納めも終わっているのだ。 さて、オバマ以外にも「政権交代」が行われた。 一つは避けようがない事実の中での「交代」だ。 「キング・オブ・ポップ」と言われたマイケル・ジャクソンの急死である。 毎年10大ニュースについて書いているが、個人の死が10大ニュースになるのは珍しい。 それだけ、マイケル・ジャクソンが作り出した音楽の与える影響は大きかったということだ。 下手な政治家よりもずっと多くの人にメッセージを伝えることができたであろう。 マイケルにとって、もっとも大きく音楽の力を示したのが「ウイ・アー・ザ・ワールド」であろう。 日本で言うところのプロダクションやレコードレーベルという既存の枠を越えて、世界平和を歌った企画は、誰でもができることではない。 今年になって核廃絶を宣言したプラハ宣言が、ノーベル平和賞になったが、それでもマイケルの企画よりも何十年も遅れているのだ。 そのマイケルの死は、音楽における一つの時代の終わりを物語る。 もちろん、音楽の世界が無くなるわけではない。 「キング」がいなくなった。新たな時代になったということだ。 もう一つはGMやクライスラーの相次ぐ倒産だ。 これは、二つの「政権交代」の象徴であり、一つの「交代の予兆」かもしれない。 二つとは、小さく考えて、アメリカ、世界における自動車産業の「世代交代」が行われたという事。 二つ目は、「自動車産業という事業そのものの交代」。そして、「資本主義経済の行き詰まりの予兆」を示していると思われる。 まずは自動車産業の世代交代だ。 アメリカ車といえば、大きく見栄えがよいが燃費が悪いという印象だ。 私が子供の頃「アメ車」は、すべての大きな者強い者の象徴であった。 しかし、「大きく強い」ということは、無駄も多いと言うことになる。 自動車では大きな、頑丈な物がもてはやされた。 早いこともしくは大量輸送手段としての自動車の存在が大きかった。 しかし、自動車そのものの利用が、集団から個に変わることによって、小型車の時代になってきた。 また、その中に、自動車道路の整備が進むと言うことも一つの要因となった。 道路が整備され、悪路が無くなったこと。 パーソナルカーがすすみ、女性の運転者も少なくなかったことなどから、自動車の小型化が進んだ。 昔、私の子供の頃は、悪路、無舗装の砂利道なども少なくなかった。 そのような道路で今の自動車を走らせれば、すぐに自動車が故障した。 そのときは、アメリカ者の大きく頑丈な自動車が必要であったのだ。 一方で、アスファルト舗装がほぼ全てでできた場合は、当然にそれだけの大きさや頑丈さは「ムダ」になってしまう。 今年流行語にもなった「事業仕分け」は、当然に「ムダ」をなくす事が目的であるが、 実際はこの「アメ車」のムダと同じ、昔は必要であったが、今は「そこまで」必要ではないムダが少なくないのだ。 当然に、「そこまで」というだけなので、完全に不必要という物ではない。ダムなどもその辺の問題になる。 ムダの話はこの辺にして、アメリカ車はその時代の変化やニーズの変化について行かなかった。 ムダはムダを生み出す。 結局人件費やそのほかの経費も大きなムダになってしまい、ムダの方が大きくなってしまうと、会社が倒産する。 逆に、トヨタ自動車など小型車やアスファルト舗装、もっと言えば時代にあった自動車を作る会社にとって変わられてしまうのである。 次に、自動車産業そのものの終焉だ。 2000年の京都議定書の通りに、地球の温暖化そのものが大きな問題だ。 当然に、化石燃料の燃焼と言うことが大きな問題になる。 また、ゴミ、リサイクルの問題が出てくる。 結局自動車産業そのものが脱皮を迫られている。 その脱皮は、化石燃料からの脱皮であり、一方で巨大なゴミからの脱皮だ。 化石燃料そのものの問題はエコカーという新たなカテゴリーを迫られている。 まだできている物ではない。自動車産業そのものが全体で模索中であるという。 一方で、ゴミの問題も大きい。 中古車というだけでなく、古タイヤなどは大きな問題となる。 そもそも、自動車のリサイクルは進んでいない。 中古車という市場があるので、リユースはできているのかもしれないが、その部品のリサイクルが進んでいないのは知られていない。 それが大きな問題となっている。 アメリカは大きな市場だ。 自動車にとって大きな市場が、この化石燃料という環境問題と、一方でゴミの問題の二つがアメリカを象徴する企業の倒産という劇的な問題になる。 自動車産業そのものがおかれている現在の立場が、徐々に変わってきている。 この倒産の問題はそのような地球レベルの前に「強制終了」させられたといえる。 ここは、上記のムダの多さとも無関係ではない。 最後に「資本主義経済の行き詰まりの予兆」ということだ。 昨年の10大ニュースであるリーマンショックの影響がこの倒産の引き金だ。 これこそ、この問題の象徴だ。 「銭で銭を買う」というこの構造そのものが、実体の製造業に深く食い込み、そして、そのなかの生殺与奪の権利を握るということになる。 その生殺与奪の権利者の死は、そのまま自らの死を意味する。 資本主義経済そのものが、拝金主義になってしまう可能性を示唆している。 では、資本主義でなく、社会主義や共産主義がよいのかというとそうではない。 すでに中国やソ連の崩壊、東西ドイツの統一そのものが、それを示している。 しかし、資本主義が万能ではないことを今回の事件は示した。 「政権交代」といえば、それに変わる勢力が必要になる。 今のところそれに変わる勢力はない。 しかし、資本主義が完全でないことは多くの人がわかってしまったのではないか。 大きな意味で「王者が変わる」といえば、ボルトの世界記録もその中の一つだ。 <海外>では 「政治」ではオバマ大統領、 「経済」では自動車産業、 「エンターテイメント」ではマイケル・ジャクソン、 「スポーツ」ではボルトと多くの分野で、 「政権交代」が行われた。 最後に、今年を一言で現せば「交代」である。 まさに、そのものズバリであろう。 日本でも世界でも様々な内容が変わった。 「交代」は期待と不安の交錯である。 期待が大きければ、不安や失望も大きくなる。 不安は将来に対する内容である。 「交代」はよくなる可能性もあるが、いっそうの悪化の可能性も捨てきれない。 その道筋を示せば、各人が予想できる。 その予想の結果はすべてが期待のままであるとは限らない。 政治の世界でも混乱が少なくないし、日本経済では、すぐに日本航空の再建問題が待ったなしの状態になっている。 世界でも、日本ではわからない、アフガニスタンやイスラムの世界の大きなウネリが出てくる。 オバマ政権になってイラクの撤退が公約であったが、それでイスラム社会との関係がよくなったものではない。 テロが無くなる日は遠いのだ。 来年は、逆に「交錯」の年になるのではないか。 このことは、来年の年初放談までに、少し勉強したい。 今年もいろいろとお世話になりました。 皆様のご指導とお引き立てにより、何とかこの活動を続けています。 来年もよろしくお願いいたします。 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