2008/02/18
☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ! 自己主張と、自己中心的主張
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』 第70号 自己主張と、自己中心的主張 まぐまぐ! 528部 melma! 175部 メルマガ天国 52部 カプライト 47部 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ こんばんは! 「キッズハウスぞうさん」園長、 子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、 小倉げんきです。 今年の冬はあったかいなー、と思っていたのに、 年が明けると随分雪が降っています。 皆さん、体調はいかがでしょうか。 さすがに僕も、ちょっと声がガラガラです。 暖房の点けすぎでの乾燥にはご注意くださいね。 ---------------------------------------------------------------------------- さて、今回は前に少しだけ触れた 「自己主張と自己中心的主張の違い」についての お話をしてみたいと思います。 もともと「日本人は自己主張が苦手」と言われていますが、 ここ最近は「もっと自己主張をしなければ!」という風潮がありますね。 自己主張する事自体は何も問題無いと思うんですが、 やっぱり日本人は自己主張に慣れていません。 その為に「自己主張」と「自己中心的主張」が 混同されている場合もあるようです。 大人が間違った自己主張をしていれば、 当然、子どもも同じようになります。 そこから、様々な問題が起きているようです。 ★ 「自己主張」と「自己中心的主張」 「自己主張」とは何でしょうか。 まぁ、簡単に解釈すると、 「自己を主張する事」ですよね。 もう少しだけ詳しく言うと、 「自分の意見を言う事」「自分の思いを伝える事」です。 この「思いを伝える」というのがポイントの1つでして、 それが何故かと言うと、ここにも勘違いが潜みやすいからです。 「あなたには私の思いが伝わらないのね」と言う人がいるとします。 この時、本当に、相手に思いは伝わっていないのでしょうか。 自分の思いを言葉にして相手に伝えていたなら、 少なくとも、言葉では思いは伝わっているはずです。 もしもこの人が「思いを伝える事で、相手が行動を変えて欲しい」と 考えていたなら、それは「相手に、思いを伝えたい」という気持ちだけでなく、 「相手に、自分の思い通りになって欲しい」という要求が存在します。 こうなると、「自己中心的主張」となるワケです。 判りますでしょうか。 「相手に、自分の思いを伝える」は、自己主張。 「相手に、自分の思い通りになって欲しい」は自己中心的主張です。 相手が変化する事を要求するというのは、 相手の領域に侵入するという事です。 相手の考えや行動を相手のものとせず、 自分に合わせさせるという事です。 そういった主張は、自己中心的主張です。 ★ 買って買って 1つ例を挙げてみたいと思います。 子どもが、オモチャ屋さんの前でオモチャを欲しがる様子です。 …えぇと、「オモチャを欲しがる子ども」で例を挙げる事が、 僕、多いんですが、まぁ、判りやすい例という事でご理解くださいね。 オモチャを欲しがる子どもの主張と、 それに対するママの主張です。 子「これ買ってよー!」 ママ「ダメよ、お金持ってないもの」 子「買って欲しいのー!」 ママ「ダメって言ってるでしょ!」 子「買って買って買ってー!!」 ママ「買わないって言ってるでしょ!」 子「買って買って買って!買って欲しい、のーーーー!!!」 ママ「我慢しなさい!!!」 この子ども、超自己中心的主張をしています。 一方的に自分の要求を押し付けていますね。 対して、ママの主張はどうでしょうか。 「お金持ってないもの」「買わないって言ってる」 という言葉だけなら、自分の領域の事だけを話しているように見えますが、 ママの心情を含めて表わすと、恐らく次のようになるはずです。 ママ「ダメよ、お金持ってないもの(だから我慢しなさい)」 ママ「買わないって言ってるでしょ!(だから私に合わせなさい)」 やはり自己中心的主張になっているんです。 心の状態は相手に伝わりますので、 言葉だけが自己主張に見えるようでは、 あまり意味が無いんです。 相手がどんな行動を取るかは、相手の領域です。 相手の先の行動についてはひとまず考えないようにして、 自分の思いを伝える事が第1歩になります。 お互いが自己主張をして、そこからは、交渉です。 こういった、お互いの領域に関わる事では、 交渉が必要になります。 自分の思い通りになれば、それは自分としては満足できるんですが、 相手は不満に思う事でしょう。 ですので、お互いが答えを出して 落とし所が見付かれば、納得出来るようになります。 ★ 自己主張 では、この時の「自己主張」はどんなものになるかと言うと、 以下のようなものになります。 子「僕がこのオモチャを欲しい理由は、これがあれば○○が出来るし、 これを使って、タケシ君とも今までよりずっと楽しくあそぶ事が 出来ると考えているからなの。それは、すっごく幸せな時間になる はずなんだ」 ママ「そう、あなたはそう思っているのね。そうする事が出来たら、それは 幸せな事だと思うわ」 子「そうなの。でも僕は充分なお金を持っていないから、自分で買う事が 出来ないの。だから、ママに買って貰えたら、すっごく嬉しいの」 ママ「そう。そういう事なのね」 子「うん」 ママ「あなたが幸せになるとママも嬉しいわ。でも、ママは今、お金を 持ってきていないのよ。残念だけど、今は買えないわ」 子「お金、持ってきてないの?」 ママ「そうなの」 子「それじゃあ、今度お金を持って来た時は買える?」 ママ「そうね。それが出来るように、オモチャを買うお金を、 今日から貯めようか?」 子「うん!」 と、こういう感じになります。 …多分、皆さん違和感を感じるんじゃないでしょうか。 そんな大人びた子どもいるのかよ、と。 そう感じているとしたら、やはり自己主張に慣れていないからです。 大人が本来の自己主張が出来ていれば、子どもだって 本来の自己主張をするようになります。 周囲の世界は、自分の鏡です。 相手を変えるのではなく、まずは自分から。 もしも今、お互いに自己中心的主張をしているなら、 いつか、本来の自己主張をし合えるようになると良いですよね。 --------------------------------------------------------------------------- ★ 今日のポイント ・「自己主張」と「自己中心的主張」は、別です。 --------------------------------------------------------------------------- ★ 終わりに 今回のお話は、人によっては難しく感じたかもしれませんね。 でも、これが出来るようになると、 子どもとの関係は今よりもっと良くなるはずです。 少しずつ、少しずつ。 今すぐに出来なくても良いんです。 いつかそう出来るように、試してみてくださいね。 ご意見・ご感想・ご相談は zousan20060730@hotmail.co.jp まで。 お持ちしています! ---------------------------------------------------------------------------- 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』は いかがだったでしょうか? よろしければ、子ども向けあそびユニット「☆あそんでなんぼ☆ゾウサン」の ホームページもありますので、ぜひお越しくださいね。 http://zousan.nomaki.jp/ 僕が園長をさせていただいている保育園、 「キッズハウスぞうさん」は http://hccweb5.bai.ne.jp/kidshouse-zousan/ です。 相互紹介も随時受け付けております。 お気軽に zousan20060730@hotmail.co.jp までご連絡ください。 ぜひ、お願いいたします。 ----------------------------------------------------------------------------- ☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ! 発行者 小倉げんき ホームページ 「キッズハウスぞうさん」http://hccweb5.bai.ne.jp/kidshouse-zousan/ 「☆あそんでなんぼ☆早朝(ゾウサン)」http://zousan.nomaki.jp/ 配信中止は まぐまぐの方はこちら http://www.mag2.com/m/0000207034.html melma!の方はこちら http://www.melma.com/backnumber_164517/ メルマガ天国の方はこちら http://melten.com/m/24159.html カプライトの方はこちら http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/12910.html -----------------------------------------------------------------------------


