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保育園園長であり、子ども向けあそびユニットでもあり、そして、カウンセリング協会会員でもあるという、あそびのプロが、子どもの心理や子どもとの本当の接し方を紹介します。パパもママも子どもも幸せにするメルマガです。相互紹介も、ぜひ。

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2007/11/25

☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ! なんでも食べるのが、良い子?

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   『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』 第59号
                     なんでも食べるのが、良い子?

  まぐまぐ! 441部 melma! 145部 メルマガ天国 46部 カプライト 44部
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こんにちは!
「キッズハウスぞうさん」園長、
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


急に読者数が増えたと思ったら、「育児のまぐまぐ!」で、
前々回の「心を通わせるって」が紹介されていました。

相談メールを送ってくださった読者様のおかげです。
ありがとうございます。

これからも、少しでもみなさんの
お役に立てるように頑張ります!


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世間では「食育」という言葉が広まっています。

確かに、食育はとっても大事です。
しかしながら、一部ではその言葉が一人歩きして、
「なんでも食べる事が大切」と解釈する人もいるようです。

果たして、本当になんでも食べる事が大切なんでしょうか。
小さい頃に、嫌いな食べ物を無理に食べさせられた子どもは、
大きくなるとどうなるのか。

今日はこの事を考えてみたいと思います。



★ 欲求

乳幼児期に、両親の愛を受けずに育った子は、
成長してからもずっと、他人からの愛情を求め続けます。

自分の行動に対して、親から干渉され続けた子には、
成長してから急に反発し、自由である事に
こだわる人が少なくありません。

反抗期の事を、前回「自立期」と紹介しましたが、
この「自由にこだわる」というのは、自立とは少し違います。

人間関係や社会のルールに縛られずに
自分本位に生きたいという、ワガママとして現れます。

これは、それまで抑えつけられた欲求が爆発しているのです。


この点を踏まえて、無理に嫌いなものを食べさせられた子が
成長してからどうなるかは、言わずもがな。

もちろん、親の食べさせ方にもよりますが、
子どもの頃には我慢して食べていたのが、成長して親の手を
離れた途端、まったく食べなくなる可能性も充分にあるんです。


実は僕自身がそうで、最近こそ色々気にして
野菜を食べるようになりましたが、幼児期に、
親にも保育所の先生にも野菜を食べるように強制されていたので、
一人暮らしを始めてからは、まったく食べませんでした。

僕の知人にも同じような人がいましたが、
彼はもっと極端で、あまりにも野菜を食べなかったために
てのひらの皮膚が剥がれ落ちてしまいました。



★ ブロッコリー

さて、こうなると「無理をさせない方が良いのは判るけど、
子どもの栄養不足も心配だし…」となってきます。

この考えが屈折すると、
「無理をさせてでも食べさせる方が将来のために良い。それが親の愛情」
となってしまいます。

でも残念ながら、これは愛情ではありません。
食べさせる側の人の心の奥に潜む、支配欲です。


じゃあ、どうすれば良いのでしょうか。


ちょこっと考え方を変えるんです。

「無理をさせない方が良い」という事は、
「無理をしなければ良い」と言う事。

さらには、「本人が食べたいと思っているなら問題なし」という事。


ここで、現在、ウチの保育園に在籍している子どもを紹介します。

入園4日目、2歳半のタカシくん(仮名)は、ブロッコリーが苦手でした。
給食のブロッコリーも、当然残そうとします。

僕「ブロッコリー、どうする?食べる?」
タカシくん「……。」

タカシくん、無言の拒否です。

僕「そっかぁ…。嫌かぁ…。先生は食べて欲しいんだけどなぁ。
  …じゃあ、ブロッコリー切るから、選んでみる?」

と言って、僕はブロッコリーを大小3つに分けました。
「どれにする?」とそれぞれを指差していくと、
一番小さいブロッコリーで、タカシくんの目が、少し大きく開きました。

「よし!少しだけ、これ食べてみようか!」と言って、ブロッコリーを
タカシくんの口元に近付けると、ほんの数ミリ、かじりました。

この時僕は、食べても食べなくても良いと思っていたので、
「おー!タカシくん凄い!」と本音で言う事が出来たんです。


そこからです。


タカシくん、今度は自分からブロッコリーを
パクパクと食べ始めました。
ブロッコリーだけでなく、他の野菜やご飯も
モリモリと勢い良く食べています。

思わず僕は「凄い!凄い!」の連発。

タカシくんの勢いは止まらず、
口に運んだ量は、普段の倍近く。

あまりの勢いだったので、
さすがに「む…、無理しなくて良いよ?」と
心配になったほどでした。



★ 心のあり方

この時、苦手な食べ物にもかかわらず
タカシくんがブロッコリーをバクバク食べたのは、
タカシくんが「食べたい」と思ったからです。

僕は、素直に本音で「凄い!」と言えたので、
タカシくんは「そうかぁ、ブロッコリーを食べた僕は凄いんだ!」と
意欲を持てたワケですね。

もしも「タカシくんに食べさせよう」と思って言っていたら、
その気持ちは必ずタカシくんに伝わり、
普段の倍近くの量を食べるまでにはならなかったはずです。


子どもが、苦手なものを食べた時に、
大人がそれを嬉しく思うのは当然ですが、
実は、その嬉しい気持ちにも2通りあります。

1つは「苦手なものを子どもが食べられるようになると、
子どもの体のためになるから、嬉しい」という気持ち。

もう1つは「苦手なものを子どもが食べられるようになると、
自分が満足するから、嬉しい」という気持ち。


気付かない内に、後者の気持ちに陥る事は、
決して少なくありません。

いつの間にか、自分の満足のために、
子どもを利用している形になってしまうんです。

なんでも食べれた方が子どもの体にとって良い事は確かですが、
「良い子」かどうかという、子どもの人格に対しての評価とは
関係ないんです。


大切なのは調理の仕方だけではありません。
食べさせる方の、心のあり方。

ここで「食べさせ方の、腕前や能力、力量」と考えると、
子どもをコントロールしようとしがちになりますので
気を付けてくださいね。

相手を「どうするか」ではなく、自分が「どうあるか」。
相手より力の強い大人だからこそ、これが大切になるんです。

食育には、「楽しく食べる」という意味合いもあるんですよ。


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★ 今日のポイント

・食育には、「楽しく食べる」という意味も含まれています。
・子どもが「食べたい」と思える、そんな風にしていきたいですね。

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★ 終わりに

それにしても、普段の倍の量というのは、
さすがに食べすぎじゃないかと思いました。

その分、午後のあそびでは、
とてもエネルギッシュにあそんでいましたが。



ご意見・ご感想・ご相談は zousan20060730@hotmail.co.jp まで。
お持ちしています!


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』は
いかがだったでしょうか?


よろしければ、子ども向けあそびユニット「☆あそんでなんぼ☆ゾウサン」の
ホームページもありますので、ぜひお越しくださいね。
http://zousan.nomaki.jp/

僕が園長をさせていただいている保育園、
「キッズハウスぞうさん」は
http://hccweb5.bai.ne.jp/kidshouse-zousan/
です。


相互紹介も随時受け付けております。
お気軽に zousan20060730@hotmail.co.jp までご連絡ください。
ぜひ、お願いいたします。


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  ☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!

  発行者 小倉げんき

  ホームページ
  「キッズハウスぞうさん」http://hccweb5.bai.ne.jp/kidshouse-zousan/
  「☆あそんでなんぼ☆早朝(ゾウサン)」http://zousan.nomaki.jp/
    
    配信中止は
  まぐまぐの方はこちら http://www.mag2.com/m/0000207034.html 
  melma!の方はこちら http://www.melma.com/backnumber_164517/
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