【家づくりの“プラス”ワンポイント】第69号:自分の思いこみを外して相手と向き合う
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┃┃ ┃第69号┃
┃┃家を建てる前に読む、家づくりの“プラス”ワンポイント┏━┛ ┃
┗┛ ┃2007/12/27┃
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ご購読のみなさま、こんにちわ。発行者の早坂です。
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快適な住まいづくりへの快適ヒント
「家を建てる前に読む、家づくりの“プラス”ワンポイント」
家づくりに携わったお客さまとのお話しのなかで、お客さまが家づくりで
悩んでいたこと、いろいろご相談いただいたことなどから、お悩みが深い
内容を、毎週ピックアップしてお届けしています。
このメルマガでは、カタログの見方や家づくりに関するポイントのなかから
もっとも関心が高いテーマを、発行者が厳選してお届けしています。
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■ 自分の思いこみを外して相手と向き合う ■
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さて、いよいよ2007年も終わり。
そろそろ家を建てるとお考えのみなさまも、改めて年末年始のまとまった時間
で、家族それぞれが思っている家を建てる方向性をまとめるには良い季節です。
そのときに大切なことは、既成概念や先入観など一度脇に置いて、フラットな
状態、白紙の気持ちでコトに当たることが大切。
と、口で言うのは簡単なことですが、実際はなかなか難しいことですね。
なぜなら、私たちは生きてきた時間だけの知識や経験をそれぞれ蓄積して
います。
蓄積した経験や知識をもとに、さらに新しい経験や知識を積んだりします。
ひとの話を聞くときや問題解決するときも、これまで得た知識や経験を考え
の根底に据えます。
この考え方の究極は、ついつい“昔は良かった!”と言いたがること。
この考え方が前面に出てしまうと、狭量になったり、経験の枠組みを超えて
モノゴトの判断ができなくなったりしてしまいます。
この“昔は良かった!”に至る思考プロセスについては、社会学の切り口でも
「アイデンティティの連続の確保」として立証されています。
F・デーヴィス著『ノスタルジアの社会学』によると、「アイデンティティの
連続の確保」にも関わることだそうです。
平たく言うと、人は、今の自分を肯定するために過去の自分を肯定しようと
する心理が働くそうなのです。
また、”苛立ち”という心理状態も、要素のひとつとして抑えておく必要が
あります。
最先端の認知症ケアで、センター方式というのがあります。
それは、言葉も喋れなくなった一人の認知症患者が何を怒り、何を嫌い、
何が不安で、何を希望し、何を心地よいと思うのかを、周りの人間たちが
集まって確認し合い、立体的に患者を理解していこうという試みです。
認知症患者が暴れるのは、それが認知症の症状だからではありません。
認知症患者も、そこにあるコミュニケーションギャップに対し、
その相手に怒っているのです。
その感情は、病気であるか否かといった枠を超えた、だれしも持つ”苛立ち”
苛立ちながら家を建てようとしても、家族でまとまる話もまとまるものでは
ありません。
では、そのような考え方にとらわれて家づくりを失敗しないようにするため
には、どうすれば良いのでしょうか?
大まかにわけて3つのポイントがあります。
この3つのポイントを解説します。
1.話の前提を取り払ってみる
配偶者や子どもが家づくりのアイデアを持ち、相談したとします。
話を聞いているうちに自分はどう返事をしようか、と考えはじめて
相手の話を完全に聞かず、持論を展開してしまったとします。
家族は、「話をちゃんと聞いてくれなかった」と思うし、持論を返されて
しまうだけに、このままでは次に話を持ちかけることを躊躇してしまいます。
もし、このとき家族の話を最後まで聞き、その話の背景にある根拠や考え方
にまで耳を傾けていることで、自ずから結果が異なってきます。
案外、思いもよらないアイデアや考え方があるかもしれません。
同じように、家を建てる会社との話でも同じ事が言えます。
双方がそれぞれの立場にこだわって平行線を辿ることは、よくありますね。
その際、自分が考えている枠組みや制約を一度外してみます。
相手にも、相手が考えている枠組みや制約を外してみることを提案します。
交渉の場で「それはできません」と、相手が言ったとしましょう。
「それは○○を前提としているからですね。では、その○○がなかったと
したらどうでしょうか?」と、双方の考え方で足かせとなっている部分を
取り払ってみます。
なぜかというと、今の自分を肯定するために過去の自分を肯定しようとする
心理状態があるために「こうでなければならない」と思考の枠組みを決め
つけてしまっている場合があります。
「こうでなければならない」とおもっていることをいったん外してみることで、
あとで「なぜあのとき、あのことにこだわっていたのだろう」と不思議な考え
にいたる場面が多いことに、きっと気づくはずです。
2.過去にとらわれずに「許す」
失敗をしたひと、思うような成果を上げられないひとを、ついつい否定的に
観てしまうことは、よくある話ですね。
過去の一部だけを切り取り、いつまでもその延長で相手を見てしまうことで
相手の成長にブレーキをかけてしまうほか、別な視点での評価が困難になる
弊害もあります。
かつて相手に至らなかった点があったとしても、それはそれでいったん
リセット。成長のチャンスを与えることも大切ですね。
3.「自分流」こそゼロベース志向で。
自分のこれまでの話し方や聴き方、コミュニケーション方法をいったん
リセットしてみる方法もあるかもしれません。
「相手が変われば良い」と考えるのではなく「自分が行動を変えてみよう」
という考え方です。
相手はなかなか変えられないものと考えることで、自分の聞くスキル、
話すスキルなどに工夫を加えてみるのです。
そうすれば、家族全員が心から満足できる住まいになるかもしれません。
たとえば、業者との話でも、ていねいに話を聞くように心がけることで
相手について知らなかった側面を発見できた、という場面もあります。
穏やかに話しをすることで、もめ事に発展せずに普通に問題を解決できた
という体験を持つ方々も多数いらっしゃいます。
まず、試してみることが大切なのです。
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■ 編 集 後 記 ■
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私が編集で参加している、ネクスト・アイズ(株)さんが発行している
家づくり情報マガジン「余はく」が届きました。
詳しいご案内はこちら。
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久しぶりの雑誌媒体制作。
※私はもともと、誰でも知っているような企業で、営業企画・顧客計画・
販売促進の仕事に長年携わっていました。
しかもプロデューサーとは旧知の仲とはいえ、
この仕事で組むのは初めて。しかも、東京と仙台。
デザイナーとは初めてのおつきあい。
正直な話、なかなかたいへんな仕事でしたが、できあがった雑誌を段ボール
から出した瞬間の感激は、何事にも代えがたいものでした。
一介の住宅を売るという立場を越えて、このような機会を提供していただいた
ネクスト・アイズ(株)さんに、この場をお借りして心から感謝いたします。
また、年内の配信はこれが最後です。
ご購読のみなさま、誠にありがとうございました。
来年は、1月3日(木)に配信予定です。
では、みなさま、よいお年を。
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