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「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。【相互紹介歓迎】

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2009/08/31

SHIZA旅(ブータンより帰国)

SHIZA旅(ブータンより帰国)
2009.08.30 21:25作成:日本
2009.08.30 22:44貼付:日本
2009.08.31 02:00配信予定(日本時間):時差0時間
まぐまぐ:311部 melma!:450部
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【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。

現在は、日本で再就職をしていますので、
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(まぐまぐ)
http://archive.mag2.com/0000206271/index.html

内容は同じです。
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【目次】
1.肌寒い風
2.ブータンの旅
3.農家訪問
4.変わりゆく国
5.編集後記
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【1.肌寒い風】

夏だというのに、街には肌寒い風が吹いている。

一週間ほどの間に、日本では季節が急激に廻ったのだろうか?

ただ歩いているだけで、汗が滴り落ちてくるバンコクの旅が、
今は、まるで夢の中の出来事のような気がする。

列車の窓から外を眺めると、不自然な風景が広がっている。
曇り空の下には、重たく垂れた穂が実っている。
その脇には舗装された道路が続くが、それが清潔に思えた。

この国はゴミが少ない。

列車は滑るように田畑を抜けていく。
普通列車だというのに、
ほとんど揺れもなく、乗り心地は抜群にいい。

衰退しつつある国だとは言え、
まだまだ工業技術はしっかりしている。

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【2.ブータンの旅】

今回のブータンの旅は、恐らく今後長い間、
私の記憶に残るものになることだろうと思う。

ブータンは3日間と短かったが、濃密な時間だった。
会社員を続けながらの旅は、こういう濃密さを味わえる。

最初の日の夜から下痢になり、ブータンでは下痢が続いたため、
夜はほとんど眠ることもできず、また移動中も苦痛だったが、

それも今とはなっては良い思い出だ。

ゾン(城壁)やゴンパ(寺院)に漂うバターの匂い
(バターはロウソクの原料として使われている)
どこからか聞こえてくるお経。

9月末に予定されている祭りのための準備。
・・・仮面の踊りや、楽器の演奏・・・

そして、チベット本土にも似た風景。

何もかも、一瞬一瞬が光り輝いていた3日間だった。

「この瞬間を、この瞬間をいつまでも覚えていよう」
ずっと、そう念じながら私は旅を続けていた。

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【3.農家訪問】

今回、ゾンやゴンパを多数訪れたけれど、
やはり、一番印象深かったのは「農家訪問」だった。

旅行会社と契約してある農家を訪問し、
仏間や寝室などを見学させてもらう。

仏壇のある部屋の立派さには驚かされた。

そして、バター茶(塩気とバター味のあるお茶)や
お菓子(ポップコーンみたいなもの、米菓子、トウモロコシ菓子)
を頂き、竹の筒に入った、ブータンの酒を貰った。

この酒は、透明で、ほのかな甘味があり美味だ。
独得の「くさみ」もあるがそれも味わい深い。


それから、「石風呂」(ドツォ)というのものにも入った。
熱した石を水の中に落とすと、ジュウジュウという音がする、
大きな石を何個も落としていくと、水は熱くなるのだ。

石を焼くために、木の枝が燃える匂いが何とも言えない。

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【4.変わりゆく国】

ブータンは、予想とは少し違っていた。

もっと民族色の強い国だと思っていたが、
かなり変わってきているようだ。

「ゴ」とか「キラ」などと呼ばれる民族衣装だが、
全ての人が着ているわけでもないのだ。

とくに、首都ティンプーでは、来ている人は少なかった。
学校や、職場での制服としては採用されているようだが、
休日の街を歩く人は、決して民族衣装一色ではない。

どちらかというと民族衣装姿が少なく、
最初の日は失望したものだった。

インド系の人も多く、
その人たちは一部の例外を除き、民族衣装を着ていない。
(ホテルの従業員は着ている)


また、仏教寺院は、観光客に公開されていないところも多く、
俗化しつつあるチベット本土と比べると遥かに厳粛さが漂うが、
それでも、近代化(俗化)は進んでいくのだろう。

とにかく、この目であの国を見、この体で体験できたのはよかった。

本当に地球上には、あのような国がまだあるんだから、
まだまだ、旅はやめられない。

そして、この瞬間、
そう、「時間」と「空間」という二つの座標軸の交点は、
もう二度と、体験することができないのだ。

それが、良いこととか悪いこととか言う訳ではなく、
そういう体験を積み重ねながら、歴史を刻んでいくんだろう。

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【5.編集後記】

日本に帰って感じたことの一つは、
私は日本という国にあまり合っていないんじゃないかということ。

仕事をするには、この国は大変素晴らしいと思う。
日本語も、日本の常識も通じるし、インフラも整っている。

しかし、暮らすには正直言って、何だか重苦しいものを感じてしまう。

そういう自分の感覚をどうやって上手く処理していくのか?
それをこれから考えていくことになるのだろう。

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