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「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。【相互紹介歓迎】

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2009/05/18

SHIZA旅(爆撃の果て:セルビア1)

SHIZA旅(爆撃の果て:セルビア1)
2009.05.17 17:53作成:日本
2009.05.17 23:01貼付:日本
2009.05.18 02:00配信予定(日本時間):時差0時間
まぐまぐ:313部 melma!:438部
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【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。

現在は、日本で再就職をしていますので、
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(まぐまぐ)
http://archive.mag2.com/0000206271/index.html

内容は同じです。
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【目次】
1.酒
2.ベオグラード
3.印象
4.中国大使館
5.編集後記
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【1.酒】

「旅人よ。お前も飲みな」

ブルガリアの首都ソフィアを出発し、
セルビアの首都ベオグラードに向かう夜行列車で私はそう言われた。

車両は古く、揺れが激しい。
ほとんど揺れの無い日本の車両とは比べ物にもならない。

ガクガクと揺れる車両のコンパートメントで、
私は、小さなグラスを受け取る。

透明な液体を胃の腑に流し込んだ。

胸が焼けそうなほど強い。

飲んだ後、口の中に微かに薬草のような香りが残った。
ウオッカのような強い酒に薬草を入れたものなのだろうか?

英語が通じなかったので私はロシア語のようなもので、礼を言う。
ブルガリア語はスラブ系の言葉だし、
ロシアの強い影響下にあったからロシア語は通じると考えたのだ。

事実、ブルガリアを旅行中、ロシア語は比較的良く通じていた。

ロシア語とは言っても、旅行中に持ち歩いていた
「ロシア語会話集」を見ながらの会話が主なものだった。

しかし、それも何度も何度も繰り返すうちに、
よく使う用語は自然と覚えてしまう。


「自分は日本人で、旅人で、これからセルビアに行く」
というような簡単な会話をした後、
国境が近づくとその人たちは降りてしまった。

いよいよ私はセルビアに入国するのだ。

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【2.ベオグラード】

ベオグラードは美しい街だと思う。
もっと寂れているかと思い込んでいたが、そんなことはない。

ドナウ川とサヴァ川の合流する場所という絶好の立地。
カレメグダン公園のある丘まで上がれば周囲を見渡すことも出来る。

軍事的にも経済的な面から見ても、優れた立地条件だ。

街を歩けば、西部ヨーロッパを思わせるような建物も並んでいる。

そうだ。
ここは、旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都だったのだ。

リュブリヤーナ、ザグレブ、サラエボ、スコピエ、ポドゴリツァ
などには行ったことがあるが、それらの旧ユーゴ都市と比較しても
かなり大きな都市と言わざるを得ない。

(対抗できるとしたらクロアチアの首都ザグレブぐらいか?)

この都市がNATOによる空爆に晒されたのは1999年。

そして、1999年5月8日には有名な「中国大使館の誤爆事件」が起きる。
ベオグラードにあった中国大使館が、NATO軍により「誤爆」されたのだ。

そのときの中国大使館内での死亡者は3名らしい。

さらに、中国大使館近くにある
「ホテルユーゴスラビア」に落ちた爆弾でも1名が死亡したという。

私はバスに乗り、中国大使館を訪れる予定だった。

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【3.印象】

ベオグラードに対する全体的な印象はよくない。
黎明の中、列車を降り、ベオグラード駅を歩く。
駅を出たところで、いきなり後ろから体当たりをされた。

「モンゴル野郎!」
相手はそう罵倒して立ち去っていく。

いよいよ本格的に欧州に来たのだ。
そういう思いが強くなった。

駅から、路線バスに乗り「新市街」へと足を伸ばす。

目印になるのは「ホテルユーゴスラビア」だ。

「中国大使館誤爆事件」で、
ここにも爆弾が落ち1名が亡くなっている。

この近くに中国大使館はあるのだ。

「ホテルユーゴスラビア」を見つけると、ロビーに足を踏み入れた。
そこは予想以上に立派なホテルで、
広間では朝食バイキングの準備がなされている。

色とりどりの美しい料理を見ていると、
ここがどの国なのか分らなくなる。

一階の奥にあった、化粧室を借りる。
ここも、清潔で心地良いものだった。

私はこの旅の途中、宿泊費は一日5ドル(当時のレートで600円)を
目標にしていたから、当然このホテルには泊まれない。

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【4.中国大使館】

余談だが、欧州は物価が高いので、
ユースホステルでも一泊15ドル以上かかっていた。

他に宿が高い国は、南アフリカ共和国。
当時、南ア通貨の「ランド」高もあって、一泊1200円程度。

それから、米国は高く、一泊3000円はした。

もっとも、日本もユースホステルなら、3000円以上はするから、
欧州が日本と比べて特別に高いということにはならないだろうが。

しかし、当時は、潤沢な資金が無かったため、
じっくり旅をしたかった欧州は、2ヶ月で駆け抜けたのだった。

「参考」
ブルガリア入国:2003年10月4日
欧州周遊後、
ブルガリア出国:2003年12月4日



「ホテルユーゴスラビア」を後にして、中国大使館を目指す。
詳細な地図を持っていないため、かなり迷った。

歩いた歩いた。

そして前方に見えて来た。

間違いない。

あれが・・・
あれが、中国大使館だ。


クリックすると写真が表示されるはずです。
(飛べない場合はコピペして下さい)

ソフィアの街(先週の続きで済みません)
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/bulgaria07.jpg

リラの僧院(先週の続きで済みません)
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/bulgaria08.jpg

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【5.編集後記】

スリランカでは、
LTTE(タミル・イーラム解放のトラ)が政府軍に制圧されたという。

スリランカがこの先どのような状況になるか、
慎重に見極める必要があるだろう。

余談だが、スリランカの首都は、コロンボではなく、
スリジャヤワルダナプラコッテという。
(あるいは「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」)

コロンボ郊外の街で、首都機能は事実上コロンボにあるという、
首都としては寂しい状況にある。

ちなみに、首都移転としては、ミャンマー(ビルマ)の
「ネピドー」(旧首都はヤンゴン)もある。

それから首都移転で国が傾いた例はブラジル。
現首都は「ブラジリア」。

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(melma!と「まぐまぐ」ではIDが異なりますのでご注意ください)

http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
【「SHIZA旅」3年4ヶ月 世界一周ひとり旅】ID:0000206271 
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