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2007/10/23

一般の人が陥りやすい住いと木材に対する考えとは

今回のトピック
【1】断熱性能・耐震性能、今の健康住宅を考察する
   〜一般の人が陥りやすい住いと木材に対する考えとは〜

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●菅野kaz−木材の情報源  (2007年10月23日)

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木材の情報源 http://trees.rulez.jp/ @菅野一夫です。

「住い」は懐具合、現在の収入・貯金の多寡、若さ、家族構成、将来(構想
も含んで)、好み、望みなど、実にさまざまな要素が絡んでいるので、一言
で論じることは困難である。また、「品確法」で言われているレベルの高い
家が必ずしも皆の人気を博すとも限らない。

僕は、熱帯地方に行った事が無いので、熱帯地方での実際の経験が無いが、
ハワイ、台湾の亜熱帯地方には行った事がある。

台湾は、日本の昔を思わせる家が目についた。都会では冬寒くなることが
ないのかあまり、暖かそうな印象の家は少なかったが、木造の建物もあまり
見なかった。都会から離れて田舎に入ると、屋根の高さの低い平屋建ての
簡素な家が多く、頑丈そうな家は少なく、日本における終戦前後以前の
写真で見るような家が多かった気がする。

いずれにしても簡素なあばら家という感じが残っている。日本も海外から
成田空港に着いて機外に出ると、ムワっと生暖かい空気にふれ、あったかいな
とすぐ感じる。暖かい地域と、寒い地方では、当然ながら、生活スタイルが
違い、「住い」も大きな違いがある。

日本でも、北海道の内陸に住むのと、熊本県に住むのでは、気候・風土が
違うので、それぞれの地域によって生活スタイルも「住い」も同じであると
いうことはないと思う。

北海道では、夏でもストーブが置いてあり、室内も寒くなるとストーブで
暖を取る。熊本では、冬でもストーブが置いてある家はごくわずかと聞いて
いる。

日本国内でも、地域によって気候風土が違う上に、各地域によって土質が
違うので、人の考えも、住み方も、建てる家も違ってくる。その中で、
一般の人が陥りやすい間違いは住いと木材に対する考えで、私も以前は
持っていたことがある。

その勘違いの一つに、住いの断熱性能が高いと、夏は暑いというイメージ
があることである。

それは、まったくの思い違いで、断熱性能が良いと、夏涼しく、おまけに
建物全体が省エネルギー型になっているケースが多く、断熱効果による、
夏が涼しく、冬は暖かいという大きな利点があることのほかに省エネルギー
になっているので暖冷房の維持費用が、安く済むという大きなメリットが
あることである。

断熱性能の高い建物は、外気と接触している壁、屋根、床を通してそれら
の層の中に外気が滞留しそこで空気が温かいまま、あるいは冷たいままの
状態で中に外気がこもり、中の空気は、外の空気に支配されるようになる。

その壁内、上棟内などの空気が室内に入る前に充分に流すか、室内への
侵入をシャットアウトしないと、侵入した空気が内壁を通して室内に侵入
することになる。それを避けるために、外壁などを通して進入してきた
外気を外に流してやることと、その外気の湿度が留まって内部の木材に
付着しないようにする工夫が必要である。

内部に使われている木は、腐朽菌に強い木材で、乾燥されている木を使う
ことが重要である。

屋根裏、床下も外壁内と同様の空気が流れる工夫、措置が必要である。そこも
空気が溜まると、暑かったり、寒かったりして、温度差が出て対流しないと
湿気が溜まって結露が発生し、腐れを引き起こす原因にもなる。断熱材を長く
持つようにきちんとしきこむことも重要なポイントである。

よく例に引き出されるのに、魔法瓶がある。魔法瓶は、ビンの中身を冷たい
まま保存したり、温かいまま保存したりするための容器だが、それと同じ
ように建物のなかの空気を外気と混ざって空気を逃げてしまわないように
工夫することが建物における断熱工法である。

木材は、熱が鉄・コンクリートに比べて伝道しにくいので、建物の構造材
に木材を使うと、効力を発揮する。断熱性能を売り物にする住宅メーカーや
販売店が多く見られるが、住宅価格・性能・維持費を含めて総合的に
満足できるものは少ないと聞く。

関東地方、特に東京は気候が温暖なため「夏涼しい家=風通しが良い家」
が良いと長年言われてきた。断熱性能を高めるということは、各室内(部屋)
の空気が暖かいまま(冷たいまま)でいるということなので、そのままに
していると、室内の空気が澱んだままになり、室内も適当な換気をして
やらないと室内の空気が二酸化炭素など有害気体が多くなったりするので
新鮮な空気と入れ替える必要がある。

室内の換気は、一時間に、室内の空気の転換が1/2回転する程度にして、
ゆっくりと入れ替えして新鮮さを保つ。そういう計画換気が必要で、換気
するのに機械のモーター音が静かなものを選ぶ。

以上のような断熱性能の高い「住い」を標準化して、日本人が健康な生活
を送るべきだ。

二つ目の勘違いは、木造住宅の耐震性能で、木造住宅は新築住宅の「品質
確保法」の高レベルの耐震性能を取りやすいという点である。木は、鉄や
コンクリートの素材に比べて、柔らかく軽いので強度がないと思っている
人が多い。それは大きな間違いである。

テレビでよく世界で地震にあった地域の映像が放映されるが、破壊されて
下敷きになっている映像のほとんどがコンクリートの建物が瓦礫になる
ケースが多い。

理由として鉄・コンクリートは、重いために、建物に自重がかかり、破壊
されやすいからのようだ。そのほか、木は地震などの横揺れにたいしても、
木柱の復元力が強く、粘り強い。鉄・コンクリートにはない特性と思われる。
復元力は、曲がったりした素材が破損する前に、元に戻る力で、物性が
破壊されるまでの粘り強さである。

木材が建物に使われていると、室内の空気がピーンと張りつめた清々しい
空気に包まれるように感じるのは、僕だけなのだろうか。そういう清々しい
空気に触れていると子供の成育、頭が冴えるので学習にも良いと思う。


■■ 編 集 後 記
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MLB コロラド・ロッキーズの松井稼頭央選手が頑張ってロッキーズの
ナショナルリーグの優勝に大きく貢献したと報じられている。

4−5年前に西武ライオンズから華々しくニューヨークメッツ入りして
デビュー戦でホームランを打つなどして活躍したが怪我などでぱっと
しなくなり、ロッキーズにトレードされたが、奇跡的な地区リーグ戦での
最後の頑張りでワイルドカードに生き残り、アリゾナ・ダイアモンド
バックス、フィラデルフィア・フィリーズの地区優勝チームを連破して
ナショナルリーグのチャンピオンに輝いた。

嬉しいのは、松井が怪我に負けずに、復帰して活躍して、リーグ優勝に
貢献したことで、全身で他の選手と喜びを分かち合っていたことだ。

昨年の田口選手に続いて、ワールドシリーズで日本選手を見られるという
のは、嬉しいかぎりで頑張っている勇姿を日本のファンに実況中継の
リアルタイムでその活躍ぶりを見せてほしいと思う。

鳴り物入りでレッドソックスに入団した松坂大輔投手も地区リーグ優勝を
かけてインディアンズと戦いの最中でどちらが勝ち上がってくるかまだ
わからないが、レッドソックスが残ると、日本の両選手をワールドシリーズ
で見られることになる。実にわくわくするとこだ。

スポーツ界で、日本の男子選手が活躍することが少ないので大きく羽ばたいて
ほしいと切に願っている。

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