エンジェル教育研修G活動10■起業家支援エンジェルIAIJがベンチャー道奥義伝授(第55号)■「起業と人材」
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IAIジャパンメールマガジン
■ 起業家支援エンジェルIAIJがベンチャー道奥義伝授 (第55号)■
「起業と人材」
エンジェル教育研修G 大橋克巳
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こんにちは! NPO法人IAIジャパンです!
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「起業と人材」
エンジェル教育研修G 大橋克巳
聖徳太子は一度に七人の訴えを聞き、各々に適切な判断を下したという逸話
がある。太子の聡明さを窺わせる話である。国の始まる時組織は未成熟であった
ろうし、その組織の抱える課題は様々でまた実行を任せる人たちも自信無く不安
がいっぱいの時であったと想像される。この七人の部下はそれぞれの言語(海外
からの移住集団を含め)で訴えるので太子は多言語を理解できたのかもしれない。
またそれぞれの氏族特有の職業の持つ技術用語や専門用語を使えたのかもしれな
い。そのような難問を聡明な太子が回答してくれるのであるからまさに太子はス
ーパーマンであった。七人の部下のそれぞれの組織の抱える悩みを聞き、その悩
みを解決したと言う事になる・・・・。
組織のリーダー論からすると起業家は聖徳太子のようなスーパーマンになれ
るわけではないし出来もしない。創業期の起業家には太子と同じように様々な課
題が次々に起きてくる。また具体的な解決を求められる。その意味では起業家は
聖徳太子と同じ様に問題解決の先頭に立たねばならない。しかし聖徳太子と同じ
ようなスーパーマンでない起業家は事業を一緒に立ち上げてくれる人材が必要に
なってくる。起業初期から揃えようと行動を起こし探しても容易に見つからない。
なぜならば協力してくれるよい人材がその起業家にとっての良い人材とは限らな
い。良い人材がいても協力者になってくれない。探しても探しても簡単に見つか
らないのが実情である。大企業でも同じで、はじめはごく少人数で起業がなされ
ている。成功した大企業の経営者の苦労話には必ず名伯楽の話がある。ほとんど
の場合その経営者に欠けている能力を補完してくれる人との出会いが物語の核心
である。それほどに経営者は自らを補完してくれるパートナーを求めている。し
かし最初から最後までパートナーと一緒にやっていけるケースは珍しいほど少な
い。その時々に出会う人と一緒に苦労しながら企業運営に携わることが大半であ
る。
起業家は前進する人である。前進した後に軌跡が残る。その軌跡が後退する
ことなく常に前進できると起業は成功に導かれる。山あり谷ありというが実は下
りのない道を通ることが前進に繋がる。下るのでなく踏みとどまることに通じる。
最初から進む道を描いてその道の通りに進むことができれば成功である。うまく
いっている企業はゴーイング・コンサーン(a going concern)ともいわれ、その
成長路線に乗ることができればしめたものである。「死の谷」に突進する必要もな
いしまた障害物に足をとられる危険から体力の無い小さな企業は避けて通る必要
がある。
このように考えて起業家は自らの企業(船)を進めていかなければならない。
一人で顧客を満足させ、協力企業にその役割を委託し、結果を出し、また自らの
企業に働く従業員の力をいっぱいに引き出すことが最大の課題となる。その意味
で起業家は良きコミュニケーターであらねばならない。多くのまた多様な人との
対話が最低でも出来ること、自らの意思を正しく伝えること、人と信頼関係を作
り出し一緒に仕事をしていくことが最低でも必要である。他人は自分とは異なる
ことを知らねばならない。他人のやることが自分の望む結果をもたらすとは限ら
ない。それでも人の協力を得なければ企業を大きくさせることは出来ない。組織
と人材の関係とは誠に難しい。
人には二つの側面がある。まずその人の能力が組織の中で大いに発揮できる
かどうか、適切に力を引き出すことができるかどうかである。無理に能力以上の
ものを期待することは出来ない。自分ができることと人ができることは違うこと
からはじまる。次にその人への信頼である。組織に属する人は同時に個人でもあ
る。常に企業のために働いているとは限らない。自分のために働くことが顧客や
企業に貢献していると錯覚することもある。また企業を取り巻く外部に影響され
ることもある。企業に所属する人は弱い人間でもある。すべてを任せきりに出来
ない。この様に考えると自分以外に頼れるものはないとなるが、そうではなくむ
しろ社会を形成している人の集団や組織ではこのことが当たり前であると考えて
組織をつくり、信頼できる人に運営を任せていかねばならない。その基本になる
のは「能力と信頼」である。
仕事を一緒にやることは人と人とのコミュニケーションがその出発点として
ある。起業家は小さな組織とその集団から出発するのであるからこの二つのこと
を常に念頭に置いて良い人材が集まる集団にしていくことを心がけていかなけれ
ばならない。創業期の起業家の心得を考えて見たが起業家それぞれの持分と得意
なコミュニケーション能力を持っているのであるから良き人材は起業家の奮闘を
見て集まってくることに期待したい。起業家には十分な人材が集まらなくてもう
まく船出できることから始めてもらいたいと願うものである。
起業時での良い人材探しはとても難しくて具体的な相談まで行かない場合が
多いがIAI相談員のネットワークの中から良い人材の紹介ができれば幸いであ
る。今回は起業時の人材について起業家の心得のようなものを述べてみました。
−− 次回は「エンジェル税制」です。ご期待ください。−−
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第6回IAIジャパン創業ゼミナール http://www.iai-j.com/Shiryo/AT/index809.htm
は、9月27日からを予定しています。ご期待ください。
ご意見ご質問がありましたら http://www.iai-j.com/index41_NPO.htm にどうぞ。
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