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2009/11/11

【お金の話題】 No.588 "世界の貧困問題"を話し合った3人

 
2009年 11月 11日発行
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 お金の話題 ~マネーで幸せになるために~   [No.588]
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■"世界の貧困問題"を話し合った3人■


(以下、あくまでフィクションです。)

10年以上も前の話。
とある大学に3人の学生がいた。
3人は"世界の貧困問題"を考えるサークルに入っていた。

1年が過ぎ、3人のうちの1人に変化が出てきた。
矛盾を抱えたままではサークル活動を続けられない、
辞める、と言い出したのだ。

「私はここで世界の貧困問題を議論しても仕方がないと思う。
問題を解決するには、まず実際に現地に行ってみないと。
そこで何ができるか、どうすべきかを考え行動すべきじゃないの?
今、ここで貧困を議論する意味がまったく分からない。」

数ヵ月後、彼女はサークルを辞め、
どこかの途上国に旅立った。
何ヶ月かして彼女は日本に戻ってきた。
その間何があったかは知る由もないが、
戻ってきてからの彼女は、他の学生と同じように学校に通い、
バイトをして、時々友人と飲んだり遊んだりした。
卒業後、地元の公務員になったと風の便りに聞いた。


サークルに残った2人は、そのまま活動を続けた。

うち1人は、世界の貧困の解消を目指すNGOに入った。
彼女は実際にアフリカ南西部に出かけて支援活動を行ったり、
日本で問題を喚起したりと、精力的に活動を続けている。

最後の1人は、金融の世界に入った。
現場レベルでの貧困問題に一切触れることなく、
重債務貧困国や経済システムについて理解を深め、
貧困解決の鍵を求め卒業後に金融の世界に飛び込んだ。


・・・。


3人それぞれの生き方、と言ってしまえばそれまで。
どれがいいのか何が正解かの判断はお任せしたい。


私たちは、世界の貧困問題を
日常生活の中でどのように消化すべきだろうか。

積極的に感心を示し行動に移すべきだろうか、
それともそれは難しいとして
身近なこと出来ることだけ行動すべきだろうか。

世界の貧困問題の実態をしっかりと理解し、
解決に向けて行動すべきだろうか。
それとも人間には限界があることを悟り
あえて目をつぶり目の前のことに集中すべきだろうか。

今回もまた疑問だけで終ることをお許し頂きたい。

ただ、冒頭の話はフィクションではあるが、
3人の人生はまだ続いていることを付記しておく。


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★あとがき★

最近、世界の貧困問題とは別の議論として、
日本国内で低所得者の占める割合を示す
貧困率(07年は15.7%)が話題にあがったりしていました。

世界で語られる文脈の国内のそれとは
いろいろな点で違いがありそうな感じがします。

これはこれでまた根の深い難しい問題にように思えますが、
私たちはいったいどこに行きたいのかと
ふと思いにふけってしまいました。


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