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2009/10/28

【お金の話題】 No.579 巨大な1社と小さな1社

 
2009年 10月 28日発行
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 お金の話題 ~マネーで幸せになるために~   [No.579]
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■巨大な1社と小さな1社■


ここに2つの企業がある。
(あえて社名は出さないが、
誰もが知っている日本を代表する東証1部上場の2社。)


1社は創業100年以上、
もう1社は創業たかだか20年。

15年ほど前、
2社の売上規模は約50倍ほどの開きがあった。

それが、巨大な1社は低迷を続け、
もう片方の小さな1社は急速に事業が拡大し続けた。

結果、今年の両者の売上高は、
およそ1.1~1.2倍ほどの差でしかなくなる見通しであり、
あと数年後には逆転する可能性が出てくる。


その昔、小さな1社は、創業直後に
事業拡大資金の目処が立たなかったとき、
巨大な1社への取引実績を元に資金手当てをした。

また、小さな1社は事業拡大にあたって、
巨大な1社からの技術や製品などの支援を多く受けていた。

いまや、小さな1社と巨大な1社の立場は逆転し、
小さな1社は、巨大な1社とは取引条件が合わないとして、
納入を取りやめさせたりしている。


栄枯盛衰。

この2社の売上逆転は
戦後しばらく経ってから後の巨大な成長企業の誕生が少ない
日本にあっては、稀に見る出来事だろう。

少なくとも、足元の状況を見る限り、
小さな1社は今や日本でトップクラスの収益を稼ぐ企業となり、
巨大な1社は事業の切り離しやリストラの連続で、
縮小均衡の一途を辿っている。


では、この2社を分けたのは何だったのだろうか?

経営者?
社員が優秀かどうか?
たまたま時流に乗れたかどうか?


いろいろな解説が考えられよう。

確かに、小さな1社の経営者は
類稀なる才能と行動力があるが、
巨大な1社のトップも、日本を代表する企業に相応しく
極めて優秀な人が歴任している。

社員が優秀かどうかは、
少なくとも学歴で判断するのであれば、
巨大な1社は圧倒的な優秀な技術者を雇用している。

時流に乗れたかどうかも、
同じような業界に身を置いており、
成長機会は等しくあったはずだ。
(特に、巨大な1社は、小さな1社を資本で
取り込むことすらできたぐらい強大な時期もあった。)


私は、あえて単純で極めてあいまいな言葉で、
この2社の命運を分けたものを説明したい。


情熱と管理


小さな1社が経営者に率いられるように
情熱で動いていた間、
巨大な1社は、管理で会社が動いていた。

小さな1社は、経営者が『坂の上の雲』に
突き動かされて、志を共にした人がたくさん集まって
大きな動きとなって現れてきた。

方や、優秀な博士をたくさん抱えている巨大な1社は、
内向きで身を守るように小さく小さくなってきた。

特に、巨大な1社には10数年前までは
世界ナンバーワンの事業があったが、
縮小均衡の一途を辿る今となっては見る影もない。

利益を管理しようとした結果、
成長性だけでなく、
社員の夢も情熱も奪ってしまったようだ。



単純に、巨大な1社を批判しようとは思わない。
それは極めて危険で軽率なことだ。
少なくとも、ではどうすればよかったのかという
代替案を出さなければ始まらない。

また、小さな1社を見習おうとも言うつもりはない。
これもまた極めて難しい。
組織が大きくなっても、なお夢と情熱で
人々を動かし続ける経営者は少ない。



家計にとっても教訓となる。


あなたの家計は、
縮小均衡に陥っていないだろうか?

管理ばかりに陥っていないだろうか?

夢や情熱はあるだろうか?


家計を運営するとは、
単に節約して貯蓄を増やすことではない。

生きる力をよみがえらせ、
夢と情熱を支えるために家計はある。


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★あとがき★

すみません。。。
どうしても社名を出したくなかったので、
少し分かりにくい話になってしまったかもしれません。
後で読み返してみて、まわりくどいなぁ、、、と自分でも感じたりして。
ただ、2~3ヶ所ほどヒントは残していますので、
気になった方は後は検索してみて下さい。

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