2009/06/10
【お金の話題】 No.493 50年ローン、200年住宅の是非
2009年 6月 10日発行 =========================================================== お金の話題 〜マネーで幸せになるために〜 [No.493] =========================================================== ■50年ローン、200年住宅の是非■ 50年ローンとか200年住宅の是非について。 先に私自身がどう思っているかを書くと、 この狙いや理念は理解できるが、 本当にこれでいいと言えるかは少々疑問を感じている。 例えば、住宅の平均年数が比較されているヨーロッパとは 家の作りがかなり異なっている(最近は似通いつつある)し、 また中古住宅の流通市場の整備状況や相続制度も違う。 これらの社会・制度上の条件が整って、 初めて理念や政策は消費者まで降りてくるべき。 ただ、それ以前にあるのが、 そもそも本当に200年も必要なの? ムリすぎるんじゃない? という疑問。 仮に住宅が200年どころか30〜40年で使命を終え、 50年ローンだけ残っては、 まったく意味を成さない。 そういえば、以前に関連する内容を取上げていた。 ■ライフサイクルコストを意識した家(2007年11月13日発行) http://archive.mag2.com/0000204788/20071113200000000.html?start=360 ここで取上げたへーベルハウスのロングライフ住宅は、 「60年にわたるメンテナンス・リフォームのバックアップ体制」がある。 メンテナンス60年。 今の平均30年の倍の年月。 これは、すごい話に聞こえる。 で、200年住宅? こちらは、何か少々長すぎるような。。。 理念先行なんでしょうね、恐らく。 個人的には、あまり長い年月を引き合いに出すのは、 いい例がないような気がします。 リーマンショック後の経済金融危機は、 「100年に一度」とさかんに宣伝された。 2004年の年金改正は、 「年金100年安心プラン」だった。 高速道路は45年後に無料化されるそうだ。 (1956年に日本の高速道路計画がスタートしたときは、 30年後の無料化が約束されていたらしいが。。。) ところで、大前研一著『質問する力』の冒頭には 次の文章が出てくる。 "図書館に行って、1991年から1995年までの 新聞や雑誌を見てみましょう" 1993年に住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)が 「ゆとり返済」を出して、600万人がローンを組んだが、 その後地価は2003年まで続落し、 多くの人が住宅ローンに苦しんだという歴史に触れての話。 この、ゆとり返済の持つステップローンの性質については、 米サブプライムローンと似ていると以前に指摘したことがある。 ■家計から見たサブプライム問題(2008年10月23日発行) http://archive.mag2.com/0000204788/20081023200000000.html 50年ローンは、これとは異なるにしても、 非常に長い年月だ。 少なくとも、20歳から60歳までフルに働いた 40年間をさらに10年も上回るという代物。 しかも、私たちの暮らしや働き方が大きく変わり、 今後ますます少子高齢化が進んでいく世の中。 果たして50年ローンは、 いまの時代や社会にマッチしていると言えるのだろうか。 「歴史は繰り返す」 どうしても、この言葉を思い出さざるを得ない。 さて、とはいえ、 「家を持ちたい」という強い願望がある人は、 そうも言っていられない。 では、これから家を買う人は、 何に気をつけるべきか。 これは明日の話に。 ---------------------------------------------------------------- ★あとがき★ 週末に、自転車で川沿いの林道を駆け抜けました。 小さな虫(やぶ蚊?)がそこら中に固まっていて、 次々と顔にぶつかる。 鼻や耳にも入ってくる。 これはたまらんっっっと、 一目散に幹線道路へと退散しました。 あぁ、ああ夏が来たんだなぁと実感。 でも、都会暮らしが長くなってきたためか、 虫への抵抗力が弱まったような気がします。 都会はあまりにも人と人との共生ばかりで、 自然が介在する場所がないのかもしれません。 うーん、いつか大自然に戻ろうかな? でも、もうちょい先かも。。。 ---------------------------------------------------------------- ●お金について学びませんか? 「家計」と「資産運用」の話を中心に、 株式投資、保険、年金、貯蓄・節約、身近な経済ニュース、日常の買い物、 マネー教育など、世の中のお金に関わる幅広い話題を取り上げます。 お金(マネー)を知って、学んで、楽しんで、幸せになりましょう!!! ●ご意見、ご感想はこちらまでお寄せ下さい。 発行者: がる atjour@nifty.com URL: http://homepage3.nifty.com/atjour/ ●配信先の登録、変更、中止は以下のページから行ってください。 『まぐまぐ』<http://www.mag2.com/> ID: 0000204788 ●本メルマガは投資行為を誘導するものでも保証するものでもありません。 投資等はご自身の判断で行って下さい。また、発行者は、提供内容や リンク先のご利用等により生じた損害は、その責を負いません。


