2009/06/29
大起週刊レポート【農作物・為替編】2009/06/29発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大┃起┃産┃業┃ ━┛━┛━┛━┛ 週┃刊┃マ┃ー┃ケ┃ッ┃ト┃レ┃ポ┃ー┃ト┃【農作物・為替編】┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/06/29 Vol.129 ━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 商品先物取引ホームトレードシステム・GALAXY(ギャラクシー) 手数料業界最安値圏の420円(往復) ☆口座開設・資料請求URL☆ http://www.daikiweb.co.jp/galaxy/ ☆お問い合わせ先ダイヤル☆ 0120-5-17140(平日 08:00-18:00 ) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■トウモロコシ -作付面積次第の状況に- ――――――――――――――――――――――――――――――――――― <380セント台で膠着状態に> CBOTトウモロコシ先物相場は、300セント台後半で揉み合う展開。30日に作付面 積報告と四半期在庫の発表を控え、ポジション調整中心の展開になっている。 これからトウモロコシ相場は受粉期に向かうが、足元の良好な気象環境が上値 を圧迫している。一方、面積減少が一段と減少するリスクが下値を支えており、 明確な方向性を打ち出すには至っていない。 <作付面積は本当に減少するのか> 米農務省(USDA)が6月需給報告で発表した作付面積は8,500万エーカーとなっ ているが、市場予測は8,420万エーカーまでの下方修正となっている。6月19日 に米穀物調査会社インフォーマ・エコノミクスが発表した作付面積予想は8,31 0万エーカーとなっているが、マーケットではそこまでトウモロコシの作付面積 が減少したと予測する向きは少ない。作付けが平年との比較で1-2週間の遅れを 生じたことは否定できないが、過去の傾向を振り返っても、実際には大規模な 作付けシフトが行われた実績は少ないためだ。仮に面積シフトが限定的となれ ば、「面積減少→生産見通し下方修正→在庫下方修正」の流れを想定していた マーケットに対してはネガティブ要因である。その際は、旧穀限月に続いて新 穀限月の400セント割れという展開も想定しておく必要がある。 <産地の気象環境は良好> 生産地の気象環境は良好な状態が続いている。米気象予報会社メテオロジクス によると、農産物の生育に適した気象環境が実現しており、特にイールド低下 を促すようなリスク要因は見当たらない。適度な降水量で土壌水分に問題はな い一方、温暖な気候で冷害リスクも殆どなく、天候相場第二幕となる受粉期に 向けての生育環境は良好である。このまま好天が続けば、イールド低下リスク に対するプレミアムの剥落が促されるのは必至であり、既に天候相場中のピー クを確認した可能性も否定できなくなる。まだホット・アンド・ドライ(高温 乾燥)の実現の有無を議論するのは時期尚早であるが、少なくとも現段階から リスクプレミアムを織り込む状況にはない。 <7月相場は荒れる可能性が高い> 7月に向けてのトウモロコシ相場の行方であるが、まずは月末の作付面積の数値 が重要だろう。既に生産高減少の流れを織り込んでいる以上、作付け放棄の動 きが限定されていると、失望売りが膨らむ可能性がある。期末在庫見通しの水 準を考慮すれば、新穀が4ドル割れから大きく崩れる印象はないが、7月は大相 場となる傾向が強いため、値頃感からの安易な押し目買いや戻り売りは避けた い。面積報告、そして受粉期の気象環境を受けてのトレンドに素直に従いたい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■大豆 -作付面積、四半期在庫を見極めるステージに- ――――――――――――――――――――――――――――――――――― <12ドル台回復も決め手を欠く> CBOT大豆先物相場は、12ドル台を回復する展開。ファンドが再び旧穀限月に対 する物色意欲を強めており、底堅い展開が続いている。特に目新しい材料は見 当たらないが、旧穀需給の引き締まりが再評価されている模様。新穀限月もこ の動きにつられて地合を引き締めており、7月限と11月限のスプレッドは200セ ント超えも視界に入っている。ただ、米農務省(USDA)より作付面積報告と四 半期在庫の発表を控え、積極的に仕掛ける動きも限定されている。 <作付面積は拡大するのか> 作付面積の事前予測は、7,830万エーカーとなっている。6月需給報告では7,60 0万エーカーとなっており、230万エーカーの上方修正観測である。米穀物調査 会社インフォーマ・エコノミクスは7,890万エーカーを予測していたら、そこま での大規模な面積増加を予測するのは少数派に留まっている。ただ、トウモロ コシの作付けに遅れが生じたことは間違いなく、程度の議論はあるにせよ、ト ウモロコシから大豆への作替えの動きを否定するのは難しい。問題は、面積報 告を受けてマーケットがどのような反応を示すかである。面積シフトが予想さ れた程の規模でなければ急伸する可能性がある一方、大規模な面積シフトが確 認されれば急落する可能性もある。余り事前の予測が意味のない相場環境とな っているだけに、マーケットがどのような評価を見極めてから、素直にその流 れに従うのが妥当だろう。 <四半期在庫の数値も重要> また、四半期在庫の数値も重要である。市場予測は5億8,600万Buとなっている が、この数値を大きく下回るようであれば、これまでの生産見通しが必要以上 に楽観的であったか、需要見通しが悲観的だったことを意味し、旧穀需給に対 する逼迫感が一段と強まる可能性もある。当限が12ドル台を長期に渡って維持 することは難しいとみているが、ファンドの旧穀に対する物色意欲を正当化す る要因となるだけに、注意が必要である。特に、CBOT大豆7月限は6月30日から 受け渡し申告日を迎えることで、必要以上に荒れた展開になる可能性もある。 <イベントリスク消化後の動きに注目> 作付面積と四半期在庫の結果次第の相場環境にあり、トウモロコシ同様にイベ ントリスクを消化後の動きに素直に追随したい。旧穀と新穀のスプレット拡大 は明らかな過熱状態にあるが、ファンドの思惑次第の不安定な相場環境にある ため、逆張りでの対処はリスクが高い。7月は一方的な相場展開となる傾向が強 いため、トレンドフォローが基本戦略となる。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■コーヒー -急騰相場に対する修正が続くも- ――――――――――――――――――――――――――――――――――― <120セントを挟んでの攻防に> ICEコーヒー先物相場は、120セント水準で揉み合う展開。6月入りしてからの調 整地合を引き継ぐも、一段と売り込む材料にも乏しく、明確な方向性を打ち出 すには至っていない。5月の急騰相場を構成した強気材料が後退していることが 調整売りを促しているが、既に高値から20セントを超える下げ相場となってい ることで、値頃感からショートカバーを入れる動きも強まりつつある。 <ブラジルでの降霜リスクは低い> 主産地ブラジルが収穫期を迎えているが、特段のリスク要因は浮上していない。 生産地の気温は総じて温暖であり、降霜被害などのリスクを織り込む必要性は 低い。6月上旬時点では、降雪なども報告されていたが、現段階では天候要因か ら生産見通しを下方修正するような動きは限定されている。今後も注意が必要 であるが、過去10年以上に渡って本格的な降霜被害は報告されておらず、実際 の生産障害が確認されるまでは、「降霜」がテーマとなる可能性は低いだろう。 潜在的なリスク要因として認識しておけば十分とみている。ブラジルでは生産 見通しそのものを上方修正する動きも強く、これがコロンビア産に対するプレ ミアムの剥落を促している。コロンビア産主導の高騰相場が一服したことが、 ファンドに玉整理を迫っている。 <ファンドの買い玉整理が続くも> 米商品先物取引委員会(CFTC)によると、大口投機筋のネットロングは6月2日 の3万3,680枚をピークに、6月23日時点では1万6,598枚までほぼ半減している。 ただ、同期間の売り玉は1万1,748枚から1万0,534枚と殆ど動いておらず、ファ ンドの買い玉整理がどの時点で一巡するかが最大の焦点であることが窺える。 どの時点でこの動きが一巡するかを予測するのは困難であるが、売り玉とのバ ランスを考慮すれば、下落余地は限定的とみるべきだろう。110-120セントのレ ンジで底入れに向かうとみている。ドル高や原油安などを手掛かりに110セント 割れを試す場面があれば、押し目買いの好機になるとみている。100セント台を 割り込むような状況にはないだろう。 <底入れに向かう> 急騰相場に対する修正局面が続いているが、120セント割れからは徐々に底入れ に向かうとみている。ここから一段と売り込む材料には乏しく、実際に売り玉 を増やす動きは鈍い。ただ、底入れ確認後も相場が急反発する理由は乏しく、 今後は100-120セントを中心としたレンジで様子見方向に向かうだろう。再び、 ボラティリティ低下から方向性を欠く展開にシフトする見通し。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■外国為替 -ドル/円は膠着状態を継続か- ――――――――――――――――――――――――――――――――――― <手掛かりに乏しい> ドル/円相場は、95-97円のレンジで揉み合う展開が続いている。景気の先行き に関して強弱の見方が真っ向から交錯していることで、明確な方向性を打ち出 しづらい展開になっている。6月23-24日に開催された米連邦公開市場委員会( FOMC)でも特に目立った動きはなく、決め手に乏しい。米長期金利は低下傾向 にあるが、ドル/円相場に対する影響は限定的。ともに実質ゼロ金利状態にある ことで、金利環境は手掛かりとなりづらい。 <FOMCは材料視されず> FOMCでは、特筆すべきような動きは見られなかった。政策金利の誘導目標は市 場コンセンサス通りに据え置きであり、声明文にも特に目を引くような内容は みられなかった。マーケットでは金融緩和政策の出口論や追加対策についての 言及が行われるかが注目を集めていたが、特に今後の政策について言質を与え るようなことはなく、手掛かりとしづらい内容になっている。景気や物価判断 については、4月の前回FOMCから改善が見受けられるが、超低金利政策の長期化 が強く示唆されており、再建市場に広がる早期利上げ観測を正当化することは できない。一応は米長期金利の低下が促されていることで、ドルは主要通貨に 対してやや軟化傾向にあるものの、ドル/円相場に対する影響は限定的。ドル/ 円相場では金利環境は材料視されていないことが窺える。 <トレンド形成は困難か> では何をテーマに相場形成が行われるのかとなるが、特にこれといったものは ない。景気見通しが定まっていないことで、株式・債券・金利・商品相場がい ずれもトレンドを形成できない中、ドル/円相場のみが大きく動く理由は乏しい ためだ。今週は米市場が3連休入りすることもあり、4日発表の米雇用統計待ち のムードが強い。現状では、景気見通しに対してネガティブな材料に反応しや すいことだけを確認しておけば十分だろう。ただ、それがドル/円に対してどの ように影響するかは判断に迷う所であり、結果的にトレンド形成は難しいとみ ている。従来は、リスク環境は円買い戻しの動きに直結したが、日本経済に対 しても悲観的な見方が強まる中、一方的に円を買い進むのも難しい状況になっ ている。 <レンジ相場を想定> このため、今週も95-100円を基本レンジとした展開を想定せざるを得ない。株 価・債券・金利・商品相場などがいずれも次のトレンド形成待ちの状態にあり、 当然にドル/円相場に対しても中立的。足元の95円台であればドル買い・円売り 妙味が大きいと考えているが、短期での値幅取りを中心に検討したい。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【免責事項】 ※このメールマガジンは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。 弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき作成したものですが、 情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定 は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※商品先物取引は証 拠金取引であり、相場の変動によって利益も損失も生ずる恐れのある取引です。 取引本証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その利益や損失 も預託している取引証拠金の額に比べると高いものとなることがありえます。 ※商品先物取引は委託に際して取引証拠金等の預託が必要になります。最初に 預託する本証拠金の額は商品により異なり、最高額は最低取引単位(1枚)当た り135,000円です。但し、実際の取引金額は取引本証拠金の額の概ね10倍から3 0倍という著しく大きな額になります。また、取引証拠金等は、その後の相場の 変動によって追加の預託が必要になることがありえますので注意が必要です。 但しその額は、商品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商 品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり ますが、最高額は、最低取引単位当たり16,800円です。※弊社の企業情報につ きましては、弊社の本・支店及び日本商品先物取引協会の本・支部・ホームペ ージで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相 談室[名古屋市]:0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]: 03-3664-6243 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