大起産業『週刊マーケットレポート(穀物・為替編)』 RSSを登録する

商品先物市場(穀物、コーヒー)、外国為替市場の週刊レポート。ファンダメンタルズ分析を用いて、中期トレンドを考察します。テクニカルや内部要因ではなく、あくまでも需給動向や経済環境を重視したトレンド分析です。毎週、月曜日夕方発行です。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/04/28

大起週刊レポート【農作物・為替編】2008/04/28発行

この記事を取り寄せる

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  大┃起┃産┃業┃ 
  ━┛━┛━┛━┛
    週┃刊┃マ┃ー┃ケ┃ッ┃ト┃レ┃ポ┃ー┃ト┃【農作物・為替編】┃
    ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━┛
 
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/04/28 Vol.081 ━━━━
 
 
 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
 
     商品先物取引ホームトレードシステム・GALAXY(ギャラクシー)
         手数料業界最安値圏の420円(往復)
       
                 ☆口座開設・資料請求URL☆ 
           http://www.daikiweb.co.jp/galaxy/
 
             ☆お問い合わせ先ダイヤル☆
           0120-5-17140(平日 08:00-18:00 )

 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
 ※次回発行は2008/05/12(月)を予定しております。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■トウモロコシ -気象予報に一喜一憂する展開が続く-
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 気象環境改善で調整圧力が強まる
 CBOTトウモロコシ先物相場は、590セント水準まで値位置を切り下げる展開。米
 中西部の天候が改善したことを受け、作付けの遅れに対する懸念が後退し、調
 整圧力が強まった。WTI原油相場は過去最高値を窺う展開となっているが、天候
 相場としての性格が強まる中、他マーケットとの連動性が低下している。また、
 3月下旬から急ピッチな上昇が続いてきたが、600セントの節目突破で短期的な
 目標達成感が広がった影響もあるだろう。
 
 作付けの遅れは解消に向かう
 トウモロコシは4月中旬から作付け期を迎えるが、今年は米中西部の降水量が平
 年以上に多かったことで、作付けの開始時期は遅れがちとなっている。米農務
 省(USDA)が4月21日に発表したクロップ・プログレスによると、20日時点での
 作付け進捗率は前週比+2%の4%に留まっており、5年平均の17%を大幅に下回って
 いる。特に、アイオワ州0%、イリノイ州1%、オハイオ州0%など、主要穀倉地帯
 での作付けの遅れが目立つ。ただ、その後は広範囲に渡って降雨が観測されて
 いることで、28日発表の最新の統計では、17-20%程度まで一気に引き上げられ
 るとの見方が優勢となっている。
 
 今週は再び降雨見通し
 天候相場入りで気象予報に一喜一憂する相場展開となっているが、米気象予報
 会社メテオロジクスが25日に発表した6-10日予報では、平年並みから平年をや
 や上回る降水量が予測されている。降雨による土壌温度の低下で作付けの遅れ
 も報告されており、今週は再び作付けの遅れが懸念される。5月上旬までが高イ
 ールドを実現するために理想的な作付け期であり、5月下旬までに作付け進捗率
 を大きく引き上げなければ、2月の農産物展望会議(アウトルック・フォーラム)
 で示されたイールド154.9Bu/エーカーを実現できない可能性も高まろう。2008
 /09年度のトウモロコシ需給は、作付面積の大幅な減少によって、高イールドの
 実現が必要不可欠とされている。天候悪化によるイールドの低下は、在庫を枯
 渇状況に近づける可能性もあることを認識しておきたい。
 
 農業フォーラムでは投機筋に批判も
 4月22日に米商品先物取引協会(CFTC)が開催した農業フォーラムでは、相場高
 騰で先物市場のヘッジ機能が低下していることに懸念が示された。特に現物価
 格と先物価格との乖離は価格リスクの管理を難しくさせており、投機マネーに
 対する規制強化につながる可能性もある。現時点では、穀物相場高は投機要因
 ではないとの見方が一般的だが、商品インデックスファンドの取扱いなどを巡
 る議論が再燃していることは認識しておきたい。この種の議論は、投機マネー
 の穀物相場流入を更に促す可能性もある。 
 
 天候次第の相場展開に
 CBOTトウモロコシ相場は590セント水準まで値位置を切り下げたが、今週も天候
 次第の展開となることが予測される。降雨見通しでは作付けが遅れるとの思惑
 から買われ、晴天見通しでは作付けが進捗するとの思惑から売られる、単純な
 関係式が成立する見通し。気象見通しの変化に柔軟に対応する必要がある。支
 持線は575セント、抵抗線は620セントと幅広くみており、天候次第でこのレン
 ジのいずれかを試すことになる。需給要因からは上振れ余地が大きいが、この
 時期は需給要因よりも気象環境が優先される。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■大豆 -トウモロコシ相場の調整売りにつられる-
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 トウモロコシ相場に連れ安する
 CBOT大豆先物相場は、1,300セント台前半まで値位置を切り下げる展開。米中西
 部の気象環境改善で、トウモロコシの作付けが進むとの期待感が強まり、大豆
 相場は地合を引き締めた。トウモロコシから大豆への作付けシフトを巡る思惑
 が後退したことで、需給緩和が更に進むリスクが低下した結果である。ただ、
 トウモロコシ相場の下落によって大豆市場でも投機筋の手仕舞い売りが先行し
 ており、前週の価格帯を維持することには失敗している。アルゼンチンのスト
 ライキを巡る思惑、WTI原油相場の高騰といった支援材料も見られるが、トウモ
 ロコシの天候相場入りで穀物相場全体が連動性を高めており、現在はトウモロ
 コシ相場に価格形成の主導権が握られている模様だ。
 
 トウモロコシ相場次第の展開に
 トウモロコシ相場が作付け期の天候相場入りする中、理論的にはトウモロコシ
 と大豆相場は逆相関関係を強めて然るべき状況にある。即ち、足元ではトウモ
 ロコシの作付けが遅れがちとなっていることが警戒されるが、これはトウモロ
 コシから大豆への作替えを促す要因となるため、トウモロコシ高・大豆安とな
 るのが一般的である。逆に、トウモロコシの作付けが順調に進捗すれば、トウ
 モロコシから大豆への作替えは限定されることで、トウモロコシ安・大豆高の
 要因となる。しかし、マーケットの関心がトウモロコシ相場の動向に集中する
 中、大豆相場もトウモロコシ相場との連動性を強めており、教科書的な値動き
 とはなっていない。
 
 降雨見通しが上値を抑える
 トウモロコシ相場の動向を概観しておく。最新の気象予報によると、今週は平
 年並みから平年をやや上回る降水量が予測されており、再び作付けの遅れが意
 識され易くなる。前週は好天によって作付け進捗率は大幅に引き上げられたと
 予測されるが、今週は上昇圧力が働き易い相場環境となっている。ただ、気象
 環境次第の相場環境であることには変りがなく、気象予報の修正には柔軟に対
 応していきたい。
 
 アルゼンチンのストライキは膠着状態に
 アルゼンチンのストライキに関しては特に、目新しい動きは見られない。一時
 は政府と農家代表の協議が開始されたことで楽観的な見方も広がっていたが、
 政府の大豆輸出関税引き上げ方針に変りはなく、目立った進展はみられない。
 逆に5月に向けて交渉の難航が報じられ始めており、4月2日から30日の予定で停
 止されているストライキが再発する可能性も否定できない。いずれにしてもこ
 の問題が根本解決するまでは、米国産大豆に対する引き合いが必要以上に強ま
 る可能性が否定できない。
 
 天候次第の相場展開に
 CBOT大豆相場は1,300セント台前半での取引となっているが、今週もトウモロコ
 シとの連動相場が予測される。トウモロコシと違ってアルゼンチン情勢もリス
 ク要因となるが、基本的には天候次第の展開が続くこととなるだろう。本稿執
 筆時点での気象予報からは上振れリスクの方が大きいと考えているが、この時
 期は当初の見通しにこだわらず、柔軟に対応していきたい。支持線は1,300セン
 ト、抵抗線は1,400セントの節目を考えている。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■コーヒー -140セント台を維持することはできず-
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 140セントが戻り目処に
 ICEコーヒー先物相場は、130セント台前半まで軟化する展開。WTI原油安やドル
 安を背景に140セント水準を試していたが、140セント台からの一段高を試すま
 でのエネルギーはなく、戻り売りに下押しされる展開となっている。130セント
 水準に支持線を見つけた形となっているが、140セント水準は、2月29日高値17
 1.60セントから3月20日安値125.85セントまで下落した1/3戻しに当たり、同水
 準までの戻りで一服感が出ている模様だ。
 
 ベトナムからの輸出は低迷するも一時的か
 ファンダメンタルズに関しては、特に目新しい材料は見当たらない。ベトナム
 政府統計局は4月の同国コーヒー輸出高が前年同月比-23%の167万袋に留まる見
 通しを示しているが、特にサプライズはない。ベトナムでは年初から多雨によ
 って収穫済みの生豆の乾燥が遅れていることで、輸出可能量が抑制されている
 ことで、荷が出づらい状況が続いている。投機資金がこうした状況を映して、
 ロンドンロブスタコーヒー市場に流入している影響もあるが、産地相場も1995
 年以来の高値まで上昇しており、必ずしも投機的とは言えない。ベトナムでは
 4月以降が収穫期のピークであり、ロブスタ種の独歩高が続く可能性は低いだろ
 う。アラビカ種との価格差をみても、行き過ぎ感が否めない。
 
 中米の輸出量は概ね前年並み
 一方、グアテマラ・コーヒー協会(ANACAFE)発表の3月中南米のコーヒー輸出
 高は、前年同月比-2.8%の266万1,819袋となった。ドル安の影響で輸出量が大幅
 に落ち込んでいるとの観測もあったが、こうしたデータを見る限りは、特に現
 物需給が逼迫化している印象はない。2月は前年同月比+13.9%、1月は同+18.3%
 であり、ドル安が実際の供給環境に及ぼした影響は限定的であることが確認で
 きる。
 
 ロブスタ種の割高感が解消に向かう
 上述のようにベトナムロブスタ種の供給が落ち込んでいることで、国内でもア
 ラビカ種とロブスタ種のサヤがゼロに近い異常な状態が続いている。3月19日の
 1,860円をピークに25日引け時点では230円と小幅ながらアラビカ種が割高とな
 っている。両者の品質の違いを考慮すれば、アラビカ種がロブスタ種の価格水
 準を上回って当然であり、実際に昨年も7月の一時期を除いてアラビカ種が割高
 な状況が常態化しており、1月時点では5,000円以上のサヤが実現していた。ロ
 ブスタ種の供給環境が安定化に向かえば、アラビカ買い・ロブスタ売りの裁定
 取引が一段と活発化することが予測される。
 
 130セント割れからの一段安を想定
 ICEコーヒー相場は130セント台前半での取引となっているが、戻り売り方針で
 臨みたい。既にコーヒー相場の下落は一服したとの見方もあるが、ブラジルの
 供給見通しに対する市場コンセンサスからは、依然として割高感が払拭できな
 い。140セント水準までの戻りも、これまで急落相場に対する自律反発とみるの
 が妥当だろう。110-120セントを目標価格に、売り込んでいきたい。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■外国為替 -ドルの買い戻し地合が続く-
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ドルの買い戻し地合が続く
 ドル/円相場は、104円台まで値位置を切り上げる展開。金融・資本市場に対す
 る過度の悲観的ムードが後退していることで、前週のドル買い戻し地合を引き
 継いでいる。特に決め手となる材料は見当たらないが、米企業決算が総じて予
 想されていた程に悪くなかったこと、株式相場の下げ一服などから、投資家の
 リスク許容度が改善に向かっており、その流れの中でドルのショートポジショ
 ンが解消に向かっている模様だ。今週は30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、
 5月2日には4月雇用統計の発表を控えており、イベントの結果次第ではボラタイ
 ルな展開が予測される。
 
 FOMC声明文から追加利下げの可能性を探る
 FOMCに関しては、今会合で利下げ政策が一時休止される可能性が指摘されてお
 り、声明文が追加利下げに関してどのようなすタンスを示すかが注目される。
 前回FOMC声明文では、「必要とあれば時宜を得た行動をとる意向」とされ、追
 加利下げにかなり積極的なスタンスが示されていた。しかし、一部委員からは
 インフレリスクの高まりを理由に利下げに反対の意向も示されており、今FOMC
 でどのような修正ガ行われるかが注目される。
 
 サプライズの可能性は低いとみる
 足元の経済環境からは利下げ打ち止めに対して言質を与えるような内容となる
 可能性は低いと考えている。ただ、3月消費者物価指数(CPI)が前年同月比で
 +4.0%とインフレリスクも無視できなくなる中、急激な金利低下に対する危機感
 を強めているのも間違いなく、マーケットが利下げ休止の可能性を本格的に織
 り込む声明文の内容となれば、米金利低下を経由してドル買い戻しの動きが一
 段と活発化するシナリオも描ける。実際には、声明文がそこまで踏み込んだ記
 載を行う可能性は低いと考えているが、一定の注意は必要だろう。金融・資本
 市場の混乱状況から、インフレ環境にメインテーマがシフトすると、マーケッ
 トは一段と混乱の度合いを強めることとなる。
 
 雇用統計の数値も重要となる見通し
 利下げ休止の可能性を探る上では、FOMCよりも5月2日発表の4月雇用統計がポイ
 ントとなる可能性もある。利下げ打ち止めにはマクロ経済環境の安定化が必要
 不可欠であり、特に雇用環境の動向が注目されるためだ。先行指標となる新規
 失業保険申請件数は30万件台中盤から後半の高いレベルを推移している。マー
 ケットでは非農業部門就業者数に関して7.8万人減を予測しているが、マイナス
 幅が拡大すると、米金利低下・ドル安が再び加速する可能性もある。
 
 日銀展望リポートではインフレ環境に注目 
 4月30日には、日銀が「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を公表する。
 第一に、金融経済環境に対してどの程度まで悲観的な見方が示されるかが注目
 される。ただ、日銀は4月の金融経済月報で既に標準シナリオを下方修正してお
 り、月報の「当面減速が続くものの、その後緩やかな成長経路をたどる」との
 基本認識が踏襲される可能性が高い。第二に、インフレ環境が注目される。エ
 ネルギー・原材料価格の高騰が進む中、インフレの上振れリスクが強調される
 と、円金利上昇から円高バイアスが掛かり易くなる。
 
 戻り目処は115.00-115.50円 
 ドル/円相場は114円台まで切り返しており、これまでの急激なドル安・円高傾
 向に一服感が出ている。FOMCや雇用統計といったイベントを控えて動きづらく
 なるが、105.00-105.00円程度までの戻りは想定しておくべきだろう。ただ、依
 然として積極的にドルを買い進む材料は乏しく、ドル安・円高の大きな流れに
 は変りがないだろう。ドルの一時的な巻き戻し局面に留まるとみている。


 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 【免責事項】
 ※このメールマガジンは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。
 弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき作成したものですが、
 情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定
 は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※商品先物取引は証
 拠金取引であり、相場の変動によって利益も損失も生ずる恐れのある取引です。
 取引本証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その利益や損失
 も預託している取引証拠金の額に比べると高いものとなることがありえます。
 ※商品先物取引は委託に際して取引証拠金等の預託が必要になります。最初に
 預託する本証拠金の額は商品により異なり、最高額は最低取引単位(1枚)当た
 り135,000円です。但し、実際の取引金額は取引本証拠金の額の概ね10倍から3
 0倍という著しく大きな額になります。また、取引証拠金等は、その後の相場の
 変動によって追加の預託が必要になることがありえますので注意が必要です。
 但しその額は、商品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商
 品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり
 ますが、最高額は、最低取引単位当たり16,800円です。※弊社の企業情報につ
 きましては、弊社の本・支店及び日本商品先物取引協会の本・支部・ホームペ
 ージで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相
 談室[名古屋市]:0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]:
 03-3664-6243
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■発行      大起産業株式会社
 ■レポート執筆  大起産業株式会社調査研究室 小菅 努
 ■ウェブサイト  http://www.daikiweb.co.jp/
 ■マーケット情報 http://www.asumiru.com/
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■各種お問い合わせ先
      大起産業株式会社 調査研究室 担当:小菅(コスゲ)  
         〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-2-13
       (TEL)052-201-6311   (FAX)052-220-1593
           (E-mail)tyousa@daikiweb.co.jp 
  Copyright (c) 2007 Daiki Sangyo Co., Ltd. All rights reserved.
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る