上司のための教科書『部下は上司を評価している』 RSSを登録する

SONY、世界のGE、財閥企業に勤めた筆者が、部下にとって好ましくない上司・好ましい上司を筆者の体験に基づいて綴ったエピソード。上司は反面教師として、部下は上司を育てるのが部下の役割として、自分の体験に合わせて是非読んで広めてほしい。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/07/27

101:上司のための教科書『部下は上司を評価している』

この記事を取り寄せる

トレーニングに携わっている筆者が【人と仕事のミスマッチの解消】
【人の市場価値を高めるお手伝い】の観点から、筆者が経験したエピソードを
交え気付いたこと、感じたこと、考えたこと、学んだことを連載していきます。

====================================
★ 人と仕事のミスマッチの解消、人の市場価値を高めるお手伝いのために ★
第二章 子供たちとの闘いから教育の原点を学ぶ
  2.自分の意思で、あへてルールを破れる子供に育てたい

 ある真冬の練習の時だった。打球がプールの方向に飛んでいき、金網を超えて
プールのまわりの通路に転がった。子供たちと私の会話を再現しよう。『私』「
子供たち」である。

『誰かボールを取ってこい』「あそこは入っちゃダメだよ」
『何故だ』「先生がいつも入っちゃダメだと言っているから」という。
『いいから取ってこい』といっても子供たちは動かない。やはり、子供たちにと
って先生の言うことは絶対守るべきことで申請なのだ。たかがコーチの一言など
通用するわけがない。

『何故ダメなんだ』と聞くと「あの線に触れるとセコムが来ちゃうよ」と言う。
子供たちはこういうことはよく知っている。
『セコムは来るのが仕事だろう』と言って、子供たちを困らせる。
『あそこから入れば、線に触れないだろう』と金網の破れた所を指さす。子供た
ちなら楽に入れる穴だ。「だけど、入ると先生におこられちゃうよ」と、あくま
でも先生を理由に拒もうとする。

『何故、先生に怒られるんだ』「プールの中に落ちるとおぼれちゃうから」
『落ちるとおぼれちゃうのなら、夏にもプールに入れないだろう』と意地悪く言
って、子供たちの反応を見る。子供たちは困った顔をしている。悪趣味だがそれ
が大変面白い。

 しばらく沈黙が続く・・・。
「わかった。先生や大人の人が誰もいない時に勝手にプールに入ると、おぼれた
時に助けられないからだ」と一人が答える。『そうだ。入っちゃダメだと先生が
言っているのは、大人が誰もいない時のことで、今はコーチがちゃんと見ている
から入ってもいいんだよ』と言い終わらないうちに、子供たちは金網めがけて争
ってダッシュしていった。子供たちは本当は金網の中に入ってみたかったのであ
る。冒険心や好奇心旺盛で、今時の子供も捨てたもんじゃないなあと感心する。

 翌週の朝も厳しい寒さだった。いつもの時間に校庭に行くと、自転車とグロー
ブはあるが子供たちの姿が見えない。プールの方で騒がしい声がするので行って
みると、プールに張られた氷を割って遊んでいる。ただし二十五mの深いプール
ではなく、低学年用の浅いプールのほうである。子供たちはちゃんとわかってい
るのだ。私は嬉しかった。

 ルールは大切である。ルールにはそれが作られた背景がある。その背景を理解
させようとすることなく、ルールだけを守らせようとする人が最近は多い。子供
の世界だけでなく、社会人の世界でも同じである。会社でもこの繰り返しだ。不
都合が起きたので『それを変えてください』と依頼すると、「ルールだからダメ
です」との答えが平気で帰ってくる。『何故そのようなルールがあるのですか』
と意地悪く訊くと、返答が返ってこない。ルールを守るのが仕事だと思っている。

 ルールを守るだけの人は成長しない。ルールを守らせようとするだけの人は最
も成長しない。成長しないどころか、時代から取り残されていく。

 人の成長を期待する時に、『自分の意思であへてルールを破れる子供に育てた
い』との私の考えは間違ってはいないと確信するようになった。

                      イナンシエイター 名誇礼恩
★☆★ 真夏の涼しいプレゼント
 スイス・アルプスに行って、写真を撮ってきました。
 ご興味のある方は、下記のページをご覧ください。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/napoleon/napoleon00.htm

====================================
★☆★★☆★ 12月1日に、下記の著書を発売しました ★☆☆★☆★☆★
著書:サラリーマンよ 人生は地位や金じゃない<自分らしく&活きよ>
著者:イナンシエイター 名誇礼恩 (ナポレオン)
出版社:文芸社 ¥1470円  ISBN978-4-286-03824-7
http://www011.upp.so-net.ne.jp/napoleon/josefn10.htm
内容:
オリベッティ、SONY、GE、ソニー生命、財閥系企業等、業界や企業風土が
異なる5つの企業に勤務。システム、営業、営業サポート、教育等の異質の仕事
に従事し、常に第一線の現場やお客さまの観点から会社や仕事を観つめる感性を
養ってきた著者が、「サラリーマンにとって幸せとは何か、サラリーマンはどう
活きるべきか」というテーマに関して独自の考えを築き上げた著書。
悩めるサラリーマンやOL、学生の方にはぜひ読んで戴きたい『一石』。

リブロ、三省堂書店、紀伊國屋、芳林堂などに置いてありますが、大手の出版社
でないため、置いていない書店も多いです。アマゾンやセブン&ワイも取扱有。
====================================
★復活版:貴方の生活設計をアシストするライフプランクリニック講座★

1990年に日本の生命保険業界に新風を吹き込む一役を担った筆者が、
17年の研究・考察を経てまとめあげたライフプランニング講座の決定版。
生命保険業界・金融業界の方だけでなく、一般生活者にも、ライフプランの
オーソドックスな考え方、生命保険の判断基準を伝授します。スタート。
http://www.mag2.com/m/0000145232.html
====================================
★メルマガ  親と子供のための教科書『子供の自立のために』 ★

禁止・規制・規則では子供は成長しない。親と先生の役割は『自立させること』
だ。少年野球監督を長年務め、三人の子供の親が様々な体験を通じて『子供の自
立、親や先生の自立』を綴った『一石』である。親や先生に読んでもらいたい。
http://www.mag2.com/m/0000202368.html
====================================

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
上へ戻る