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2008/01/21

ニーチェ格言集・第105回「読書について」


◇◆今回の格言(105回)◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ただ書物を「ひっかきまわして検索する」ことだけしかしない学者は
しまいには、自分の頭でものを考える能力をまったくなくしてしまう。
本を引っ掻き回さなければ考えられないのだ。
彼が考えるとは、刺激(本から読んだ思想)に返答するということ
・・・要するにただ反応するだけなのだ。

こういう学者は、すでに他人が考えたことに然りや否を言うこと、
つまり批評することにその全力を使い果たしてしまって彼自身はもはや考えない。
自己防衛本能が彼においてはぐにゃぐにゃになってしまったのだ。
そうでなければ、書物に抵抗するはずだ。」
-(ニーチェ『この人を見よ』)


ショーペンハウアーに影響を受けてるだけあって、
読書に対する考え方もやや似ている側面があるニーチェ。
自分で考える能力をなくしてしまうというところなど、
ショーペンハウアーの主張そのものです。

ただ騙されてはならないのは、
ショーペンハウアーもニーチェも相当数の本を読んでいるという事実。
特にニーチェは文献学の教授であったため、
一日の読書量もかなりのものだったことでしょう。
その事実を無視して「読書=馬鹿になる」と理解してしまうと、
この二人の真意は汲み取れません。



◇◆関連知識・キーワード◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

http://jpan.jp/?arto100



◇◆編集後記◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

話題の酸素カプセルに入ってみましたが、
飛行機に乗って耳がキーンとなるような人は入らないほうがいいです。
効き目を実感するとかそれどころじゃないぐらい具合が悪くなります。


◇◆お知らせ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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その他のお知らせも随時追加予定。

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