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  • 最新号 2007/09/21
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2007/03/01

【ネタゼロ・幻影との決別その2】


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  ネタ0・知識0・技術0からのプロデビュー  第11号

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おはようございます。さばよしです。

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『幻影との決別 その2』

◆どこにかかるの?◆

◆新聞記事じゃないんだから◆

◆編集後記◆

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「どろろ」観てきましたよ。

私の世代にとっては、手塚さんの作品を実写化、というだけでも、期待やら不安やら、
胸に去来するものが、数多くあります。

さて、インプレッションは・・・つづきは編集後記にて

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◆どこにかかるの?◆


○修飾語は直前に


彼の 太い腕で 吊るしあげられた 体

こんな文章があります。

パッと読むと、「彼の」という言葉、「太い腕」にかかるのか「体」にかかるのか、
よくわかりません。

どちらとも取れるわけです。

プロはこういう文章――つまり、修飾と被修飾の関係があいまいな文章を、
極力書きません。

文章が読みにくい、わかりにくいといわれる原因の8割は、前号で紹介した
「主語と述語が遠いこと」と、この「修飾―被修飾の関係があいまいなこと」にあります。


上の文はこう書くべきです。

彼の 太い腕によって 吊るしあげられた 体

または、

太い腕で 吊るしあげられた 彼の 体

修飾語は被修飾語の直前に置くようにしてください。

文章の輪郭がはっきりしてきますから。


青い 海の 茶色い ゴツゴツした 岩場の ひとで

青い〜岩場の、までは、読みようによっちゃあ、すべてひとでにかかってます。

こういう文章を書いて、平気な顔をしている人、けっこういるんです。

では、どう直したら読みやすい文になるか、考えてみてください。

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◆新聞記事じゃないんだから◆


○漢字熟語のワナ


まさかとは思いますが、一石二鳥だの臥薪嘗胆だの曲学阿世だのといった、
いわゆる四字熟語を文章のなかで乱発する人はいませんよね。

「あの店に行けば、A美とC江、どっちにも会えて一石二鳥だわえ」

とか、

「小説の書き方をブログで発表するような者を曲学阿世の徒というのだ」

みたいな使い方をすいるわけですが、さすがにそんな人はマイノリティーだと思います。

ところが、これが二字熟語になると、途端に使用率が高くなりますね。
とくに動詞として使うケース、頻出です。

「危険水域を離脱したのち、本国からの命令を受諾して、艦隊は一斉に停止した」とか

「皇帝の激怒が条約の締結を遅延させた」とか。


「離脱」「受諾」「停止」「締結」「遅延」

こうした熟語動詞をたくさん使う人がいます。プロでもいますよ。

そうすることで、何やら格調の高い文章を書いていると、勘ちがいしているんでしょう。

新聞や雑誌の見出しや記事に「熟語動詞」が使われるのは、きわめて限られた字数のなかで
情報を伝えなければならないからです。

小説では、地の文でもセリフでも、熟語動詞はできるかぎり使わないほうがいいですね。

プロのなかでも「うまい」といわれる書き手は、ほとんど使ってません。

余談ですが、ティーンズ系、ファンタジー系、BL系の作品には「熟語動詞」が
やたらめったら使われれているものがあります。

自分の文章を声に出して読んだことがないのでしょう。


こうして考えてみると、文章力という幻影の正体が見えてきます。

文章力がある=うまい文章が書ける=わかりやすい文章が書ける
ということにほかなりません。

こんなものは才能なんかではないでしょう。

知識と実践。ただ、それのみです。

作品を書くときに、前回と今回、2回にわたって紹介したことを
思いだしていただければさいわいです。

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◆編集後記◆

おもしろかったです。「どろろ」

そりゃたしかにA級作品とはいえません。

変な着ぐるみなんかも出てきました。

そういうことを横に置いておいても、エンターテイメントとして、
素直に面白かった、といえますよ。

冒頭の百鬼丸のアクションシーン、カッコよくて、思わず「おお!」と
叫びそうになってしまいました。

どういう感想をお持ちなったかはわかりません。でも、手塚さんにも、
ぜひ観てもらいたかったですね。

不幸な形で放映中止に追い込まれた「どろろ」を、あなたの子どもたちが
こんな形で復活させました。

続編、大いに期待します。


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 発行者:さばよし
 メール:daitentamithuyo@yahoo.co.jp
 ブログ:http://suisuistory.blog56.fc2.com/
     http://yomanemu.blog93.fc2.com/

     ↑本の紹介ブログです。独断、偏見、悪意だらけですが、
      興味がおありでしたら、いらしてください。
     
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