【ネタゼロ・知識ゼロ・技術ゼロからのプロデビュー】君の名はストレンジャー
【ネタゼロ・知識ゼロ・技術ゼロから小説家になるには】
第5号 [ストレンジャータイプ] 2006/09/10
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「シェーン」や「ターミネーター2」、ブログでご紹介した「スリング・ブレイド」のような構成の物語りを、『ストレンジャータイプ』と呼びます。
主人公は流れ者(または異分子)で、何かの目的で、ある空間や場所にやってきます。
その場所または空間では、もともとそこにいた人間たちによって、一定の秩序や安定が保たれています。
ところが、主人公がやってきたことにより、その秩序が壊され、安定がゆらぎます。
人々のあいだに葛藤や対立が起き、それらを主人公が解決し、合意と和解のうえに、新しい秩序と安定が生まれる。
そして、主人公は、またどこかへ去っていく。
これが『ストレンジャータイプ』典型的な構成パターンです。
主人公の性格や行動がわかりやすく、また、敵対者の設定も作りやすいので、『ストレンジャータイプ』はストーリーを盛り上げるのが容易です。
そのため、古今、多くの作品がこの形式から生まれています。
黒澤明監督の「用心棒」「椿三十郎」
しがないテレビ俳優だったブルース・ウィリスを名実ともにスターに押し上げた「ダイハード」
主演のヒュー・ジャックマンよりヒロインのケイト・ベッキンセールが目立っていた快作「ヴァン・ヘルシング」
舞台をどこかの惑星にしただけで、あとはまんまシェーンの「ソルジャー」
クリント・イーストウッドが監督、主演をした異色の西部劇「荒野のストレンジャー」「ペイル・ライダー」
ジョン・キャンディのコメディ「おじさんに気をつけろ」
あの「メアリー・ポピンズ」もこのタイプの作品です。
さらに、テレビに目を移してみれば、いま放映中の「マイボスマイヒーロー」もこの形式で作られています。
テレビドラマには『ストレンジャータイプ』が多いですね。
「ウォーターボーイズ2」
「GTO」
「踊る大捜査線」
「ヒーロー」等々
ほかにもたくさんあります。
「水戸黄門」なんて毎回毎回、この『ストレンジャータイプ』を繰り返していますね。
『ストレンジャータイプ』は大変に書きやすく、それでいて面白くしやすいのです。
途中で、迷いの森へ入りこんでしまうことも、ほとんどないと言っていいでしょう。
ですから、もし、最初に小説を書かれるのであれば、ぜひチャレンジしてみることをお勧めします。
その際に気をつけていただきたいことが、ふたつあります。
ひとつは、
主人公がそこへやってくる目的をはっきりさせること。
もうひとつは、できるかぎり、その場所、空間を限定して設定する。
ということです。
とくに二番目が大切で、舞台が東京都とか○○市とかでは、大きすぎて、物語りが拡散してしまいます。
○○町とか、△△高校とか、とにかく舞台を思いきって限定してみることで、物語りの密度が濃くなります。
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発行者 りくへいた
メール daitentamithuyo@yahoo.co.jp
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