ネタ0・知識0・技術0からのプロデビュー RSSを登録する

文才なんか必要ないんです。ほんのすこしのやる気さえあれば、だれでもプロの小説家になれます。そのノウハウを紹介します。あなたにも、かならずすばらしい作品が書けます。

  • 周期 不定期
  • 最新号 2007/09/21
  • 発行部数 145
  • マガジンID 0000202966
  • 個別ページ
現在休刊中です    
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
このメルマガをまぐまぐ大賞2008に推薦する
2006/08/20

対決の図式

      【ネタ0・知識0・技術0からのプロデビュー】

  第3号          2006/08/20
─────────────────────────────────────────────
当メールマガジンを購読くださり、ありがとうございます。

あなたの創作に、すこしでもお役に立てれば、とてもしあわせです。
─────────────────────────────────────────────
さて、今回の題材は、

『バガボンド』

です。

いまさら説明の必要もないですね。

吉川英治さんの大作「宮本武蔵」を、井上雄彦さんが独自の解釈をおりまぜつつ漫画化した傑作です。

前回のドラゴンボールが「旅」を主題とするなら、バガボンドは「戦い」です。

このことを頭に置いて、さっそく「抽象化」をしてみましょう。

1. 主人公はある分野において、なみはずれた資質・才能をもっている。

2. しかし、主人公は、まだ自分の能力を100%発揮できていない。

3. 主人公の前に、その分野における一大勢力が立ちはだかる。

4. 主人公は後日、その勢力と戦わなければならなくなる。

5. 戦いの準備のあいだに、主人公はその分野の第一人者と出あい、光を見出す。

6. さらに、終生のライバルとも出会う。 

7. 主人公は、3の一大勢力との戦いにいどみ、これに勝利する。
─────────────────────────────────────────────

これが「宮本武蔵・バガボンド」の前半、吉岡一門との戦いまでを抽象化したものです。

ポイントとなるのは、4です。

戦いが、すぐに行なわれるのではなく、主人公に時間があたえられるということですね。

それによって、勝利するためにあがく主人公の姿を描くことができ、ストーリーが盛り上がります。

主人公(またはチーム)が勝利や成功をめざして、ひたすら努力するエピソードは、
スポーツものや、青春ものでは、お約束ですね。

お約束とわかっていても、かんばっている姿を見ていると、ついつい、感情移入してしまう。

このあたりが、物語りのもつ「力」というものです。
─────────────────────────────────────────────
さて、上の「抽象化」から、こんなストーリーが作れます。

1. 主人公はある分野において、なみはずれた資質・才能をもっている。


ある分野を、スポーツにしてしまうと、バガボンドとの類似性が濃くなってしまうので、
思いきって、ちがう世界にしてみます。
ということで、和菓子にしてみました。
主人公は、若い和菓子職人です。


2. しかし、主人公は、まだ自分の能力を100%発揮できていない。


主人公は、いつかは日本一の和菓子を作るという夢をもっています。
そのために修業もしています。
お父さんも腕のよい和菓子職人だったという設定を作っておくと、リアリティ(説得力)が出るでしょう。


3. 主人公の前に、その分野における一大勢力が立ちはだかる。


ある日、主人公の住む町に、大手の和菓子チェーン店が出店してくることになります。
儲け第一主義で、粗悪な材料を使ったりする、けっして評判のよい店ではありません。
このチェーン店も、いまは二代目社長で、先代のころはまっとうな和菓子屋だっということに
すると、さらにドラマがふくらみます。


4. 主人公は後日、その勢力と戦わなければならなくなる。


下見にいった主人公は、そこでもめごとを起こしてしまい(たとえば、主人公が
その店の和菓子をけなした、とか)、半年後の和菓子品評会で、互いの作品をかけて
戦うことになってしまいます。
このとき、主人公と戦うのが社長の弟です。
経営のセンスは兄にはるかにおよびませんが、先代の技をうけついだ腕のいい職人です。


5. 戦いの準備のあいだに、主人公はその分野の第一人者と出あい、光を見出す。


いまのままでは勝てないと悟った主人公は、和菓子界の第一人者(和菓子の神さまとか、
大仏さまとかいわれる存在ですね)のもとに修業にいきます。
当然、ここですんなり弟子入りが認められるはずもなく、いくつかの試練をのりこえ、
ようやく弟子入りを果たします。


6. さらに、終生のライバルとも出会う。 


その神さま(または大仏さま)のもとには、もうひとり若い和菓子職人がいます。
これが主人公のライバルです。
─────────────────────────────────────────────

どうでしょうか?


実は、この『宮本武蔵・バガボンド』のストーリータイプは、大変に応用範囲が広いものなんです。

スポーツや芸事なら、ほとんどのジャンルで使えます。
次回、別パターンで、もう1本、紹介したいと思います。

==============================================================================
 発行者      りくへいた
 メール      daitentamithuyo@yahoo.co.jp
 ネタゼロブログ  http://suisuistory.blog56.fc2.com/

現在休刊中です
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る