モナカ先生の日本語教師日記
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1.はじめに
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みなさん、ごぶさたしております。
最中寅次郎こと、野中恒宏です。お元気ですか?
年末年始は日本に5年ぶりに帰国して、
すっかり体重を増やして帰ってまいりました。
今年も新学期がはじまりました。
オーストラリアでは1月から新学年がはじまります。
新しい顔も迎えて、今年もがんばろうと思いました。
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2.今年の目標
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今年はずばり、生徒を連れて日本に行こうと思っています。
昨年の暮れ、学校のコンサートで生徒たちといっしょに
ソーラン節を踊りました。
これが大好評でした。
舞台の上で100人以上の生徒が「どっこいしょ! どっこいしょ!」
と大きな声で舞い、舞台下の生徒たちもいっしょに踊りだしました。
日本文化と縁もゆかりもないこのオーストラリアの田舎町で
子どもたちが奇跡を起こしてくれました。
その結果、今度はぜひ日本に行きたいという話になり、
募集したところ、生徒、親、教員含めて、40人以上が
申し込んでくれたのです。
オーストラリアは西洋型の社会です。
それゆえ個人主義的な傾向があり、
集団でいっしょに何かすることにはそれほど重点を置かない傾向にあります。
あくまでも主観ですが。
普段の生徒たちを見ていても、ほかの人のことより自分のこと、というように
個人主義というよりわがままな子どもが多いなあと思っていました。
でも、ソーラン節のときだけは違いました。
みんながひとつになったのです。
言葉にすれば簡単ですが、たったそれだけのことで、
大きな感動を生んだのです。
その感動が40人の応募という奇跡を生んだのだと思います。
それまでは募集しても5人くらいしか集まらなかったのに。。。。
あらためてソーラン節のすばらしさを実感しました。
そして、日本文化のすばらしさを再認識しました。
日本文化の特殊性や独自性を指摘するのは、簡単ですが、
実はその文化の根底に、世界に通じる普遍的なものが
流れているのではないかと思いました。
ソーラン節パワーはまだ続いていて、新学期がはじまって
2週間ですが、生徒たちはこれまで以上に熱心に授業にも
参加してくれます。
ぜひ、今年の9月には生徒たちといっしょに日本の土を踏みたいと
思っています。
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3.今年最初の授業
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新学年がはじまると、生徒たちの日本語の授業に対する期待も
ふくらみます。
生徒たちにとっては、すべてが新鮮なのです。
私自身もその新鮮さに心表れたような気分になり、
またがんばろうという気持ちになるのです。
最初いかに生徒をつかむかが重要ですが、
今年は日本についての写真をいくつか見せて、
それについてのクイズをやってみました。
たとえば、ひなまつりの写真を見せて、この日は
女の子は普段できない特別なことができる、それは何かと
聞いたところ、「キス!」「学校にいかないでいい!」
などいろいろな答えが出てきました。答えはお酒(白酒)ですが、
生徒たちは「えー」と信じられないような顔をしていました。
また、相撲の写真を見せて、試合前に何をするか聞いたところ、
「酒を飲む」「砂糖をまく」など、これまたユニークな答えが
出てきました。砂糖と答えた生徒は以前テレビか何かで
力士が何か白いものを投げていたのを見たのでしょう。
極め付きは、バレンタインのときに日本人は何をあげるか?
という質問には、大半の生徒が「すし」と答えたことです。
その他、生徒たち一人ひとりの名前を日本語になおして
教えてあげました。
英語とまったく異なった字で自分の名前が書かれること、
そして、英語の発音と似ているようで似ていない自分の名前の発音。
すべての生徒がぐっとひきつけられる瞬間です。
また、
「こんにちは」
「こんにちは」
「おげんきですか?」
「はい、げんきでです」
という短いフレーズを使ったロールプレイもやりました。
初めての子には難しいと思われるかもしれませんが、
生徒たちは実に楽しそうにロールプレイをやってくれます。
実は、上のせりふに「きらきらぼし」の歌をあてると
見事にあてはまるのです。
「こんにちは」(きらきら)
「こんにちは」(ひかる)
「おげんきですか?」(おそらの)
「はい、げんきでです」(ほしよ)
ちょっと字余りですが、実際に歌うと何とかメロディーに
のっけることができます。
そのおかげで、生徒たちは暗記してロールプレイをすることが
できました。
ここでもうひとつ注意したのが、非言語的な要素です。
日本語の場合は特にほかの言語と比べて、
言葉以外の部分(表情、手の動きなど)に
多くの情報をこめる傾向にあります。
だから、ロールプレイのときも、言葉以外にも
きっちり礼をするところなども確認しながら
行いました。
ささやかな導入ですが、どうやら今年も楽しく日本語の授業を
スタートすることができました。
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4.おしらせ
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おわりに
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昨日、2月5日は私の娘の3歳の誕生日でした。
日本人である私とコロンビア人であるワイフの間に産まれた命。
もう3年がたったんだなあと感慨深くなりました。
日本にいたときは、寅さんのような独身生活だったのですが、
オーストラリアで私は寅さんを卒業することができ、
今、こうして3歳の娘と笑顔をふりまいているのです。
思えば遠くにきたもんでございます。
それでは、また。
遠くオーストラリアの空より
最中寅次郎
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