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2008/10/01

月刊 PKS (Vol.45)

★━━━━━━━━━━-----・・・・・Vol.45━2008.9.30━━━★☆
PKS Monthly Mail Magazine 
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━-----・・・★☆


みなさん、こんにちは!!
しとしとと、一雨ごとに秋の深まりを感じるころとなりましたが、
いかがお過ごしでしょうか?

今月のメルマガでは、Youth for Peace 2008に、パレスチナから参加
してくれた2人のエッセイと、昨年の参加者のその後をお伝えします。
それでは、お楽しみ下さい。


┌─【INDEX】★。.・──────────────────────
│ I イベント告知 
│II  トピック 〜 Youth for Peace 2008 プログラム参加者エッセイ 〜
│III Youth for Peace 2007 参加者の現在 (大木さん)
└─────────────────────--------・★:・。.


┏━┯……‥・・  ・・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ I イベント告知 
┗━┷……‥・・  ・・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★<グローバルフェスタ2008>出展決定★

PKSは、今年もグローバルフェスタに出展します。
Youth for Peaceプログラムの成果などを、多くの方に知っていただく機
会にできればと思います。是非お立寄りいただければ幸いです。

開催日:2008年10月4日(土)、5日(日)10:00-17:00
会 場:日比谷公園
 ※ PKSのテントは、ブルーゾーンB-4です。
 グローバルフェスタのホームページにある会場図でご確認ください。
 http://www.gfj2008.com/index.html
テーマ: 世界へ響け!地球を守るメッセージ〜ひとりひとりが「地球市民」〜
参加団体: 政府機関、国際機関、地方自治体、各国企業、大使館関係、
青年海外協力隊関連団体、NGO団体関連等(約250団体)
来場対象: 首都圏を中心とした一般参加者80,000名(2日間)
入場料金: 無料

☆☆☆☆☆ボランティア募集中!☆☆☆☆☆
○当日、テントで来場者の対応をするボランティア
○展示準備のボランティア
当日までにPKSのテントで展示するパネル、配布資料の作成や、
パレスチナの女性たちの収入創出プロジェクトに協力するための
パレスチナ刺繍の小物販売の準備を行います。

ご興味のある方は、 info@peace-kids-soccer.com までご連絡ください。





★PKS賛同者 紺野美沙子さんの本 『ラララ親善大使』 が出版★

PKSの活動を賛同者として応援してくださっている紺野美沙子さん
(女優、UNDP親善大使)が、これまでUNDP(国連開発計画)親善大使として
訪れたパレスチナ、カンボジア、ブータン、東ティモール、ガーナ、ベトナム、
モンゴルで見たこと、感じたことを子ども向けにまとめられた本を
出版されました。
「子どもたちにこれだけは伝えたい」との気持ちで書かれたそうです。

パレスチナの章では、実際にパレスチナを訪問されて、難しい現状を
目の当たりにされながらも、あきらめずに一歩でも前に進もうと
努めることが大切だとおっしゃっています。

PKS事務局にも、サイン入りで送ってくださいました。
写真もたくさんあり、親しみやすいデザインです。
紺野さんの印税は、すべてこれらの国での活動に寄付されるそうです。
是非、みなさまにも読んでいただければとのことです。

『ラララ親善大使』 
著者:紺野美沙子
出版社:小学館
価格:1,400円+税



★書き損じハガキ回収キャンペーン開催中!!★

今年は最終的に、2,288枚を回収、換金作業を行い、
89,740円をYFP2008プログラム費用に充当させていただくことができました。
誠にありがとうございました。

このキャンペーンは、引き続き継続していく予定です。

PKSでは、書き損じはがき・年賀状を集めています。
ご家庭や職場で、通常のはがきや年賀状の書き損じ・印刷ミス(もちろん未使用でもOK)、
出さなかった古い年賀状(40円・41円でも可)などを、PKS事務局までお送りください。
お送りいただいた書き損じハガキ等は郵便局で切手に交換し、その切手を換金して、
プログラムに来日するイスラエル・パレスチナの子どもたちの渡航費や滞在費などとして活用させていただきます。

職場や学校や友人・知人のみなさんに声をかけて、
ぜひ彼らを日本に招く活動にご協力ください!!

詳細はこちらをクリック!!→ <http://pkshagaki.exblog.jp/>

※送り先等は、上記キャンペーンサイトをご覧ください。



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┃II  トピック 〜 Youth for Peace 2008 プログラム参加者エッセイ 〜
┗━┷……‥・・  ・・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
【 パレスチナからの参加者より 】 

このエッセーを書くようメールをもらって、小菅での思い出にひたっていました。


最初、日本で、新しく出会う人たちと2週間過ごすのは
大変なことだろうと思っていました。
日本に行くと決めたのは、友達と楽しもうと思ったからで、
絆や自然のことなんて考えていませんでした。

日本に着いた時、わー、私は何をしているんだろう、
と戸惑い、いろいろ考えました。

そして、起こることすべてに責任があると気づいたのです。

プログラムのはじめの2日間は、正直、退屈でした。

でも、2日経ってから、幸せだなあ、と思うようになったのです。
どうして自分がそこにいるのかわかったからでしょう。
プログラムの意味がわかり始めたのです。
 

このプログラムで、私は他の人、その人たちの伝統や習慣を
尊重することを学びました。

私たちは同じ人間であって、すべてつながっているということを
考えなくてはいけないのです。

自然は私たちの生活の一部で、大切にしなくてはいけない
ということを学びました。

人生には目的がたくさんあり、その目的を達成する必要があるから、
自分のゴールを目指すべきことを学びました。

人生の友をどう作るのか、その人たちの考えをどう尊重するのか
学びました。

他の参加者たちとは、すっかり友達になったので、
日本を去らなくては行けない時は、とても悲しかったです。

自分の人生においては、もし成功したいのなら、多様なアイデアを
持つ必要があるのだと思います。

その意味で、このプログラムには様々なアイデアがあり、
協力し合うことができました。(食事の支度とか)

 
パレスチナに戻って、何が自分の中で変わったのか考えた時、
よりオープンになったと思います。
自分自身にとっても、自分の社会にとっても意味のあることです。

プログラムを終えて、空気だけが入った空のコップでなく
たくさん水が入ったコップを見ていました。

楽観的になった自分がいます。

また、自分と自然との関わりについて考えました。
日本で過ごし、自然に対する考え方が変わりました。
 

私の素敵な体験を家族や、学校、友達に話そうと、
意気込んで帰ってきました。
絆や自然が何を意味するのかわかってもらえるように話しています。
時間はかかるでしょうが、がんばって、ゴールに達することが
できるようにがんばりたいと思います。

パレスチナでは、占領されているという現実の中、
いろいろなことを考えなくてはいけないので、
自然に配慮することはあまりありません。

でも、私たちの暮らしをよりよくしてくれる自然のことを
考えていかなくてはならないのです。
だから、友達に話したり、学校で広めていこうと思います。
 

PKSのプログラムでもらったメッセージを大切にしていきます。

がんばれば、私たちも幸せになれると思うのです。

PKSのみなさんは、私たちを笑顔にさせてくれたり、
遊んでくれたり、導いてくれたりしました。

こんなに素敵なことをしているのだから、あきらめないで欲しいです。

みなさんが、一生懸命にプログラムを作ってくださったことに感謝します。

みなさんは、私たちの兄弟です。

みなさんの夢を実現させてください。


 

【 パレスチナからの参加者より 】
 
今回のプログラムでたくさんのことを学びました。

中でも大切なのは、他の参加者と連絡を取り続けていくこと、
そして、接していくことだと思います。
言い方を変えれば、個人個人にとっての暮らし(社会や政治)を
尊重することだと思います。
すべての人々がそれぞれ異なる社会で生活しているからです。
 
今回のプログラムはとてもユニークなものでした。
なぜなら、現在の中東の政治の当事者である
イスラエル人とパレスチナ人がいたのですから。

現在の政治状況もあって、当事者同士(イスラエル人とパレスチナ人)が
集まって生活をするのは私にとって難しいことでした。

事実、私たちの祖国を占領している敵国の人と話をするのは難しいことでした。

でも、素晴らしかったプログラムを通じて自分のあらゆることが変わりました。
特に、イスラエル人との出会いで私は多くのことを考えさせられました。
 
プログラムに参加して、自分の中で多くの気づき、変化がありました。

・他者への愛
・人との関係を継続させていくことの方法
・内面からの他者への理解と発見
・人の暮らしにとって大切な自然環境を知ること
・そして、そしてその人間は自分自身で暮らしを作り上げていくということ
 
これから、私の学校の先生に若いスタッフなどのおかげで大成功だった
プログラムのことを伝えようと思います。

特に、人の暮らしにおける自然の大切さや美しさ、何より自然を大切にする
人間の美しさを伝えようと思います。


※来月号では、イスラエルや日本からの参加者のエッセイもお届けする予定です。



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┃III Youth for Peace 2007 参加者の現在 (大木さん)
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 PKS-ML会員の皆様、ご無沙汰しております。
PKSスタッフの大木です。

2003年に関わり始めてから既に5年の月日が経ちました。
今年の4月からは社会人となり、また新しいPKSとの関わり方を模索しています。


 2008年度も無事に夏のプログラムが終わり、PKSに
新たな参加者が加わりました。しかし、パレスチナ問題は
「ひと夏の思い出」や「学生時代の思い出」で終るものではありません。 


そこで今回は「2007年度参加者の現在」をテーマとして、
去年のプログラム「Youth for Peace〜地域からつくる平和な未来〜」から
一年経った参加者の今を皆様にお伝えしたいと思います。

 
【イスラエル人参加者の現在〜兵役と地域ボランティア〜】

 今年の夏のプログラム中、07年度の参加者にスタッフの近況報告や
今年のプログラムの様子をメールで伝え、同時に彼女達の近況を尋ねた。

イスラエル人参加者のうち、二人は今年から兵役が始まり、
残りの二人は兵役を一年間伸ばして地域のためのボランティア活動を
することが分かった。
 
 
【兵役に進む二人の参加者】

兵役に行く一人は、このような返事をくれた。
「私達の生活は至っていつもと同じよ。丁度今は夏休みで、
最後の市民としての2日間を楽しんでるの。何故なら次の水曜日から、
私もいよいよ兵士になるから。」

 彼女はスカウトで活動し、試験勉強も頑張ったこともあり、
以前から希望していた部隊に配属された。
配属後の期待と不安、色々な気持ちが重なっているようだった。
 「前にあなたに話した部隊に配属されたわ!すごく楽しみ!!
でも最初の3ヶ月は、基礎訓練。でもこれがすごく厳しいらしくて、
ちょっと心配なの・・・。でも、その後には大学に行って、
また楽しい生活を送るのよ!」
 
 
 もう一人の参加者も同じく、兵役前の最後の時間を大切に過ごしていた。
「私は9月23日から兵役に参加するの。
それまではキブツの子どもたちのお世話をするのよ。
あとは出来るだけ楽しい時間を過ごそうと思う!」

 そして2週間前、彼女から再びメールが届いた。
「聞いて!先週恋人とバルセロナに行ってきて、すごく楽しかったの!
”今” 行きたかったの、何故ならあと2週間後には兵役に行くから。
ただリラックスして、自分自身を兵役に向けて準備を整えているの。」.
 

【一年間の地域ボランティアを選択した二人の参加者】
 
 ボランティア活動を選んだ参加者は、このような返事をくれた。

「去年のプログラムは、最高に素晴らしいものだったわ。
だって、プログラムがまるで昨日のように思い出せるもの。

そして信じて、一年経った今でも、プログラムは私に影響を与えているの。
今でもあの時学んだことについて考えてるわ・・・。

今度の日曜日から、”一年間のボランティアサービス”という意味の
"Shnat Shiron"が始まるのよ。私は兵役開始を一年間延ばして、
私の地域のためにボランティアをするの。

私はボーディングスクールという裁判で家元を離れなければ
いけなくなった子供達のために働くの。
5歳から9歳の12人のグループについて、30代の女性と一緒に
彼らを育てるの。つまり、朝になったら彼らを起こして、学校に行かせて、
食事の支度をして、彼らの宿題を手伝って、一緒に遊んで、
彼らが本来両親から必要とすること全てをするのよ。

とても不安もあるけど、それが始まるのがとても楽しみよ。
私はまだまだ若いけど、もうすぐお母さんになるのよ。
とても困難な年になると思う、でも今までで最も充実した年になると
信じているわ。
ボーディングスクールのスタッフもみんな良い人ばかりで、
きっと彼らも沢山助けてくれるはずよ。」
 
 
ボランティア活動を選んだもう一人の参加者は、
その時返事はなかったが、現地を訪ねたスタッフがこのように伝えている。

「南部の砂漠の中の町、アラードで、恵まれない家庭の子どもたちの
施設で働くそうです。週末には、子ども達を自分の家に受け入れる
という事もあるそうで、彼女のお母さんもやりがいがあると喜んでいました。」
 
 
 
 07年度の参加者は、今も彼女たちらしく人生を歩んでいる。

現在の日本人には分からない「兵役」という人生の新たなステージを前に、
過去の経験から様々なことを考え、自分らしい時間を過ごしている。

その「過去の経験」の中に、PKSのプログラムが大きく心に残っており、
自分達が住んでいるキブツや子供達といった「地域」の為に活動している
という近況報告は、昨年度のスタッフとして大変嬉しいものであった。

 自然豊かな小菅村で、日本人、パレスチナ人参加者と共に過ごした
あの経験を胸に一歩一歩成長していく彼女達を、
これからも見守って行きたい。
 



― 編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今月のメルマガでは、昨年と今年のYFP参加者がプログラムを
通じて、何を感じ、何を学び、そして、その後どうしているのかをお伝えしました。

彼らが、日本でのプログラムを終え、元の生活に戻ったとき待ち受けている
現実はそう簡単なものではないでしょう。YFPはほんの始まりで
しかありません。本当に大切なのは、このプログラムを通じて
参加者一人一人の心に芽生え始めた小さな絆を見守り続けていくことでは
ないでしょうか。大木さんのレポートを読んでそんなことを考えました。

それでは、また来月のメルマガでお会いできるのを楽しみにしています。

(みっつぅ〜)



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