外資系企業で「そこそこ」成功する方法  RSSを登録する

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2009/01/06

外資系で「そこそこ」成功する方法 第20号 派遣切り

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新年おめでとうございます。
粟島ヒロシです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

まさに100年に一度の経済危機というニュースばかりで、私も不安な毎日を過
ごしています。

企業の数字は軒並み下方修正、トヨタショックに始まる製造業の不振、流通業
界もすべてが前年割れ。

なにもいいことはないような様相ですね。

中でも社会問題になっているのが、派遣切り、でしょうか。

今年3月末までに職を失う非正規雇用労働者が、8万5千人にものぼるという
統計まで出ていますね。

その90%が製造業であるということも言われています。

確かにリーマンブラザーズの破綻に始まった、アメリカ発の金融危機は、端倪
すべからざるものがあります。

ビッグ3を始めとする自動車産業は、アメリカで前年比40%マイナスを記録す
るなど、全米労働者の10%を抱える業界自体に激震が走っています。

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ただし、好調な業界もあるわけで、たとえばコンビニ。
百貨店の売り上げを上回りましたね。

ユニクロ、過去最高の売り上げを記録しました。

また、日本のGDPは多分マイナスになるでしょうが、5%以内、多分多くて2
%でしょう。

つまり、それほど悪くはないのです。

それをヒステリックにがなりたてるマスコミの方が、よほど悪いと思います。

暗いときにこそ明るいニュース、停滞期だからこそ前向きな特集というものが
組めないのでしょうか。

日本という国の経済は一流だと思います。でも政治とマスコミに教育は三流で
すね。

まあ、その辺の話題は今後取り上げていくとして、今日は派遣切りについて書
きたいと思います。

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確かに彼らにしてみたら、生活がかかっているし、職住が一体という派遣社員
や季節労働者の方々はたくさんいます。

こんな寒い時期に住居を失うなどと、たいへん気の毒だと思います。

ただ、だから企業にどうしろというのでしょうか。

「ヒトゴトだと思って」
と言われればそれまでなのですが。

でもテレビに映る抗議の様子を見ると、まるで企業が悪いことをしているよう
な訴え方のような感じがあります。
あれで、なにか解決するのでしょうか?

感情的になったところで、お互いに打つ手はなくて、打開策があるとすれば、
冷静になってお互いの妥協点を探っていくことではないかと思うのですが。

ちなみに8万5千人という数字は、全就業人口を6千万人とすると、0.13%にあた
ります。
また、現在の日本の失業率、11月時点で3.9%(言葉は悪いですが、まだまだこ
んなモノです)、つまり234万人が失業中です。

その中には、総額91億円を騙し取っている人もいるわけで。

234万人の中で、8万5千人は、3.6%。

そういう風に、具体的な数字から見ていくと、確かに8万5千人の派遣切りは、
つらいかもしれませんが、問題はそれだけではないような気がします。

アメリカのビッグ3再建の最大の障害は、全米自動車労組でしょう。
当初、米議会で否決された原因を作ったのも全米自動車労組でした。

もしもビッグ3が潰れるとしたら、彼らのせいだと思うのです。
それこそこんな非常時に、危機意識が足りません。

「不当な派遣切りを許すな!」
と、がなり立てている人を見ると、全米自動車労組を思い出してしまいます。

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今回の金融危機に端を発した、世界同時不況は、実は起こるべくして起こった
大構造変化なのではないかと思います。

それは、製造と金融という、産業界を引っ張ってきた業界の雄から、大きなパ
ラダイムシフトが起きているのだということです。

しかもそれが、金融危機と不況に惑わされて、誰にも見えないということも大
きな問題です。

それを表す典型的な例として最近見たのが、外国人の割合が日本一高い、群馬
県大泉町。
そこで、非正規雇用の外国人が次々に職を失う一方で、介護ビジネスの会社が
求人を行っているという現象が起きているのです。

介護ビジネスは、従業員の報酬が安く、最近3%上がったという話もありまし
たが、なり手が少なく、しかも労働集約型でなかなか人員の確保が思うに任せ
ない業界です。

そこへ、製造業から人が流れていくのは自然な話かもしれません。

また、日本の農業もたいへんな危機的状況にあります。
そこへ労働力を集中して増強していけば、食料の自給率アップもそれほど困難
ではないかもしれません。

いずれにしても、構造的な大変化が起きているという事実に、政府や企業が気
づく必要があるのですが、その道はまだまだ遠いかもしれません。

2次補正予算と定額給付金を切り離すかどうかで攻防しているレベルでは、あ
と100年はかかりそうですね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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