2009/11/05
No.1348 縫える木!
アイデアよもやま話をご覧いただき、大変ありがとうございます。
10月12日(月)放送のワールドビジネスサテライト (テレビ東京)で「縫える木」をテーマに取り上げていましたのでご紹介します。
中小の家具メーカーが多いのですが、低価格の輸入家具に押され、長い間厳しい状況が続いています。
そのような中で、ふつう、薄く裁断した木に針が通っただけで簡単に割れてしまいますが、ゼロワンプロダクツ株式会社が”縫える木”を開発しました。
その仕組みは、以下のとおりです。
薄く裁断した木を専用の大きなパネルに貼り付けます。
そして、このパネルをアクリルやウレタンなどを混ぜた柔軟性のある樹脂の中を通して樹脂を木に染み込ませます。
そうすると、樹脂で木の繊維の中にプラスチックが出来て、丈夫になり穴を開けても曲げても割れないようになるのです。
この技術は大学との共同研究から生まれ、既に特許取得済みです。
樋口伸一社長は、番組の中で次のようにおっしゃっていました。
「世の中にないカバンを作れば後発のブランドでも世の中に認めてもらえる、という発想で木という素材を選んだのです。」
「もっと丈夫で柔らかくなれば、木で出来たスーツを作るとか考えたい。」
商品は、カバンだけでなくカードケースやブックカバーなど数種類ですが、既に、アメリカやヨーロッパにも輸出しています。
また、自動車メーカーからは座席のシートに使いたい、との引き合いもあります。
更に、西陣織の技法で織物にも使われています。
木を素材にした商品は無限の可能性を秘めています。
しかも、木には日本の自然のイメージとも重なるところがありますので、きっと今後海外からの引き合いが増えると期待できます。
このように、ちょっと視点を変えればまだまだビジネスチャンスはある、ということを”縫える木”は教えてくれています。
何度もお伝えしているようにアイデアは無限なのです。
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発行元:株式会社BMC
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