2009/11/03
あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 第143号
☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 早い話 やられてしまったらお終い です 第143号 平成21年11月3日(火)発行 ☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ 最後に『毎回同じ内容』があります。お手数でも一度はお読みください。 -------------------------------------------------------------------- ☆☆☆「外装工事」を考える ☆☆☆ 前回は、「外装工事 その2」として、塗装工事を例にして、使用する 材料によって、最終的に掛かる費用の違いを、具体的な数字を使って ご説明しました。 「工事費は、安くなればなる程良い」といった考え方は、例え工事が 適正に行なわれたにしても、その後の維持管理費は、安くなった差額以上に 掛かって来ることをご説明しました。 ご理解頂けましたでしょうか。 今回は、「外装工事 その3」として、外壁工事の内、下地の大切さと 防水について、ご説明します。 工事の種類を問わず、仕上げを奇麗にするためには、下地をしっかりと 施工する必要があります。 早い話、下地がガタガタであれば、その上に張るものは、どれ程丁寧に 施工したにしても、いずれはガタガタになることは、明らかです。 外壁工事の下地とは、柱などの縦材の上に張られている板状の材料などを いい、仕上げがいつまでも奇麗であるためには、それらが、奇麗に張られて いる必要があります。 この場合の「奇麗」とは、外壁材の色柄が奇麗とか、揃っているとか いうことではなくて、凸凹がなく、平らに張られていることをいいます。 このようなことを建築では、「不陸(ふりく)がない」といいます。 柱や下地材に不陸があるかどうかの確認は、一つの面毎に見ると、 直き判ります。 下地材に不陸がある場合には、それらを留めてある柱などに不陸がある ことがほとんどですから、先ずは、柱などが立てられた時に、それらに 不陸がないかの確認が必要になります。 具体的には、一方の面の角に立ち、もう一方の角に対して透かすように して見ます。不陸がありますと、その部分が出ていたり凹んでいたり しますから、直ぐに判ります。 このようなことをしっかりとやっておきませんと、仕上げ材を 取り付けてから、ひどい目に会うことがあります。特に、西日が 僅かな角度で照らすような場合には、最悪です。 どのように最悪か、といいますと、太陽光線によって、外壁が 斑状に見えます。 この様な見栄えと同様に、といいますか、それ以上に大切なことは、 雨漏りに対する対応です。 建築に携わるものにとって、施主からの「雨漏りです」という電話程、 「まずいぞ」と思わせるような言葉はありません。 雨漏りがなくなれば、建築関係者はどれ程気持ちが楽になるものか。 と嘆いていても仕方がありませんから、少しでも減らすための方法を ご案内します。 どこから雨漏りが生ずるかは、神のみぞ知る、といった按配で、総ての 雨漏りを完全に防ぐ方法は、残念ながらありません。 が、差し当っては、開口部(窓など)の周りについて、注意するように しましょう。 現在の開口部には、総てといえる程アルミサッシが使われていますから、 これを例にしてご説明します。 アルミサッシの周り、外壁の下地材と接する部分には、「フィン」と 呼ばれる、巾2cm程度でしょうか、板状のものがついていて、下地材の 外側に取り付くようになっています。 「下地材の外側」とはいいましても、下地材の外側(外壁側)には 「防水シート」が張られていますから、実際には、フィンは防水シートに 接することになります。 防水シートは、ビニールシートのようなもので、透明のものもあれば、 色のついたものもあり、中には、メーカーの名前がデカデカと印刷された ものもあります。 この防水シートとフィンとを跨ぐようにして、巾5cm程度でしょうか、 「防水テープ」と呼ばれる、ビニールテープのようなものを貼ります。 この防水テープは、開口部の周りに、四方にしっかりと貼ります。 もう少し細かく見ますと、最初に下の部分を貼り、次に左右、最後に 上の部分に貼ります。このように貼りますと、上から流れて来た雨水は、 下地側に潜り込むことなく、下に流れて行きます。 さて、ここまでで間違える現場はないといって良いと思いますが、 問題はこの後です。ひどい現場になりますと、貼ってありさえすれば良い、 といった具合のものもあります。 例えば、一寸話が逸れますが、セロファンテープを紙に貼ったりする際、 うっかりして、テープがシワになったりすることがあると思います。 この防水テープについても、時として同様のことが起こります。 このようなことは人のやることですから仕方がないとしても、後処理を どの程度しっかりとやるかが大事なところです。 シワになるということは、その部分がトンネル状態といいますか、 僅かにせよ隙間があることになります。 すると、ずっと昔、かどうかはあなたの年齢にもよりますが、学校で 習いました「毛細管現象」により、水が浸入して来ます。 毛細管現象は、引力にしたがって、雨水が上から下に移動するばかりで なく、下から上にも移動します。恐るべきことには、空気ですら通わぬ 空間でも、水は通るといいます。 ですから、アルミサッシ周りの防水テープが、波打つことなく奇麗に 貼られていることの確認は、建物を長持ちさせるために是非しておきたい 内容です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ 次回のご案内 -------------------------------------------------------------------- いかがでしたか。建物にとって、「どう見ても手抜きだ」と断定できない ものの中で、雨漏り程の困り者はありません。 そして、具合の悪いことに、目に見える雨漏りは、実際に漏っている内の 数分の一、もしくは、数十分の一に過ぎません。 ほとんどの雨漏りは、室内に染み出て来ることなく、壁内に留まって、あ なたの知らぬ内に柱などを腐らせ、加えて、シロアリの棲家に相応しい状態 を作り出します。 次回は、あなたにもすぐ判る、施工上の注意を、 「外装工事 その4」で、ご案内します。 前号をお読みでない方は、下記より、バックナンバーを、ダウンロードし てください。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000201179/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以下は、『毎回同じ内容』です。でも、一度はお読みください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメール・マガジンお読み頂き、ありがたく思います。そして、 あなたとのご縁ができましたことを、うれしく思います。 「伊達クン」が発行しますこのメール・マガジンは、これから家を 建てようとする方、建てている方を、応援するためのものです。 巷には、成り行き任せの建築工事が沢山溢れています。その結果、 「手抜き工事」の隠れた建物が、数多く存在します。 困ったことに、隠れた「手抜き工事」は、見た目には判りません。 何かが起きなければ、なかなか発覚しません。 地震に遭い、つぶれた家の下敷きになって、「ああ、このことか」 と判っても、手遅れです。 構造に限らず、様々な「手抜き工事」を防ぐために、建築の専門家 でないあなたにもできる、簡単で具体的な方法を、ご案内します。 「在来工法」による「木造2階建て住宅」について、平素の言葉で ご説明します。 「2×4(ツーバイフォー)」や鉄骨構造などでも応用できる部分が 多々ありますので、是非ご活用ください。 あなたが、ちょっとだけ実践することにより「手抜き工事」が減る ことを、「伊達クン」は願っています。 このメール・マガジンは、あなたを専門家に育てるためのものでは ありませんから、総ての内容はあくまで『目安』であり、必ずしも 適切・合法とは限りません。ご承知の上、お読みください。 ────────────────────────────────── ☆このメール・マガジンは、『まぐまぐ!』より配信されています。 ⇒ http://www.mag2.com/ 時々クリックすることを、お勧めします。 興味を引くものが新登場、のことがあります。 ☆登録・解除は、こちらでお願いします。 家が完成して不要になったのであれば、おめでとうございます。 お役に立てなかった場合には、お詫びします。 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000201179.htm ────────────────────────────────── ☆記載内容を利用して生じた不都合な結果については、残念ながら、当方 では責任を持てません。あなたのご判断で、ご利用ください。 同様に、あなたにご利益があっても、請求書は、お送りしません。 ☆本内容のコピー等は構いませんが、著作権は『伊達クン』にあります。 ☆これから家を建てようという方、建てている方に、このメール・マガジ ンをご紹介ください。皆で、より仕合せになることが、伊達クンの願い です。 ────────────────────────────────── ☆現場で判らないことなどがありましたら、ご質問ください。 又、ご希望の内容など、お寄せください。 ご意見なども、お待ちしています。 ただし、誹謗・中傷の類は、ご遠慮ください。 ────────────────────────────────── ☆発行者:『伊達クン』 代表 伊達 麟之介 お問い合わせ・ご質問(e-mail) ⇒ datekun@mbp.nifty.com (必ず、テキストファイル(.txt)にて、お送りください) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


