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巷には成り行き任せのため、見た目には判らない「手抜き工事」の建物、「欠陥住宅」が数多く存在します。ちょっとだけ実践することにより、あなたにも簡単にできる防ぐ方法を、極めて具体的にご説明します。より良い家を造るために、先ずは、お読みください。

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/10/08
  • 発行部数 246
  • マガジンID 0000201179
  • 個別ページ
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2008/10/08

あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 第105号

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     あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために

        早い話 やられてしまったらお終い です

             第105号 平成20年10月7日(火)発行
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 最後に『毎回同じ内容』があります。お手数でも一度はお読みください。

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 ☆☆☆「基礎工事」を考える ☆☆☆

 前回は、「コンクリート打ち」についてご説明しましたが、お判りに
なりましたでしょうか。

 今回は、「コンクリート打ち直後」について、ご説明します。

 打ち込み直後、とは、文字通りその直後で、コンクリート打ちに使った
道具を片付けたり、コンクリートを運んで来たミキサー車が帰り支度を
したりしている時のことです。

 このミキサー車、コンクリートを打ち終わった後は、大程はその場で、
コンクリートの入っていたタンク内を、水洗いして帰ります。

 現在のミキサー車は、給水タンクと、洗い終わった廃液を溜めるための
排水タンクを車内に持っていますから、汚れた水はお持ち帰りになって
います。

 が、中には、現在では極く稀でしょうが、行儀の悪い運転手が
居ないとも限りません。

 ですから、もしその場に立ち会っていないにしても、現場内に
コンクリートを捨てて行かなかったかどうかも、確認しておきましょう。

 もし捨ててありますと、その一帯が、半径1mか2mか、現場の状況にも
よりますが、コンクリート色になっていて、同時に、同色の砂利が
散らばった状態で固まっていますから、一目で直ぐに判ります。

 なお、近所の人達ともこれからずっと長いお付き合いになりますから、
道路端や、空き地などに垂れ流して帰っていないか、少し離れた所も、
念のため見ておきましょう。

 さて、コンクリートを打ち終わって、時間が、30分位でしょうか、
過ぎましたら、打たれたコンクリートの表面を見てみましょう。

 一番心配すべきことは、冬にコンクリート打ちをした場合です。

 もしも、です。コンクリートを打ち終わった時に、型枠の表面の上澄みの
ような水が、一寸でも凍っているようでしたら、「どうしようもない失敗」
ですから、ガックリと肩を落としましょう。

 尤も、木造住宅の場合には、ほとんどお昼頃には打ち終わりますから、
直後では、このようなことはないといって良いでしょう。

 問題は、夜です。

 昼間は無理でも、夜になってから現場に行くことができるようでしたら、
見ておくべき、といいたいものです。

 「いいたいものです」と、奥歯に物の挟まったような言い回しは、
夜の現場は、危険だからです。

 ということで、現場へ行くことができましたら、型枠の中を覗き込む
ようなことまではしなくて、恐らく、コンクリート打ち込みの際に漏れた
コンクリートの小さな固まりがあるでしょうから、それを見ましょう。

 できればそっと触ってみて、多少でも凍っている様子があれば、
心の底から、ガッカリしましょう。はっきりいいまして、失敗です。

 なお、コンクリートに触れますと、後になって手が被れたりする人が
いるようですから、注意しましょう。

 ところで、「型枠の中を覗き込むようなことまではしなくて」と
書きましたが、実際には、このようなことはできません。

 寒い季節にコンクリートを打つ場合には、暖かい地方を除いて、寒さで
コンクリートを傷めないために、養生(ようじょう-行なった作業を保護する
こと)として、型枠を覆うものを用意しています。

 ですから、型枠の中を見たくとも、残念ながら、見ることができません。

 が、再びもしも、です。氷点下になることはないにしても、かなりそれに
近いことが予想されるにも拘らず、覆いが何もされていないようでしたら、
やっぱり、ガッカリと、うなだれましょう。

 といいますのは、天気の良い冬の夜は、ご存知の通り、放射冷却により、
思いの他気温の下がることがあるからです。

 何事によらず、可能な予防策は、やっておくに越したことはありません。
後になって、ジャリジャリになったコンクリートを見つめて、溜息をつく
ことなどないようにしておきましょう。

 一方、凍ることなど絶対にない夏であれば、何もしなくて良いか、
といいますと、左にあらず。夏には夏で、やっておかなければならない
ことがあります。

 それは、天候が良過ぎることによる必要以上の乾燥に注意することです。

 しつこく繰り返しますが、コンクリートが水とセメントの化学変化に
よって固まるものですから、大量の水分が逃げ出すことは、型枠と同様、
何としても避けなければなりません。

 ですから、夏の場合には冬季と同じように、コンクリートを打ち終わり
ましたら、直ぐにビニールシートなどで型枠を覆うようにします。

 そして、暑さがひどい時には、シートの上から水を霧状に撒いたりして、
コンクリート周りの温度を下げて、水分の蒸発を防ぐようにします。

 大きなビニールシートがなかった昔は、莚(むしろ)、といいましても、
若い方はご存じないかも知れませんが、ワラなどで編んだ分厚い敷き物の
ようなものを使って、覆っていました。

 更に、乾燥を防ぐために、その上から水を撒いた、といいます。
この伝聞的な表現は、伊達クンは若くて、このようなことは知りません、
という、暗示的な表現です。悪しからず。

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 ☆ 次回のご案内
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 いかがでしたか、「コンクリート打ち直後」については、ご理解頂けまし
たでしょうか。

 コンクリート打ちは、大程平日に行なわれますから、立ち会うことはでき
ないでしょうが、打ち終わった跡だけでも見ておきたいものです。

 コンクリートの天敵は、暑さと寒さです。常に頭に入れておく必要があり
ます。

 次回は、あなたにもすぐ判る、
           「型枠解体」を、ご案内します。

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  建てようとする方、建てている方を、応援するためのものです。

  巷には、成り行き任せの建築工事が沢山溢れています。その結果、
  「手抜き工事」の隠れた建物が、数多く存在します。

  困ったことに、隠れた「手抜き工事」は、見た目には判りません。
  何かが起きなければ、なかなか発覚しません。

  地震に遭い、つぶれた家の下敷きになって、「ああ、このことか」
  と判っても、手遅れです。

  構造に限らず、様々な「手抜き工事」を防ぐために、建築の専門家
  でないあなたにもできる、簡単で具体的な方法を、ご案内します。

  「在来工法」による「木造2階建て住宅」について、平素の言葉で
  ご説明します。

  「2×4(ツーバイフォー)」や鉄骨構造などでも応用できる部分が
  多々ありますので、是非ご活用ください。

  あなたが、ちょっとだけ実践することにより「手抜き工事」が減る
  ことを、「伊達クン」は願っています。

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