2009/07/14
あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 第136号
☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 早い話 やられてしまったらお終い です 第136号 平成21年7月14日(火)発行 ☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ 最後に『毎回同じ内容』があります。お手数でも一度はお読みください。 -------------------------------------------------------------------- ☆☆☆「内装工事」を考える ☆☆☆ 前回は、「内装仕上げ」として、クロス貼りの下地に使われます 石膏ボードついてご案内しました。ご理解頂けましたでしょうか。 今回は、柱などに張られた「石膏ボードの確認」として、どのような ところを確認するのか、についてご説明します。 石膏ボードは、ビス(ネジ)により柱などに固定されます。ビスは、 電動ドライバーによって、捻じ込まれます。 このビスは、石膏ボートの表面に少しだけ、0.5mmか1mmか、僅かに 沈むように捻じ込みます。 もしもビスの頭(ドライバーで捻る部分)が石膏ボードから出ていますと、 仕上げのクロスを貼った時に、ポコッと出っ張って来ますから、何とも 見た目が良くありません。 ビスによってできた僅かな凹みは、「パテ」と呼ばれる練り歯磨き粉の ようなもので平滑にします。 この作業を「パテ処理」といいます。 この「平滑にする」ことが、クロス貼りを行なう際の、最も重要な 作業ともいえます。 確かに、奇麗にクロスを貼る作業も大切です。一寸見だけでは 判断のつきにくい部分もありますが、大程は、どなたでも仕上がりの 優劣を確認することができます。 一方、パテ処理を好い加減にやって、その上にクロスを貼って しまいますと、その時の仕上がりは一見奇麗に見えても、年月の経過と 共に、パテ処理の好い加減さが浮き出て来ます。 石膏ボード下地面の僅かな不陸(ふりく-凸凹)は、時には「お見事」と いえる程に、そのまま現れます。 特に、好い加減な現場でみられるビス頭の出っ張りは、残念ながら、 「めずらしい」とはいい難い現状にあります。 原因は、施工者の不出来が第一ではありますが、電動ドリルによる 施工にも問題があるようです。 電動ドリルにビスを取り付けて石膏ボードに捻じ込む際に、昔は 目分量でどの程度石膏ボードに減り込ませるかを手加減していました。 ところが、現在では、電動ドリルに一定の圧力を設定してビスを 捻じ込ませる方法が取られています。 簡単にいいますと、電動ドリルが空回りするまで、闇雲に押し捲る、 ということです。 このため、ビス頭を石膏ボード表面から出ることを避けるために、 深めに減り込ませるように、圧力が設定されたりしています。 この方法は、クロス下地としては好ましいのですが、ビスが留まっている 部分の石膏ボードの厚さが薄くなって、柱等への固定度が低くなります。 特に、地震などのための耐力壁(たいりょくへき-筋違いに代わるもの)の 場合には、必要な強度が得られない場合も考えられます。 ところで、電動ドリルに設定した圧力でビスを揉んだ場合、石膏ボードを 留めつける木は自然物ですから、強度が一定ではありません。 そのため、硬い部分や節などに当たりますと、一定以上に減り込まない 状態が生じます。 このような時には、少しずらした場所へ捻じ込め直せば良いのですが、 微かに石膏ボード表面に出ている場合、そのままになってしまうことが あります。 当然、パテ処理によりビス頭は隠れますが、しっかりと見ますと、 僅かな盛り上がりができています。 このままであれば問題ないのですが、収縮性のないパテとはいえ、 乾燥により、実際は痩せて来ます。 すると、相対的にビス頭が現れて、将来、クロスにビス頭の形が 現れるようになります。 ですから、施工者から、「パテをしっかりと盛りますから大丈夫です」と 言われても、常に大丈夫とは限りませんから、注意しましょう。 このパテ処理は、ビス頭の他に、石膏ボードを繋いである部分、 出隅(でずみ-壁の出っ張った角)や入隅(いりずみ-壁の凹んだ角)などに 行なわれます。 この他にも、平滑でないと思われる箇所には、総て行なわれます。 ところで、パテを塗った後が凸凹しているからといって、心配する 必要はありません。 パテが乾燥してから、紙ヤスリりなどで、更に平滑になるように 余分な部分を奇麗に削り取ります。 パテ処理でもう一つ大事なことは、石膏ボードの継ぎ目部分の様子です。 もしも、石膏ボードの大きさに沿って、縦横に亀裂が入っているようでは、 将来に不安が残ります。 このような場合の原因は、石膏ボードがしっかりと胴縁や柱などに 固定されていないことが考えられます。 最悪の場合には、クロスが裂けることすらもありますから、要注意です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ 次回のご案内 -------------------------------------------------------------------- いかがでしたか。「石膏ボードの確認」として、パテ処理についてご説明 しました。お判りになりましたでしょうか。 何事も下拵えが大事なことと同様に、クロス貼りも下地処理をしっかりと 行なっておく必要があります。 「これはどう見ても真っ平らだ」となっているかどうかは、どなたでにも 判ることです。悔いを残さないように、確認をしておきましょう。 次回は、あなたにもすぐ判る、 「クロス仕上げ」をご案内します。 前号をお読みでない方は、下記より、バックナンバーを、ダウンロードし てください。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000201179/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以下は、『毎回同じ内容』です。でも、一度はお読みください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメール・マガジンお読み頂き、ありがたく思います。そして、 あなたとのご縁ができましたことを、うれしく思います。 「伊達クン」が発行しますこのメール・マガジンは、これから家を 建てようとする方、建てている方を、応援するためのものです。 巷には、成り行き任せの建築工事が沢山溢れています。その結果、 「手抜き工事」の隠れた建物が、数多く存在します。 困ったことに、隠れた「手抜き工事」は、見た目には判りません。 何かが起きなければ、なかなか発覚しません。 地震に遭い、つぶれた家の下敷きになって、「ああ、このことか」 と判っても、手遅れです。 構造に限らず、様々な「手抜き工事」を防ぐために、建築の専門家 でないあなたにもできる、簡単で具体的な方法を、ご案内します。 「在来工法」による「木造2階建て住宅」について、平素の言葉で ご説明します。 「2×4(ツーバイフォー)」や鉄骨構造などでも応用できる部分が 多々ありますので、是非ご活用ください。 あなたが、ちょっとだけ実践することにより「手抜き工事」が減る ことを、「伊達クン」は願っています。 このメール・マガジンは、あなたを専門家に育てるためのものでは ありませんから、総ての内容はあくまで『目安』であり、必ずしも 適切・合法とは限りません。ご承知の上、お読みください。 ────────────────────────────────── ☆このメール・マガジンは、『まぐまぐ!』より配信されています。 ⇒ http://www.mag2.com/ 時々クリックすることを、お勧めします。 興味を引くものが新登場、のことがあります。 ☆登録・解除は、こちらでお願いします。 家が完成して不要になったのであれば、おめでとうございます。 お役に立てなかった場合には、お詫びします。 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000201179.htm ────────────────────────────────── ☆記載内容を利用して生じた不都合な結果については、残念ながら、当方 では責任を持てません。あなたのご判断で、ご利用ください。 同様に、あなたにご利益があっても、請求書は、お送りしません。 ☆本内容のコピー等は構いませんが、著作権は『伊達クン』にあります。 ☆これから家を建てようという方、建てている方に、このメール・マガジ ンをご紹介ください。皆で、より仕合せになることが、伊達クンの願い です。 ────────────────────────────────── ☆現場で判らないことなどがありましたら、ご質問ください。 又、ご希望の内容など、お寄せください。 ご意見なども、お待ちしています。 ただし、誹謗・中傷の類は、ご遠慮ください。 ────────────────────────────────── ☆発行者:『伊達クン』 代表 伊達 麟之介 お問い合わせ・ご質問(e-mail) ⇒ datekun@mbp.nifty.com (必ず、テキストファイル(.txt)にて、お送りください) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


