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巷には成り行き任せのため、見た目には判らない「手抜き工事」の建物、「欠陥住宅」が数多く存在します。ちょっとだけ実践することにより、あなたにも簡単にできる防ぐ方法を、極めて具体的にご説明します。より良い家を造るために、先ずは、お読みください。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/01
  • 部数 221部
  • メルマガID 0000201179
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2009/07/14

あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 第136号

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     あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために

        早い話 やられてしまったらお終い です

             第136号 平成21年7月14日(火)発行
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 最後に『毎回同じ内容』があります。お手数でも一度はお読みください。

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 ☆☆☆「内装工事」を考える ☆☆☆

 前回は、「内装仕上げ」として、クロス貼りの下地に使われます
石膏ボードついてご案内しました。ご理解頂けましたでしょうか。

 今回は、柱などに張られた「石膏ボードの確認」として、どのような
ところを確認するのか、についてご説明します。

 石膏ボードは、ビス(ネジ)により柱などに固定されます。ビスは、
電動ドライバーによって、捻じ込まれます。

 このビスは、石膏ボートの表面に少しだけ、0.5mmか1mmか、僅かに
沈むように捻じ込みます。

 もしもビスの頭(ドライバーで捻る部分)が石膏ボードから出ていますと、
仕上げのクロスを貼った時に、ポコッと出っ張って来ますから、何とも
見た目が良くありません。

 ビスによってできた僅かな凹みは、「パテ」と呼ばれる練り歯磨き粉の
ようなもので平滑にします。

 この作業を「パテ処理」といいます。

 この「平滑にする」ことが、クロス貼りを行なう際の、最も重要な
作業ともいえます。

 確かに、奇麗にクロスを貼る作業も大切です。一寸見だけでは
判断のつきにくい部分もありますが、大程は、どなたでも仕上がりの
優劣を確認することができます。

 一方、パテ処理を好い加減にやって、その上にクロスを貼って
しまいますと、その時の仕上がりは一見奇麗に見えても、年月の経過と
共に、パテ処理の好い加減さが浮き出て来ます。

 石膏ボード下地面の僅かな不陸(ふりく-凸凹)は、時には「お見事」と
いえる程に、そのまま現れます。

 特に、好い加減な現場でみられるビス頭の出っ張りは、残念ながら、
「めずらしい」とはいい難い現状にあります。

 原因は、施工者の不出来が第一ではありますが、電動ドリルによる
施工にも問題があるようです。

 電動ドリルにビスを取り付けて石膏ボードに捻じ込む際に、昔は
目分量でどの程度石膏ボードに減り込ませるかを手加減していました。

 ところが、現在では、電動ドリルに一定の圧力を設定してビスを
捻じ込ませる方法が取られています。

 簡単にいいますと、電動ドリルが空回りするまで、闇雲に押し捲る、
ということです。

 このため、ビス頭を石膏ボード表面から出ることを避けるために、
深めに減り込ませるように、圧力が設定されたりしています。

 この方法は、クロス下地としては好ましいのですが、ビスが留まっている
部分の石膏ボードの厚さが薄くなって、柱等への固定度が低くなります。

 特に、地震などのための耐力壁(たいりょくへき-筋違いに代わるもの)の
場合には、必要な強度が得られない場合も考えられます。

 ところで、電動ドリルに設定した圧力でビスを揉んだ場合、石膏ボードを
留めつける木は自然物ですから、強度が一定ではありません。

 そのため、硬い部分や節などに当たりますと、一定以上に減り込まない
状態が生じます。

 このような時には、少しずらした場所へ捻じ込め直せば良いのですが、
微かに石膏ボード表面に出ている場合、そのままになってしまうことが
あります。

 当然、パテ処理によりビス頭は隠れますが、しっかりと見ますと、
僅かな盛り上がりができています。

 このままであれば問題ないのですが、収縮性のないパテとはいえ、
乾燥により、実際は痩せて来ます。

 すると、相対的にビス頭が現れて、将来、クロスにビス頭の形が
現れるようになります。

 ですから、施工者から、「パテをしっかりと盛りますから大丈夫です」と
言われても、常に大丈夫とは限りませんから、注意しましょう。

 このパテ処理は、ビス頭の他に、石膏ボードを繋いである部分、
出隅(でずみ-壁の出っ張った角)や入隅(いりずみ-壁の凹んだ角)などに
行なわれます。

 この他にも、平滑でないと思われる箇所には、総て行なわれます。

 ところで、パテを塗った後が凸凹しているからといって、心配する
必要はありません。

 パテが乾燥してから、紙ヤスリりなどで、更に平滑になるように
余分な部分を奇麗に削り取ります。

 パテ処理でもう一つ大事なことは、石膏ボードの継ぎ目部分の様子です。
もしも、石膏ボードの大きさに沿って、縦横に亀裂が入っているようでは、
将来に不安が残ります。

 このような場合の原因は、石膏ボードがしっかりと胴縁や柱などに
固定されていないことが考えられます。

 最悪の場合には、クロスが裂けることすらもありますから、要注意です。

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 ☆ 次回のご案内
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 いかがでしたか。「石膏ボードの確認」として、パテ処理についてご説明
しました。お判りになりましたでしょうか。

 何事も下拵えが大事なことと同様に、クロス貼りも下地処理をしっかりと
行なっておく必要があります。

 「これはどう見ても真っ平らだ」となっているかどうかは、どなたでにも
判ることです。悔いを残さないように、確認をしておきましょう。

 次回は、あなたにもすぐ判る、
            「クロス仕上げ」をご案内します。

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