2009/03/17
あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 第125号
☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ あなたの家から『手抜き工事』を少しでも減らすために 早い話 やられてしまったらお終い です 第125号 平成21年3月17日(火)発行 ☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆ 最後に『毎回同じ内容』があります。お手数でも一度はお読みください。 -------------------------------------------------------------------- ☆☆☆「躯体工事」を考える ☆☆☆ 前回は、「筋違いに使う金物」に至らぬ内に話が逸れて、「壁量計算」の 概略について、ご案内しました。ご理解頂けましたでしょうか。 今回こそは、話を逸らすことなく、最初から「筋違いに使う金物」に ついてご説明します。 筋違いといいますと、柱と柱の間にある斜材の太さを気にする方が多いと 思います。確かに、太ければ太い程に強度がありますから、それは大切な ことです。 しかし、阪神大震災などでご覧になった方も多いと思いますが、 壊れている家を見ますと、筋違いはしっかりと入っているにも拘らず、 土台などから外れかかっているものが、多く見受けられました。 以前には、筋違いを土台や梁、柱などに取り付ける際、釘を何本か打った だけで済ませていることが多くありました。 そのために、見掛けでは充分に入っているようでも、「いざ地震」と いう時には、固定がしっかりしていないために、簡単に外れてしまい、 それ程役に立たなかったことが、証明されました。 このようなこともあって、平成12年(西暦2000年)6月1日より、 以前にご案内しました「引き寄せ(ホールダウン)金物」などと併せ、 木造建築物に用いられる金物が指定されました。 そして、規格に合っている印として、それらの金物には、家の形を した中に「Z」マークが表示された刻印が打たれるようになりました。 現在では、指定された金物の他に、各メーカーが独自の金物を作り、 形状等が規定のものと違っていても、その性能が満たされているものに 対しては、個別に認定がなされています。 個別認定が得られたものには、「Z」の代わりに、「D」や「S」の 刻印がなされています。 この他に、「HM」の表示や、「告示第1460号対応」など明示される こともあります。 いずれにしても、現場で金物を目にしてましたら、何らかの刻印等が あるかどうかを見ておきましょう。 ただし、金物が小さなために、刻印が打てないものについては、入れて ある箱などに印刷されています。 筋違いプレートの形状は、現在では、メーカー各社より何種類も 提供されていて、多種多様です。総ての説明は困難ですので、標準的な、 所謂「Z」マークの金物について、ご説明します。 筋違いの固定に用いる金物を、一般には「筋違い金物(プレート)」と 呼びますが、色々な条件で使えるように、実際に必要な面積より大き目に 作られています。 大きさは、概ね「手を広げた程度」の大きさで、形は四角のものよりも、 六角形や、説明し難い形のものが多くあります。 厚さは2mm程度でしょうか。1枚の板状になっている金物もあれば、 中には、一部が折り曲げてあるものもあります。 筋違い金物は、柱と横架材(土台や梁等)の2ヶ所に、釘やビスなどを 使って、しっかりと取り付けられます。 そのため、筋違い金物には釘やビスなどを差し込むための穴が幾つも 空けられています。 この穴は、どのような状況にも対応できるように、数多く空けられて います。ですから、現場で見た時に、総ての穴に釘などが打ち込まれて いないからといって、心配する必要はありません。 現場で見れば直ぐに判りますが、中には、金物の穴が木からはみ出た所に 空いているものすらあります。 大程は、穴の位置などによって、どの穴に釘などを打ち込むかの判断が できます。しかし、この判断は慣れないと難しいので、諦めましょう。 ということで、総ての穴の半分、では足りない場合もあるでしょうが、 7〜8割程度塞がっていれば、「概ね良し」としましょう。 なお、穴によって、釘を用いるか、ビスを用いるか、などの違いも ありますが、この判断も難しいので、いずれかで固定されていれば、 「マア良いか」としましょう。 当然のことですが、総ての筋違いの上端と下端には、この筋違い金物が 必要です。しっかりと取り付けられているかどうか、確認しましょう。 そして、施工者が、「後で」などと思って、結果として釘などを打ち 忘れることもあり得ますから、念のため総ての筋違いの上下を見て おいた方が良いでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ 次回のご案内 -------------------------------------------------------------------- 今回は、何とか「筋違いに使う金物」についてご説明ができました。 筋違いの取り付け具合、できるだけ確認したいものです。 しかし、金物の取り付け中は、躯体(構造体)が未だしっかりとでき上がっ ていない状態ですから、どこに危険が潜んでいるか判りません。 くれぐれも、「この柱が、この床が、グラッと来ても大丈夫」といえる程 の注意が必要です。 次回には、あなたにもすぐ判る、 「筋違い以外に使う金物」について、ご案内します。 前号をお読みでない方は、下記より、バックナンバーをダウンロードして ください。 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000201179.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以下は、『毎回同じ内容』です。でも、一度はお読みください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメール・マガジンお読み頂き、ありがたく思います。そして、 あなたとのご縁ができましたことを、うれしく思います。 「伊達クン」が発行しますこのメール・マガジンは、これから家を 建てようとする方、建てている方を、応援するためのものです。 巷には、成り行き任せの建築工事が沢山溢れています。その結果、 「手抜き工事」の隠れた建物が、数多く存在します。 困ったことに、隠れた「手抜き工事」は、見た目には判りません。 何かが起きなければ、なかなか発覚しません。 地震に遭い、つぶれた家の下敷きになって、「ああ、このことか」 と判っても、手遅れです。 構造に限らず、様々な「手抜き工事」を防ぐために、建築の専門家 でないあなたにもできる、簡単で具体的な方法を、ご案内します。 「在来工法」による「木造2階建て住宅」について、平素の言葉で ご説明します。 「2×4(ツーバイフォー)」や鉄骨構造などでも応用できる部分が 多々ありますので、是非ご活用ください。 あなたが、ちょっとだけ実践することにより「手抜き工事」が減る ことを、「伊達クン」は願っています。 このメール・マガジンは、あなたを専門家に育てるためのものでは ありませんから、総ての内容はあくまで『目安』であり、必ずしも 適切・合法とは限りません。ご承知の上、お読みください。 ────────────────────────────────── ☆このメール・マガジンは、『まぐまぐ!』より配信されています。 ⇒ http://www.mag2.com/ 時々クリックすることを、お勧めします。 興味を引くものが新登場、のことがあります。 ☆登録・解除は、こちらでお願いします。 家が完成して不要になったのであれば、おめでとうございます。 お役に立てなかった場合には、お詫びします。 ⇒ http://archive.mag2.com/0000201179/index.html ────────────────────────────────── ☆記載内容を利用して生じた不都合な結果については、残念ながら、当方 では責任を持てません。あなたのご判断で、ご利用ください。 同様に、あなたにご利益があっても、請求書は、お送りしません。 ☆本内容のコピー等は構いませんが、著作権は『伊達クン』にあります。 ☆これから家を建てようという方、建てている方に、このメール・マガジ ンをご紹介ください。皆で、より仕合せになることが、伊達クンの願い です。 ────────────────────────────────── ☆現場で判らないことなどがありましたら、ご質問ください。 又、ご希望の内容など、お寄せください。 ご意見なども、お待ちしています。 ただし、誹謗・中傷の類は、ご遠慮ください。 ────────────────────────────────── ☆発行者:『伊達クン』 代表 伊達 麟之介 お問い合わせ・ご質問(e-mail) ⇒ datekun@mbp.nifty.com (必ず、テキストファイル(.txt)にて、お送りください) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


