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2009/09/30

アルテミス女装子マガジン ★第147号★

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 ・ショップ : 新・再入荷のご案内

 ・女装小説 : L’oiseau bleu 第十六回『遠く輝く夜空の星に』連載16-4

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★10月1~10月5日までに入荷商品♪

●新入荷商品
商品名:胸元刺繍のカットソー  価格:2888円
優しい肌触りの着心地の良いカットソーです。
胸元に刺繍が施されたアメリカン風のレトロなデザイン。
5部丈袖で通気性が良く暑がりさんに嬉しいトップスです。
洗濯機で洗えて丈夫な点も魅力です。


●新入荷商品
商品名:千鳥柄2ポケットスカート  価格:3626円
千鳥柄の大人っぽい雰囲気、フロント部分に2箇所ポケットが付いているスカート
です。
左脇ファスナーで脱ぎ着がしやすく、ウエスト部分のボタンがアクセント。
タイトスカートのようにスラットしたデザインですが、フロントに切り替えしがあ
るので、足元に余裕があり歩きやすいデザインです。


●新入荷商品
商品名:刺繍レーススカート  価格:2888円
刺繍レースが2段組み合わされた落ち着いたベージュカラーのスカートです。
ウエスト部分がゴムで作られているのでお腹周りを締め付けすぎず、ゆったりとお
召しいただけます。
裏地付きで透けることが無く、通気性の良い表生地なので爽やかにお召しいただけ
ます。
ベーシックなデザインのシンプルなデザインです。


●新入荷商品
商品名:レーススカート  価格:2888円
茶色の小花模様の刺繍が縦ラインに施された、ベーシックな色合いの落ち着いたス
カートです。
裏地付きなので透ける心配が無く、ふんわりと裾に広がりのあるデザイン。
外出向きのシックで大人っぽいスカートですから、外出時に服装で目立ちたくない
方にお薦めです。


●新入荷商品
商品名:マスカラ(ロング)  価格:525円
極細繊維がまつ毛の1本1本をグンと長くし、ダマ・タバつきのないスラリと伸びた
美しい仕上がりを持続します。
にじみにくいのに、お湯で簡単に落とせますからメイクオフが簡単です。
お求め安い価格のマスカラですから練習用として重宝します。


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       L’oiseau bleu 第十六回『遠く輝く夜空の星に』

                                作:カゴメ

▼連載16-4

白くも黒くもない世界に、色をつけてくれた人がいた。
世界ははじめからそこにあったのではなく、その存在を認知することで生まれるの
だ。

「ねえ、あず」隣でいつの間に買っていたのか、ソフトクリームを手にした梓に声
を掛ける。
「私、ちょっと見たいところあるから。劇はパスする」そう宣言すると、しばし考
え込んだような姿勢を見せた梓は指先に滴り落ちるクリームをなめながらうなずい
た。
「うん、行っておいで。せっかくのミチルちゃんとのデートだったんだけど、仕方
ないや」
「それじゃ、後でね」ミチルは席を立つと、椅子に座る人々のひざを乗り越えるよ
うに足を動かしていった。ショートパンツにスニーカーで良かったと思う。

公民館の前の歩道に出た瞬間、ミチルは誰かと肩がぶつかった。
「す、すいません」数歩後ろに弾き飛ばされながらも頭を下げる。ほんの少し自分
より背の高そうな少年は白地にストライプのシャツを着ていて、華奢な印象を受け
る。こちらを振り返るとき、後ろで束ねた長い髪が揺れて涼しげな瞳には驚きの色
が浮かんでいた。
ミチルはその深いブラウンの闇に見覚えがある。こちらを見据えて、どこか緊張し
た面持ちで何かをつぶやいている声に聞き覚えがある。
「環、クン」
ごく当たり前に男物の服を着こなしている少年は、指先を震わせながらも確かな決
意をその胸中に秘めていた。

そして、約束の二時間が経過した。
少し遅れそうになって走ったため、額に汗を浮かべた梓は街灯や星の光がわずかに
しか届かない公園の木にもたれかかっているナカジの姿を見つけた。
「おい、ミチルの奴は? 一緒だったんじゃないのか」
「そっちこそ、環ちゃんどうしたのよ。どこか置いてけぼり?」
ふたりは互いの顔をじっくり見合わせて、笑みを浮かべた。
「ま、そういうことだろうな」
「うん、そういうことなんじゃない」
家に着いたら部屋で祝杯でもあげるか、そんなナカジの誘いを梓は未成年だから、
と言って断った。

『街』の最南端に位置する小さな臨海公園。そこは祭りの影響で人ごみに包まれて
いるかと思いきや、この位置からでは花火は見づらいので地元の人間が時折横切っ
ていくだけである。火薬の爆(は)ぜる音だけは鳴り響いているが、話し声などはほ
とんどしない。
「静か、だね」鉄柵に並んでもたれかかり、先に口を開いたのはミチルだった。
「普段はこんなものだよ。この二週間くらい、祭りの準備で忙しかったってだけ」
「二週間か。私と環クンが出会ってから今日まで、その位しか経ってないんだね。
もっと長い時間、一緒にいたような気がする」
再び無言になる。いつしか花火は終わりを告げ、灰色の煙があいまいに消えていっ
たころ夜空には点々と星の輝きが蘇った。
「その格好、見慣れないから驚いた。でも、ちゃんと似合ってるよ」もともと中性
的な顔立ちで身体も出来上がっていない環だったが、着る服ひとつで外見が大幅に
変わってしまうことにミチルは素直に感嘆した。「女の子は成長早いからなあ。多
分私やあずが男物着ても不自然なだけ。うらやましいかも」
言葉は空回りする。伝えたい思いは他にあるはずなのに。それをさえぎるものは何
もないはずなのに。
「……ひとつ、聞いていい?」環は意を決したように口を開いた。「あの時、どう
して君は僕に声を掛けたの? 別に嫌だったわけじゃないんだけど、ほら……あん
な服装だっただろ?」
「私にとって、最初に出会った他人だったからかな。服のことは別に気にならなか
った。それ以上にキミは私にとって、重要な意味を持つ人だと思ったから」
そのミチルの答えは、環にとって意外だった。彼女は、環を世界の一部ではなく、
他人として捉えていたのだ。
「じゃあ、もしそれが僕じゃなくて……他の人だったらどうしてた? 知らない人
についていっちゃいけませんって、言われてるだろ?」
「さあね。忘れちゃった。私ね、もしものことは考えるのやめたの。環クンと出会
ったあの日から、あずやナカジさんたちと出会って、いろいろなことがあって。で
も今まで結果オーライじゃない」
「かなわないな」ため息をひとつついて、環はミチルのほうを振り返った。「重要
な意味があるのは君のほうだよ。もちろん、僕にとってのって意味だけどね。君と
いう他人と出会ったことで、僕もこの服を着ることが出来た。一年前に姉さんがい
なくなって、僕は僕だけの世界に姉さんの記憶だけを閉じ込めようとして、あらゆ
る他人を排除し続けてきた。梓にも言われたよ、僕は変わったって。だから僕も、
君を変えてみたい。記憶のこととか、なんか……わからないけど、その」
しかしミチルは、微笑を唇に浮かべたまま首を横に振る。環は最初、それを拒絶の
意味と受け取り視界が彼の周りだけ揺れるように感じた。
「私からも、言わなきゃいけないことがあるの。……もう過去とか記憶とか、無理
やり追いかけるのはやめる。私は今の私として生きていきたい。多分大変なことと
か、いろいろあると思うけど。でも、前を向いて……環クンと一緒にいるために」
そう言って、手すりにつかまっていた環の手の甲にミチルは自分の手を重ねた。
セーラー服を着ていた少年の手は意外に大きく、暖かかった。環は何か言葉を重ね
ようとして、それが無意味なことだとすぐに知らされた。

星の光が、突然開かれた扉のように眩しく射した。

             ※   ※   ※

海の見える家に住みたいなどと言い出したのはどこの誰だ。

大学にたどり着くまで私鉄路線を二本、そこから地下鉄に乗り換えて駅五つ。優に
一時間半はかかる道のりをあえて選ぶほどの意味は、私には見出せない。約八分の
一日を下り方面のため比較的空いている電車に揺られて過ごすことはあいつが出て
きた田舎なら普通なのかもしれないと悪態をついたことが一度だけあったが、向こ
うに言わせれば昔からそんな生活に憧れていたのだといって、かたくなに自分の主
張を崩さなかった。
青春ドラマの定番と化したような海辺の街では日に日に夏めいてくるこの時期、サ
ーフボードを抱えた茶髪にロン毛の若い男をよく見かける。スーパーは歩いて十五
分の駅前に一軒あるだけ、コンビニはかろうじて徒歩で行ける範囲内に二軒ある。
都会とも田舎とも言い難い所だ。梅雨明けのぎらついた空の下、アスファルトから
は陽炎が立ち上る。
ところどころ塗装の剥げた木造の駅舎にたどり着いたと同時に、停まっていた電車
がけたたましいベルと共に発車しようとしている。定期券が自動改札から飛び出し
てくるタイミングのせいで、結局乗り遅れてしまった。
「はぁ」肩が否応なしに落ちる。次が到着するまでには二十分は掛かるのだ。高校
の頃電車通学していたが、急行が五分に一本は来るあの頃と比べるとさすがに気が
焦れる。どれだけこの街で生活しても、その落差に慣れることは無いだろう。
誰もいないベンチに腰を下ろすと同時に、携帯のメールが届いた。
『差出人:一之瀬 件名:Re.遅れそう』
全く、この男にわざわざついて来てこんな街にまで来た私も私だ。学部が違うから、
代返も頼めない相手なのに。
『待ち合わせ場所、変える。直接植物公園まで来て。銀の鐘の下、わかるだろ?』
一度行っただけの場所だが、そこは私の記憶に明確に刻まれている。あれだけ華や
かに薔薇の咲き乱れているところを、他に私は知らないのだから。


                                …つづく

■L’oiseau bleu
http://www.arutemisu.com/2005/Column/novel/L-oiseau-bleu/0.html

■その他の女装小説はこちらのページにございます。
http://www.arutemisu.com/2005/Column/novel/top.html



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             [楓のちょこっとコラム]


お料理が大の苦手な私。1週間に1回くらいしかコンロの前に立つことが無かった私
ですが、今月に入り遂に目覚めました!
お料理を作ることの楽しみが分かると、毎日台所にたつことがウキウキします。
最初の1週間ほどはしょんぼりな失敗作ばかりでしたが、3週間ほど毎日続けたとこ
ろようやく自分で食べても「おいしい」と思えるお料理が作れるようになりました。
お料理と共に、掃除の楽しみも発見。
最近の気分転換は家事全般です。家事であれば気軽に毎日できるし、綺麗なお部屋
とおいしいお食事があれば、心も体も幸せです。

連日アルテミスに付きっ切りなので、なかなか自分の時間を作ることが難しいので
すが、なにが何でもやりたいので、なんと早起きをする習慣も身に付きました。
地味な気分転換手段ですが、家事をするようになってから健康的な日々を過ごす喜
びを感じて、朝からとても気分が良いです。(*^_^*)

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■女装フォトスタジオ★アルテミス★
http://www.arutemisu.com/2005/Salon/salon%20top.html
■女装用品販売★アルテミスショップ★
http://www.arutemisu.com/2005/shop/hp/index.html

発行者:美寿羽 楓
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