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健康や医療、東洋医学のニュースや情報、興味を引いた事柄を現役鍼灸師Kが独断と偏見でピックアップし、治療家として思うところを述べます。

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2009/10/21

現役 鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」 vol.190 治療の刺激量と年齢

★ Magazine from 鍼灸治療院 和み堂 ★
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現役鍼灸師Kの「思うところを述べよ!?」
※※※※※※※※※※※※ vol.190 ※※
※※※※※※ 2009年10月20日 発行 ※※
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◆◇◆ 今日のお題 ◆◇◆

 1.院長コラム~治療の刺激量と年齢
 2.今日のツボ~今回はお休みさせていただきます。
 3.あとがき

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 私の住む神戸でも朝晩の冷え込みは厳しくなって参りました。さすがの暑がりの私も薄い毛布を使用

するようになってきました。まぁ、半そで、短パンで寝ているからでしょうけどね。(爆)
とにもかくにも、朝晩と日中の気温差が非常に身体にこたえる季節ですから、体調管理には日ごろより

気を配りたいところですね。新型インフルエンザや季節性の風邪も流行っているようですからね。

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 1.院長コラム~治療の刺激量と年齢
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日々の治療の中で、この患者さんに対する刺激量はちょうど良いか?と、ふと思うことがあります。

鍼灸でも按摩・マッサージでも刺激量というのはとても大切な要素になります。が、これが難しい。

個々の身体はもちろん別のものですし、体質、生活スタイル、体格、職業など条件、状態が全く同じ人

は二人といない訳ですから、おのずと適切な刺激量は変わってきます。

私は治療の際には必ず脈診を行います。それは按摩・マッサージの時も必ず行います。鍼灸治療の場合

はそれに加えて腹診や切経(経絡の診断)なども行います。それに問診から得られた事や体格などから

刺激量を決定し治療をスタートします。

ところが、こちらが診断に基づいて決めた刺激量と患者さんが主観的に求める刺激量が必ずしも一致し

ないのです。そして、これは特に年輩の方に按摩・マッサージをする時にもっとも感じます。

このような方はたいてい強い刺激を求める傾向にあるのですが、ではなぜそのような刺激量を求めてし

まうのかを考えてみたいと思います。

まずひとつ目の理由としては、筋肉が凝り過ぎて感覚が鈍くなっているということが考えられます。し

かし、これは年輩の方に限ったことではないので、要因のひとつにはなっても決め手にはなりません。

二つ目の理由としては、年齢とともに身体の感覚は鈍くなってきますので、外からの刺激に対して感覚

が少し鈍くなっている。

三つ目の理由としては長年、強い刺激による治療を受けており、刺激に対して感覚が慣れてしまってい

る。

四つ目の理由としては、刺激量が多い=効果が高いという先入観がある。

以上のようなことが理由として考えられるでしょうか。
ひとつめの理由は年齢にはあまり関係ないところですが、二つ目から四つ目の理由は年齢を重ねれば重

ねるほど身体に染み渡っていることが多く、強固なものになっている可能性があります。

また、地域の特性も深く関係している可能性があります。

現在は以前ほどではありませんが、関西圏では強い刺激を求める傾向が強かったと聞きます。按摩・マ

ッサージでは”関西は強揉みやから・・・”というようなことは現在でも言われていますね。

関西圏から他の地域に引越しや単身赴任、出張で行かれた際に施術を受けたところ、刺激量が足りなか

ったという話もしばしば聞きますので、それだけ関西圏では刺激量が多いと言えると思います。

さて、強い刺激を求めることについてはいくつか要因がありますが、果たして刺激量が多ければ効果は

高くなるのでしょうか?

これははっきり言って相関関係は無いと思います。
”過ぎたるは及ばざるが如し”ということわざもあるように、ある一線を越えてしまうとかえって逆効

果になります。

鍼治療で言えば中国鍼は和鍼よりも太く長い鍼を使用しますが、その分、刺激量も多くなります。刺激

量が多い分、ハードな治療となり、基礎体力が低い方には結構きついということになります。また、身

体が回復する前の倦怠感や一時的な症状の増大などいわゆるメンゲン反応が強く出ることも考えられま

す。
これは最終的に身体が楽になるのだから、一見、良いとも言えますが、回復に向かう過程は非常にきつ

いですし、場合によっては回復に至るだけの体力が足りず、症状を長引かせる可能性もあります。

按摩・マッサージで言えば、必要以上の強刺激の施術では筋線維や筋原細胞にダメージを与えてしまう

可能性もありますし、強刺激を反復して受けることで筋線維などが歪になり、筋自体の弾力性が失われ

たり、凝り感が強くなることも考えられます。

以上のようなことを考慮すると、強刺激にはリスクも多いということになります。もちろん全く刺激を

感じないような弱刺激では身体を回復に導くための刺激すら得られないということになりますが、強す

ぎない刺激量の施術を受けるということがとても大切なことということですね。

また、高齢者や乳幼児、児童では刺激に対する感度もかなり差がありますし、刺激量をどの程度自覚で

きるかという問題もあります。なので、ちょうど良い刺激量というものを主観のみで判断するのではな

く、私の場合では脈診などになりますが、客観的な情報も合わせて判断するということが重要です。

今まで強い刺激の治療を受けてきたという方は、一度、弱めの刺激で施術を受けてみて下さい。そして

、何度かその刺激量で治療を続けてみて下さい。きっと、今までとは身体の感覚が変わってくると思い

ますよ。

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 2.今日のツボ
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今回はお休みさせていただきます。
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 3.あとがき
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新型インフルエンザのワクチン接種が始まりました。ワクチンの回数を1回にするか2回にするかでもめ

ているようですが、これだけ蔓延している状況でワクチン接種が本当に必要かどうかもきちんと考えな

くてはいけませんね。

リスクがあっても必要な方はワクチン接種をすると良いと思いますが、そうでない方は必要かどうか、

よく検討する必要があると思います。

それにワクチン接種をしたからといって、罹患しないという訳ではないので、体力を維持しておくとい

うことは大切ですし、世の中に存在するウィルスや細菌は新型インフルエンザだけではないですから、

何においても養生をしておくことは重要だと思います。

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っている方は必ず主治医の指示に従って下さ
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