2009/11/22
だれでもハズレは観たくない#181 2012
劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、 日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。 1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 ~新旧映画紹介~ #181 2009.11.22号 主宰・発行者 slow ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◆◆◆ 『2012』 ■ ストーリー 妻と別居中のリムジン運転手、ジャクソン・カーティス (ジョン・キューザック)は、久しぶりに子供たちと キャンプに向かうが、立ち入り禁止区域で見つけた研究 施設から、地球に不測の事態が近づいていることを知る。 そして彼は、政府がひそかに建設を進めている方舟に 乗ろうと家族を連れ出す。 ■ レビュー いやあ、これはすさまじい。 これは映画か。 なんてキャッチコピーでしたが、 ほんとに、とんでもない映画を観てしまった感じです。 予告編でもたびたび目にしていた、地面に巨大な亀裂が 入っていって街全体が飲み込まれるシーン、 すごすぎます!! こんなのどうやって作ったの!?と観ていて恐怖よりも むしろ感嘆のため息が出てしまうほど。 とくにリムジンに家族を乗せて壊滅していくカリフォルニアを 脱出するとこなんかは、もう、ブルース・ウィリスもびっくりの 絶対不可能シーンの連続です。こんな逃げ方良くぞ考えたもんだ! そしてよくも映像にしてくれた! SFパニックムービーなんですが、アクション映画に通じる 興奮を覚えます。 また、危機的状況におかれながらウィットに富んだ笑いが ちょこちょこあったのもよかったですね。 上映時間が2時間30分以上あったため、 この手の映画にありがちな人間ドラマパートの間延びを 心配していたのですが、その辺も無駄なくテンポよく描かれ、 随所に大地震、大噴火、大津波が押し寄せてくるため、 非常に集中して観ることができました。 それから、これまたありがちな、ヒューマニズム賛歌。 人間万歳的な描き方も不安がありましたが、 そこも製作陣はよく考えています。 いろんな価値観を登場させ、正義だけを良しとしません。 終盤、方舟に乗り遅れた人々を受け入れる決断をしたあとも 無情にも死者が出ているあたり、なんとも現実的でした。 この作品はつべこべいわずに圧倒されればよいでしょう。 自分の映画人生の中でも最高のアトラクション・ムービーでした。 映画館で、それもとくに大きなシアターで観るべき作品です。 DVDにはぜひともメイキングを入れてほしい。 思い出すだけでもスリリング。 『ノウイング』の地下鉄事故シーンもたまげましたが、 あれがひたすら世界規模で続いていく感じ。 いやはや、いやはや、 大災害がここまで虚構で描けるなんて、 今の映像技術は本当に凄いですね。 週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 since July.8 2006 主宰・発行者 slow


