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劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、ジャンルを越えた1万本の映画の中から、マニアックすぎず、軽すぎず、とっておきをご紹介!!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/13
  • 部数 302部
  • メルマガID 0000200909
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2009/08/13

だれでもハズレは観たくない#163 サマーウォーズ

劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!

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    週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 
            ~新旧映画紹介~
                       
           #163 2009.8.13号 主宰・発行者 slow             
                                 
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『サマーウォーズ』


■ ストーリー 

内気な性格の健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれ、
長野にある彼女の祖母の家へ同行する。
そこで二人を待っていたのは、大勢の夏希の親せきたちだった。
しかも健二は、夏希から彼女の祖母に「わたしのお婿さんになる人」だと紹介され大慌て。
そんなとき、ネット上の仮想空間「OZ」が何者かの手によって混乱させられる。


■ レビュー

細田守監督といえば、前作『時をかける少女』が非常に素晴らしいできばえで、
なぜあの作品を劇場で観なかったんだと、後悔したものです。
(2006年公開ですが、2007年にレンタルで観ました。
その年の本メルマガ・映画グランプリの「レンタル作品賞」を獲っています)

さあ、そんな中、ものすごい期待を寄せて観ました『サマーウォーズ』ですが、
一言で言いますと、「まあまあ」、
二言目を付け足しますと、「前作(『時かけ』)ほどの出来ではなかった」
といったところです。

天真爛漫な夏希先輩と、気丈な彼女の祖母、そして田舎の実家に集まった大家族。
そこに夏希の将来の婿として紹介される気弱な健二。
ネット上で強さを求めるカズマ、彼が師匠と仰ぐ大家族のおじさん
(「YAWARA」の猪熊ジゴロウの声でおなじみ!)。
このままごくごく普通の夏の出来事を描いたとしても素敵な作品になったと思います。

しかし、今回は仮想空間「OZ」が重要な位置づけで描かれており、
田舎の家族と電脳空間とのギャップをどう感じるかで、好みが分かれそうです。
館内はちびっ子も結構多かったですが、アバターとかアカウントとか、
専門用語は理解できたのでしょうか。
まあ、そういうのがわからなくてもイメージで伝わるように、
いまどきのアクションシーンをかなり多用していました。
『もののけ姫』のシシ神さまみたいなのも出てきて、ダイナミックです。

最後のバトルが、“ある渋い遊び”だったのも、ちびっ子向けを意識したのでしょうか。
「ヒカルの碁」みたいな。「少年ジャンプ」的といってもいいでしょう。

『時をかける少女』はタイムリープというしかけを使いながら、主人公の苦悩なども描き、
ある意味文学寄りな作品だったのが、今回は対象年齢をかなり下げた印象です。

んんん、そのあたり、ちょっと物足りなかったですね。
もちろん、全体としてはとってもさわやかで夏向きです。







週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』
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主宰・発行者 slow
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