2009/08/08
だれでもハズレは観たくない#162 G.I.ジョー
劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、 日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。 1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 ~新旧映画紹介~ #162 2009.8.8号 主宰・発行者 slow ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◆◆◆ 『G.I.ジョー』 ■ ストーリー MARS社が開発した、あらゆるものを破壊する威力を持つ 最強兵器・ナノマイトが世界征服を目論む悪の組織・コブラの手に渡ってしまう。 コブラの脅威が世界各地を襲う中、世界各地の精鋭を集めた史上最強の 国際機密部隊“G.I.ジョー”が動き出す。 ■ レビュー CM予告編で観た場面が非常にエキサイティングで、かなりの期待を寄せていました。 『G.I.ジョー』というと、個人的にはフィギュアでしか聞いたことがなく、 それもたしか『トイストーリー』に登場するアレくらいしか知りませんでした。 本作では加速装置や兵器を装備したバトルスールを身にまとい、 パリの市街を縦横無尽に突き抜けます。 敵の仰々しいセリフや動きはB級アメコミを連想させ、 戦闘機などはCGっぽさが出ていてちょっとなあ、というシーンもあります。 イ・ビョンホンの役がなんとも浮いており、 また、彼の白忍者姿もちょっとださめな感じがしました。 途中ちょくちょくイ・ビョンホンの少年時代の回想シーンがはさまれるんですが、 その相手役との気持ちのぶつかり合いややりとりがまったく伝わってきません。 また、クライマックスでの敵側開発博士の正体は意外性を狙ったのかもしれませんが、 なんだかなあ、という感じでした。 全体として人物関係が味方同士でも敵との間でも中途半端な感じで、 感情移入はしにくかったですね。 簡単に人が死ぬのも、ちびっ子には不向きでしょう。 ラストも、完全に続編へのリレー的な終わり方に、完結感ゼロで消化不良です。 しかしながら。 そういう細かい討論家的な論評などは抜きにすれば、 純粋にバトルアクションはすばらしく楽しめます。 敵地に乗り込むクライマックスはイマイチでしたが、 前半のチーム・アルファ自軍での戦いでテンションが上がり、 中盤のパリ市街戦はアドレナリンでまくりです。 いやあ、パリが良かった!! 加速装置で自動車を追い抜き、走る列車に飛び込み横切る。 車がガンガン宙を舞い、それをよけまくりながら敵を追うジョーたち。 『マトリックス』を初めて観た時のあの興奮再び!という感じでした。 エッフェル塔崩壊の様子もリアルです。 クライマックスは中盤にあり! てゆーより、あそこで終わっとけば良かったかも!? この戦闘のあと、大統領への報告で、「パリは怒っています」というのがおもしろかったですね。 そりゃあそうでしょう。あれだけ破壊されたら、だれだって怒ります。 あのエンディングでは、続編を確実に作るつもりでしょうから、 今度はぜひ日本で大暴れしてほしいものです。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 先週は、予定通りのメルマガ発行ができませんで、大変申し訳ありませんでした。 仕事が年間でも、もっとも激務のタイミングと重なり、睡眠もままならない状態でした。 次号からは定期的に発行してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 #163『サマーウォーズ』(8月13日(木)発行)、 #164『ボルト3D』(8月16日(日)発行) の予定です。 週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 since July.8 2006 主宰・発行者 slow


