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  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/13
  • 部数 303部
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2009/07/23

だれでもハズレは観たくない#161 モンスターVSエイリアン/ウルトラミラクルラブストーリー

劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!

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    週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 
            ~新旧映画紹介~
                       
           #161 2009.7.23号 主宰・発行者 slow             
                                 
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● 本日のラインナップ ●

■1■ 『モンスターVSエイリアン3D』
■2■ 『ウルトラミラクルラブストーリー』


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『モンスターVSエイリアン3D』


■ ストーリー 

結婚式当日、隕石に衝突したスーザンは、
式の途中で突如15メートルほど巨大化してしまう。
彼女は政府に捕らえられ、モンスターとして秘密の基地に収容される。
しかし、そんなときエイリアンが地球を侵略しに来たため、
今度は対エイリアンの戦闘部隊として送り出される。


■ レビュー

2008年後半に観た『プラネット・オブ・ジ・アース3D』が、
映画館で観る3D作品としては非常に興奮度の高い素晴らしい作品だったため、
今回はそれを越える興奮度を期待していました。

しかしながら……

残念ながら小さくまとまった作品になってしまいました。
スーザンと彼との会話から始まるため、アニメ作品としてはおとなしい始まり。
政府にとらわれた彼女の前に現れるボブ、コックローチ博士、
ミッシング・リンク、ムシザウルスなどは、なかなかに個性的で、
おもしろみのあるモンスターでした。
ただ、エイリアンがあまりにしょぼくて、全然強くないし、
スーザン一人で相手をしており、ほかのモンスターたちは
正直言ってあまり役に立っていません。
とくにエイリアンの親玉が出てきてからは、
その間抜けさ加減に完全にさめてしまいました。
また、3Dの効果を十分に活かせていない気がしました。
『シュレック』シリーズのドリームワークスアニメーション製作ですが、
USJのアトラクションと比べても飛び出し具合などが少なく、
“ドキドキハラハラ”感が少なかったですね。
3Dでこれでは、2Dで観た方はもっと物足りなかったのではないでしょうか。
3D作品の時代はまだまだこれからではあるものの、
これからもっともっと面白い作品に期待します。

それにしても……

ストーリーといいキャラクターといい、完全に小さな子供狙いの設定なのに、
スーザンとキャスターを目指すジコチューな彼のやりとりだけ
大人の事情な感じなのはどうなんでしょう。



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『ウルトラミラクルラブストーリー』


■ ストーリー  

農業を営む人とは少し違った青年、水木陽人。心は幼稚園児の彼が、
東京から来た幼稚園の新任・町子先生に恋をした。
しかし、町子先生には、青森に来た重大な理由があった。


■ レビュー

いやあ、この作品、ポスターもタイトルもいい感じだったので、
どれほど奇跡的なラブストーリーなんだろうと期待していましたが、
なんともなんとも奇抜な作品に仕上がっていました。
麻生久美子が出ていないシーンの津軽弁はほとんど聞き取れず、
字幕なしではかなりきつい。
まあ、そこはご愛嬌としても、作品のテーマが
哲学的とも宗教的ともとれない、思考停止作品であります。

むりやりその意図を汲もうとするならば、
「思い続ければ、心臓や脳みそがなくったって、記憶の中で生き続ける。それが究極の愛」
ってことでしょうか。

最近の映画で言えば『ガマの油』にちょっとだけ近い気もするし、
名曲『千の風になって』の考え方ともあう気がします。

でもでも、この作品はえぐ過ぎ。
表現がイっちゃってて、常人凡人の頭ではまったく理解できません。

そんな中、すごい!!と思ったのは松山ケンイチの演技ですね。
『デスノート』、『デトロイト・メタル・シティ』、『カムイ外伝』、
『神童』と、同じようなキャラを演じることが一度もありません。
俳優の中でここまで自分を変えられる人は本当に稀有な存在です。

幼稚園児の脳をもつ主人公・水木陽人。
もしあなたがLでしか松山ケンイチを知らないなら、彼の懐の深さを知るためには、
この作品、観ておいてもいいかも知れません。






週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』
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