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劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、ジャンルを越えた1万本の映画の中から、マニアックすぎず、軽すぎず、とっておきをご紹介!!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/20
  • 部数 302部
  • メルマガID 0000200909
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2009/05/28

『だれでもハズレは観たくない』#152 特別編:ミステリ・サスペンス映画特集

劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!

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    週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 
            〜新旧映画紹介〜
                       
      #152 2009.5.28号 特別編 主宰・発行者 slow             
                                 
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● 特別編 ◇ ミステリ・サスペンス映画特集 ●

特別編第2弾としまして、これまで150回にわたってお届けしてきました
メルマガの中から、ミステリ・サスペンス映画を★(10点満点)と
一言コメントでご紹介していきます。



#1『カンパニー・マン』 ★9

企業スパイの話ですが、小品ながら複雑に考え抜かれた巧みな構成力でラストの
爽快感につなげます。異常天才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督。

#1『T.R.Y』 ★7

だまされたい願望をお持ちの映画初心者にオススメ。
分かりやすい作品です。織田雄二主演。

#1『メメント』 ★8

話の結末からスタートし時間をさかのぼって描かれる究極の革新的リワインド
ムービー。一度観ただけではすべては把握できません。

#3『12人の優しい日本人』 ★9

三谷幸喜脚本のセリフ劇としては最高レベルの構成力。架空の陪審員たちの会話から
浮かび上がる事件の真相は実におもしろい!

#5『nothing』 ★3

ヴィンチェンゾ・ナタリが、思いついても誰も映像化しないだろうと思うことを
実際映画化してしまった衝撃作。中盤以降、意味不明さ加減に映像同様、頭が真っ白
になってしまいます。

#6『サマータイムマシンブルース』 ★9

劇団ヨーロッパ企画の舞台劇がベース。タイムマシンを使った超おもしろトリック。
まあ、ばかばかしくも、気楽に楽しめ、なにより笑えます。こういうの大好きです!

#6『レザボアドッグス』 ★7

ワンシチュエーションでの裏切り者探し、渋みのあるバイオレンスで観るものを
ぐいぐいと引き込みます。クエンティン・タランティーノ監督。

#6『ユージュアル・サスペクツ』 ★8

伝説の麻薬王カイザー・ソゼとは何者か。いやあ、やられました。正直言って一度
観た時はよくわからなかったんですが、2度目のラスト5分で理解することができま
した。『シックス・センス』に近い衝撃を覚えました。

#7『インファナル・アフェア』 ★9

二重の潜入捜査を描いた名作。男たちの絆や生き様がストレートに伝わってきます。
出てる俳優全員が渋みと純粋さを併せ持ち、かっこいい!

#7『オールド・ボーイ』 ★10

数々の作品の中で最高レベルの「衝撃度」があります。賛否両論。暴力的でとんでも
ない話ではありますが、オープニングからラストまで惹かれ続けたのはたしかです。
凄まじいエネルギーを帯びています。こんな復讐は、ありえない。

#9『パニックルーム』 ★8

1件の家の中、限定空間で繰り広げられる駆け引き。母子VS侵入者たちという構図が
おもしろい。映画初心者には純粋に楽しめるストレートな娯楽作。
デビッド・フィンチャー監督。

#16『ゆれる』 ★4

兄と弟の心のゆれを描いていますが、雰囲気が小説的で、重いです。

#19『インサイド・マン』 ★7

人質をとって立てこもった銀行強盗たち。彼らとの交渉にあたる交渉人。弁護士。
最後まで集中して観られます。よく練られた脚本です。

#19『フォーン・ブース』 ★9

これぞ究極のワンシチュエーションミステリ。なにせほとんどが公衆電話ボックスの
中だけで進行するのだから。これを考え付いたひとは本当に天才ですね。

#20『デス・ノート』 ★6

嫌いじゃないです。かなり好きです。少年漫画からこういうのが生まれたことが
新鮮でした。マンガのほうがすごいんでこの点数で。

#22『バトル・ロワイアル』 ★2

あらためて観るとなんだかなーという感じかもしれません。

#23『死に花』 ★8

ミステリか〜?なんていわないの。中高年の方にも超おすすめ。若者でもきっと
楽しめるはず。かなり深いです。それでいて笑いあり、驚きあり。名作です。

#45『アヒルと鴨のコインロッカー』 ★8

ご存知伊坂幸太郎原作。音楽の力が小説の雰囲気をしっかりと引き出してくれてい
ます。

#46『時をかける少女』 ★10

青春モノ、恋愛モノだけでなく、ミステリとしてみても楽しめます。
世代や嗜好を選ばない稀有な作品。

#50『プレステージ』 ★5

いい雰囲気出ています。大オチをを期待してしまったため、肩透かし。
そういう作品じゃないんですよね。

#51『ゾディアック』 ★2

実際の事件を描いているため、事件は迷宮入りのまま。暗く重く残虐で、頭痛が
します。

#63『パーフェクトストレンジャー』 ★2

ラスト7分11秒の衝撃をあおる予告編でしたが、全然衝撃感じません。
どんでん返しもダメダメ。肩透かし。

#80『チーム・バチスタの栄光』 ★6

ちょっとチープな感じがしましたが、手術シーンをちゃんと描いているあたりが
評価点。

#81『unknown』 ★8

ワンシチュエーションもの。面識のない5人が廃工場で目を覚ます、いったい誰が
何の目的で彼らを監禁したのか。『SAW』に似てるけど、残虐ではない。
クライマックスまでの犯人探し、ラストのどんでん返しも面白い。

#84『バンテージ・ポイント』 ★10

犯人探しよりも複数視点から同一の事件をさまざまな時間軸で描く観せ方の
おもしろさ。抜群の構成力と、クライマックスの疾走感がすばらしい。

#85『Sweet Rain 死神の精度』 ★7

伊坂幸太郎原作。3つの連作短編。小説は6編の連作なので、ちょっと薄くなった感が。

#88『犯人に告ぐ』 ★7

犯人探しではなく、警察内部の渦巻く謀略を描いた重厚な作品。
トヨエツの魅力が詰まっています。

#91『フィクサー』 ★4

本格っぽいんだけど時間軸がばらばらで理解しがたい。

#92『隠された記憶』 ★4

これも本格っぽいんだけど、ラストがびっくり。いきなり終わる。実は重要人物が
エンドロール直前の画面の中を歩いてる。ウォーリーを探せ、ですか?

#93『アフタースクール』 ★9

さすがですね。ここまで考えつくされた巧みな構成力とラストの大オチ。
世界に誇っていいですね。内田けんじ監督・脚本。

#99『運命じゃない人』 ★10

内田健二監督の前作。有名俳優は出ていないし地味だけど、この作品の構成力は
『アフタースクール』でさえはるかに凌駕しています。
ひとのいい主人公の性格設定に好感が持てます。入りくんだ時間軸と複数視点で
描いており、絶対2度目を見たくなる。そんなわたしはDVDを買いました。

#111『親切なクムジャさん』 ★8

『オールド・ボーイ』の監督作。今度の“復讐”はとんでもない!!
裁判員裁判が始まりますが、人間の感情とは実に起伏がはげしく、善意と悪意は
簡単にひっくり返ります。この映画の感想が、その人の心の奥深くをあぶりだします。

#121『ブラインドネス』 ★2

収容所で行われる行為が観ていられません。吐き気をもよおしました。
テーマもよくわかりません。

#134『誰も守ってくれない』 ★8

同じ事件に対してでも、立場によってその思いの強さは大きく違うことを、
へんに難しくせずストレートに描いています。

#138『7つの贈り物』 ★6

この終わり方はありかなしか。んー、冷静に振り返ってみると、なんだかなーと
いう感じ。

#141『フィッシュストーリー』 ★5

伊坂幸太郎の原作がもともと短編なので、ちょっと物足りなかったです。
ラストが爽快と思えるひとはいいんですが、アイデア的にはだれでも思いつける
んじゃないかと思ってしまいました。

#146『重力ピエロ』 ★8

同じく伊坂幸太郎原作。こちらは重厚感があり、なにより互いを思いやる慈愛に
満ちています。不幸な事件と幸せな思い出の交錯が、せつなかった。





次回より、新作レビューを再開します。




週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』
since July.8 2006
主宰・発行者 slow
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