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  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/20
  • 部数 302部
  • メルマガID 0000200909
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2009/04/22

『だれでもハズレは観たくない』#145 フロスト×ニクソン

劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!

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    週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』 
            〜新旧映画紹介〜
                       
        #145 2009.4.22号 主宰・発行者 slow             
                                 
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『フロスト×ニクソン』


■ストーリー


ウォーターゲート事件に関与し、任期中に大統領の職を辞した唯一の男、
リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)。
政界再復帰をもくろんでいた彼に、イギリスのトークショー司会者フロスト
(マイケル・シーン)がインタビューを申し込む。
スポンサーの確保もままならないフロスト側だったが、ニクソンの思惑が一致し、
全4回のインタビュー契約をとりつける。
1977年に、世界4500万人が視聴した伝説のインタビューの結末は。


■レビュー


この作品の素晴らしいところは、「会話」の“妙”でしょう。
インタビューでの対決シーンはもちろんですが、そこに至るまでの
ニクソン、フロスト両陣営の会話が、ときにユーモアにあふれ、ときに深く、
ときに強靭で、ときに深みがあり、会話を味わうという表現がぴったりの
質の高さを感じました。

観ている最中に思ったのですが、この作品をベースにして、
三谷幸喜脚本で舞台化したら、ものすごく面白いんじゃないでしょうか。
『笑の大学』で二人芝居の真骨頂を見せているので、いいもの作ってくれると
思うんですよ。(話が逸脱しました。スミマセン)

また、アカデミー賞主演男優賞ノミネートの、ニクソンを演じた
フランク・ランジェラ。
この人の演技が凄いんですよ。
もう、演技というより、本物。このひと大統領にしか見えません。
大柄な体躯といい、落ち着いたトーンの貫禄のある声と、
よどみなく持論を展開する話しっぷり。

序盤のインタビューは、討論というよりニクソンの演説。独壇場です。
これを打ち崩すフロストの一手。

地味といえば地味なんですが、映画らしい映画ともいえます。
演技と言葉だけでここまで緊張感を持続させられるのは、
やはり役者もスタッフも一流の本物だからでしょう。

話しベタな方、人見知りしやすい方、現場リーダーを務めている方、
組織のトップを目指している方、ぜひぜひご覧ください。
とても参考になりますよ。

恥ずかしながら、ニクソン大統領のこともウォーターゲート事件のことも、
まったく知識としてもっていませんでした。
先日観た『ウォッチメン』に出てきたくらいですね・・・・・・。
そんなアメリカ政治史完全ドシロートのわたしでも楽しめる作品でした。








次回は 『重力ピエロ』 をお送りします。






週刊映画レビュー『だれでもハズレは観たくない』
since July.8 2006
主宰・発行者 slow
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