衆議院議員 山内康一 『蟷螂の斧』  RSSを登録する

衆議院議員の山内康一です。私の仕事は皆さんと国会をつなぐ「窓」となることです。まずは、私自身が日々考えていることや感じていることを皆さんに分かりやすい形で知ってもらうために、メールマガジンを発行することにしました。よろしくお願いいたします。

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2009/05/08

衆議院議員 山内康一 「公募新人奮闘記」

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            “公募新人奮闘記”             
        衆議院議員 山内康一 メールマガジン        
          2009年5月8日(金)発行            
                                  
─────────山内康一公式サイト http://www.kou1.info/───

■もくじ
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□1  2009年4月27日 (月) 世襲制限のバトル 
□2  2009年4月28日 (火) 日程との戦い
□3  2009年4月30日 (木) 豚インフルと総選挙
□4  2009年4月30日 (木) 中国に核軍縮申入れ
□5  2009年5月1日 (金) 豚インフルの影響か?
□6  2009年5月2日 (土) 未来を語る!
□7  2009年5月3日 (日) 「自分は大丈夫」症候群
□8  2009年5月7日 (木) 映画:レッドクリフ
□9  2009年5月8日 (金) 説得<共感、対決<対話

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□1  2009年4月27日 (月) 世襲制限のバトル
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このところ国会議員の世襲制限をめぐる議論が盛んです。

私は前々から世襲制限に賛成の立場を表明してきました。
党内では菅選対副委員長が、世襲制限を提唱して、
党内の大勢の大物議員からバッシングされています。

私は菅選対副委員長を支持します。

世襲議員が百人を超える現状は異常と言えます。
世襲議員の中にも優秀な議員はたくさんいますが、
優秀な人なら親の七光がなくても活躍できると思います。

親とは異なる選挙区から立候補すればいい話だと思います。
すべての選挙区で新規候補者を公募で選ぶようにして、
実力本位で人材をリクルートできるようにすべきです。

親が国会議員の人は、別の選挙区の公募に応募して、
競争を勝ち抜いて立候補すれば済む話です。
決して無茶なことではありません。

歌舞伎や畳職人さんといった芸術家や職人さん、
あるいは企業のオーナー社長が事業を継承するのと、
国会議員という公職を私物化して世襲するのは、
まったく意味合いが異なります。

よく世襲議員が、「世襲かどうかよりも、
仕事の中身で評価してほしい」と言います。

しかし、政治家を目指していて、親が国家議員でない人は、
そもそもスタートラインに立つ機会さえなくて、
「仕事の中身」で判断してもらうまでに至りません。

「世襲には世襲の大変さがある」とおっしゃる議員もいますが、
だったら世襲しないで、親とは別の選挙区から出ればいいことです。
大変だったら、無理して世襲しなくてもいいのです。

さらに「世襲と批判するが、生まれ育った地域のために働きたいから、
親の同じ選挙区から立候補して当たり前だ」という意見もあります。
しかし、生まれ育った地域のために働きたかったら、
知事や県会議員、あるいは市長か市議会議員になるべきで、
国会議員を目指す理由にはなりません。

国会議員は「生まれ育った日本のため」にがんばるのが仕事です。

特に地方分権の進むこれからの時代に、地域のために働くのは、
一義的には首長さんと地方議員であるべきです。

世襲議員が全部ダメとは決して言いませんが、
今後は世襲立候補に制限を加える必要があると思います。

ある意味、世襲制限なんて議論するのも時間の無駄だと思います。
即刻、世襲制限の方針を発表した方が、自民党のためです。


このブログのURL
 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-5b6f.html


□2  2009年4月28日 (火) 日程との戦い
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日本の国会は「スケジュール調整が命」みたいなところがあります。

補正予算審議の日程、重要法案審議の日程、参議院の審議入り時期、
解散総選挙の時期など、いろんな日程を見ながら政治が動きます。

いま臓器移植法改正の審議は着々と進みつつあるのですが、
新しい改正案の「D案」というのが水面下で準備中だったり、
いろんな動きが同時平行で進んでいます。

その他の法案審議の状況や野党の動きもにらみながら、
今後の展開についてA案提出者の同志や患者団体・学会と連携し、
A案の可決・成立に向けて動いています。

われわれが提出している臓器移植法のような議員立法法案は、
役所の組織的な根回しがないので、内閣提出法案よりも大変です。

役所には国会対策のプロがそろっていてチームを組み、
整然と組織的に法案の根回しや調整を行っています。

1年生議員にとっては議員立法法案を国会で成立させるのは、
たいへんで難しいタスクですが、先輩議員の指導を受けながら、
国会対策のイロハを身に付けるにはいいチャンスです。

2期目に入ったら議員立法でバリバリ法案を提出できるように、
いまのうちにしっかり勉強しておきたいと思います。


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http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-6091.html


□3  2009年4月30日 (木) 豚インフルと総選挙
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今朝の神奈川新聞によれば、新型インフルエンザが発生した場合、
神奈川県は集会やコンサートなどの自粛を勧告するそうです。

豚インフルエンザが国内で蔓延するようなことがあれば、
選挙につきものの演説会とか、街頭集会とか、投票とか、
そういった活動ができなくなる恐れもあります。

ひょっとしてひょっとすると、豚インフルエンザの発生状況が、
解散・総選挙の時期に影響を与えるかもしれません。

メキシコで発生した豚インフルエンザが、
世界経済にダメージを与え、日本社会を不安に陥れています。
まさにグローバル化の最たる例かもしれません。

良くも悪くもグローバル化とうまく付き合うのが、
政治の重要な課題なのだと思います。


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2228.html


□4  2009年4月30日 (木) 中国に核軍縮申入れ
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日中首脳会談で麻生首相が中国の温家宝首相に対して、
日本とアメリカが核軍縮に取り組む決意を説明し、
中国にも核兵器削減努力を促す方針だそうです

麻生首相が中国に対して核軍縮を呼び掛けることを、
全面的に支持したいと思います。

日本は中国に気を使い過ぎる傾向があるかもしれませんが、
やはり言うべきことは言うべきです。
麻生首相、ご立派だと思います。

ただし、麻生首相が中国に核軍縮を呼び掛けるのであれば、
党内の核武装論を抑えないと矛盾してしまいます。

自民党総裁でもある麻生首相としては、
党内のごく一部にある核武装論者に自制を促すのが筋です。
そちらにも目配りしていただけると幸いです。


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-cadf.html


□5   2009年5月1日 (金) 豚インフルの影響か?
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今朝、駅頭に立ってたら、やたらとマスク姿が目につきます。
やっぱり豚インフルエンザ対策でしょうか。

横浜の高校生が感染した可能性があるとの報道があったので、
お隣の川崎市民も敏感に反応しているのかもしれません。

昨日、経済誌の編集者の人が、マスクメーカーや薬品関連で、
株価が上がりつつあると言っていました。
マーケットは敏感ですね。

新型インフルエンザが蔓延したら、人が集まる場所や行為は、
避けなくてはいけなくなるでしょう。

満員電車、学校、会社、映画館、演説会、集会、観光など、
自粛する傾向が見られるようになると、経済的には大打撃です。

潤うのは、レンタルDVD屋やネットショッピングでしょうか?
外食産業には打撃で、ビザのデリバリーは潤うかもしれません。

すでに政府やWHOもいろんな対策を立てて、
いろんなケースをシミュレーションしているはずですが、
家庭や企業でも緊急対応プランを考えるべきかもしれません。

ムダになることを願いつつ、危機に備えるのが賢明かも。


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-cbac.html


□6   2009年5月2日 (土) 未来を語る!
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昨日は不思議なご縁で集まった30〜40歳代の人たちで、
お酒を飲みながら日本と地域の未来について熱く語りました。

メンバーは地域おこしのNPO関係者、青年会議所のメンバー、
自分でNPOもやっている異色の若手キャリア官僚、
シンクタンクのスタッフ、国会議員(=私)といった組み合わせ。

先日、私が青年会議所主催の公開討論会に自民党代表で出席し、
そのとき出会った青年会議所のメンバーから「今度飲みましょう」
と誘われて、それから広がっていった飲み会でした。

街おこし、地方分権(道州制のあり方)、行政とNPOの関係、
中央政府と地方自治体の関係等などいろんなテーマについて議論し、
とても楽しい会合でした。

メンバーの共通点は、
1.口先だけではなく、実際に行動していること、
2.国に頼るよりも、地域や民間主導で世の中を変えようとしていること、
3.自分の仕事にプライドと情熱をもって全力で取り組んでいること、
といったところでしょうか。

世の中を変えよう、という一点のみで集まったメンバーであり、
業種も、立場も、出身地も、活動地域も、性別もバラバラでした。

バラバラながらも、いまの行政や社会の仕組みに疑問を持ち、
それぞれの立場で新しいことにチャレンジしています。

地方のNPOにも、商店街にも、霞が関にも、シンクタンクにも、
もちろん国会にも(=自分!)、志のある若い人たちがいて、
日本と地域の未来を信じて行動している、ということを再確認でき、
とても有意義な会合でした。

ときどきはこういう飲み会がないと、くじけてしまいそうになります。
霞が関、地方自治体、NPO、商店街、シンクタンクなどなど、
いろんなところにいる同志と一緒に社会を変革していきたいと、
決意をあらたにする良い機会でした。


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-10b1.html


□7   2009年5月3日 (日) 「自分は大丈夫」症候群
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私の悪い癖のひとつに「自分は大丈夫」症候群があります。

豚インフルエンザが日本国内で大流行したとしても
根拠なく「自分は大丈夫」だと思い込んでしまいそうです。

関東大震災がいつ起きても不思議ではない状況ですが、
もともと災害時の緊急援助の仕事をやっていた関係で、
私には「自分が被災者になる」という感覚はなくて、
なぜか「自分は支援する側になる」という思い込みがあります。

東南アジアの島嶼部のマラリア多発地帯で働いていた時も、
マラリア予防薬の服用を自分の判断で中断して、
きっと「自分は大丈夫」と勝手に納得していました。
運よくマラリアには、かからずにすみました。

アフガニスタンみたいな紛争地でも、
インドネシアのスラム街みたいな犯罪多発地帯でも、
なぜか「自分は大丈夫」だと思ってしまいます。

もちろん治安情報は入手し、安全対策は怠りませんが、
その上で「自分は大丈夫」と思い込んでいました。
そういう楽観的な人間じゃないと、緊急援助はできません。。

もっとも自分以外の人のことに関しては、
悲観的に予測するようにトレーニングを受けていて、
災害時の緊急対応マニュアルづくりとかもやってました。

業界用語で「コンティンジェンシープランニング」と言いますが、
緊急事態の危機管理マニュアルづくりの研修とか受けてました。
そういう観点で観ると、今回の豚インフルエンザ対策については、
日本政府の対応はなかなかいい線行っているように感じます。

阪神大震災やオウム事件の時の官邸の危機管理体制は、
ものの本によると、きわめてお粗末だったようです。

しかし、自然災害や安全保障、防疫・食品安全等に関しては、
最近の首相官邸の危機管理体制は昔と比べて進歩しているようです。
ただし、政局の危機管理体制については・・・


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-f8be.html


□8   2009年5月7日 (木) 映画:レッドクリフ
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ゴールデンウィークなので、軽めのネタで。

昨日は早目に仕事が終わったので夕方映画を観ました。
上映時間が遅めの吉祥寺の映画館まで出かけて行って、
観てきたのは「レッドクリフ2」です。

ご承知の通り三国志の「赤壁」の戦いを直訳して、
「レッドクリフ」というタイトルなわけです。

ハリウッド本拠地のアメリカ公開ならわかりますが、
三国志が広く読まれている日本では「赤壁」で、
売り出せばいいのにと思っているのは、私だけでしょうか?

小学生のときに子ども向けの児童文庫の三国志を読んで以来、
大人になってからもいろんな人が書いた三国志を読んできました。
たぶん7〜8回読んだと思いますが、作者によって印象が異なります。

「レッドクリフ」は微妙に脚色されていて、
三国志演義の本来のストーリーからは外れているですが、
もともと小説だからと割り切れば十分楽しめます。

だいぶ前に香港政府日本代表部の方の講演を聴いたときに、
「中国人は三国志が大好きで、三国志で駆け引きや交渉術を学び、
 現代のビジネスにいかしている」とおっしゃっていました。

三国志に出てくる権謀術数、虚々実々の駆け引きを学んでいるから、
中国の外交はしたたかで粘り強いのでしょうか???

毛沢東も中国の古典をよく読み、三国志や水滸伝の例を引いて、
戦術や戦略のお手本としていたと言われています。

日本には古典や歴史から教訓を得て、現代の政治や外交にいかす、
といった意識はあんまりないように感じます。

イギリスのエリート階級は、ギリシア、ローマから現代史まで、
歴史をよく学ぶと言われています。

歴史好きのチャーチル元首相は、第二次大戦の歴史を書いて、
ノーベル文学賞を受賞したほどです。
日本の政治家や外交官も歴史をもっと勉強すべきかもしれません


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 http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-7000.html


□9   2009年5月8日 (金) 説得<共感、対決<対話
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アメリカの大統領選挙を見ても、政治の流れは、ものすごく大雑把に言えば、
【1.説得よりも共感】
【2.対決よりも対話】
を目指す時代が来ているように思います。

それなのに衆議院予算委員会の審議を見ていると、残念な気持ちになります。

自民党も民主党もひたすら非難合戦に終始しているように見えます。
建設的な批判ならともかく、感情的な非難の応酬のように見えます。

根っからの自民党支持者の中には、自民党幹部が民主党を批判するのを、
こころよく思っていない人たちがたくさんいます。

自民党は政権与党なんだから、心に余裕をもって「横綱相撲」をやってほしい、
と思っている自民党支持者は少なくありません。

これまた大雑把に言えば、根っからの自民党支持者(特に女性)の多くは、
現状におおむね満足していて、おだやかな人が多く、他者の批判を好みません。
世の中に対して不平不満がいっぱいという自民党員はあまりいません。

根っからの自民党支持者は、政治や社会がよくしたいと願っていても、
革命のような過激な手段は望まず、対話とコンセンサスを通じて変革したい、
そういう風に考えている人が多いのだと思います。

失業の増加、公務員の天下り問題、地球温暖化、過疎化などの問題に対し、
健全な危機感と問題意識を有している人が大半です。

自民党支持者の多くは、町内会やライオンズクラブ、商店街、民生委員、NPO等、
地域活動への参加を通じて地道に問題解決を図っていこう、というタイプが多いです。

一部の政党の支持者のようにデモ行進とか、抗議の署名集めといったやり方を
自民党支持者がやっているのは、あんまり見たことがありません。

自民党の根っからの支持者ほど、対決よりも、対話を望んでいると思います。
しばしば言われる「選挙前だから対決ムードも仕方ない」という意見があります。
しかし、オバマ大統領は、選挙中もあんまり相手候補を批判しませんでした。
いわゆる「オバマ現象」の特徴を「共感のコミュニケーション」と呼ぶ人がいます(*)。

「共感のコミュニケーション」では、相手を説得することに重きを置きません。
むしろ相手の共感と信頼を得るためのコミュニケーションを重んじます。
善悪二元論に走らず、多様な価値観を認め、対決型論理で相手をねじ伏せるのではなく、
対話型のコミュニケーションで相手の信頼と共感を得るのが、
オバマ流の「共感のコミュニケーション」だそうです。なるほど。

オバマ大統領の大統領就任演説、大統領選挙勝利演説、2004年民主党大会の基調講演を
あらためて読み直してみましたが、夢や希望、責任やアメリカの偉大さを語り、
共和党の批判やブッシュ大統領の悪口は言っていません。

むしろ大統領選挙勝利演説では、共和党の重視する価値観をたたえ、マケイン候補をたたえ、
自分を支持しなかった有権者に対しても理解と協力を求めています。

わが党のトップや幹部の皆さんにも、オバマ流の「共感のコミュニケーション」から
学び、
民主党をやり込めることよりも、国民の共感を得ることを目指すべきだと思います。

*「オバマ現象のカラクリ」田中愼一、本田哲也著、アスキー新書、2009年


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