アメリカ在住負け犬,弁護士とのデートの巻!
アメリカ在住負け犬ネットお見合い奮戦記 第23号
おひさしぶりです。 すっかり配信が遅れてしまって申し訳ありません。
気が付いたらもう2008年で、書かなくちゃあと思っているうちに
ゴールデンウィークに突入してしまいました。
30代後半からは時が経つのが早いです。。。
昨日は仕事帰りひとりでお寿司や焼肉デイナーを食べ、
その後映画を観てきました。
こちらで封切りになったばかりの 「Baby Mama」です。
サタデーナイトライブでおなじみのテイナ・フェィとエイミー・ポーラー
が出演しています。
ティナ・フェィの演ずる役ケイトは、今までバリバリのキャリアウーマンとして
やってきて、気が付いたら37歳。お見合いの初日から子供が欲しい!
と宣言して、男性に逃げられてしまいます。
会議でも出席者全員の顔が赤ちゃんに見えてしまうくらい、
子供欲しい病にとりつかれます。
そこで精子バンクに行き、精子をゲット。人口受精を何度も試みますが
妊娠せず、今度は体外受精。それでもまだダメで、不妊治療クリニックの
ドクターから、子宮に先天的な異常があることを知らされます。
そしてとうとう代理母を雇う事を決心します。しかしエイミー・ポーラー
演ずるこの代理母は教育もろくに受けていないし、たばこやお酒を好み、
ジャンクフードばかり食べ、胎教もする気はままったく無く、妊娠してから
ケイトの高級アパートに転がり込むのですが。。。?
いろいろどんでん返しがあって、最後まで飽きずに観られました。
30代後半になってくるとパートナーも欲しいけど、とにかく子供を
作らなくちゃあ!と、焦り始める女性が多いようですね。
私もその一人でした。
さて、久しぶりのお見合い奮戦記、行ってみましょうか!
今回は初めての弁護士とのデートの巻!
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これはアメリカ在住30代半ばの女性が、8年交際していた彼に突然ふられ、
苦労しながらネットで結婚相手を見つけ、そのプロセスを一人芝居にして
演劇祭に出してしまうという、転んでもただでは起きないポジティブ負け犬
パワーを描いた実話である。
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*書類審査で500人カット! 22人とのお見合いの結果は?!
イルカにそっくりのイルカ博士とのデートの後、マッチドットコムを開けると
今回は弁護士二人からメッセがはいっていたのである!
弁護士ってスーツ着て、TVや映画の法廷シーンで、論理を武器に相手を
やり込める正義のインテリヒーロー?!
目がすでにハート型!いかん、インテリに弱い自分、
また想像だけで恋におちてしまうのか。
訴訟大国アメリカ。会話の中でも二言目には『弁護士と相談してみます。』
と、相手を威嚇することが多い。電話代を余分に請求された、商品返品
してもお金が戻ってこないなど長い間トラブッていても知り合いの弁護士に
一筆書いてもらうだけでウソのようにすんなりとお金が返ってきたりする。
うわ〜、頼りがいあるじゃん。弁護士ハズバンドよ、
私を一生守ってぇ〜〜〜!
それにきっとお金もガッポリ稼いでいるに違いない。
と、かなり単純な私であった。
一通目を開けるとプロフィールが出てきた。
年齢 33歳 (お、若い。)
住所 XXXX (私のアパートと結構近くて便利!)
結婚暦 ナシ
子供 ナシ
宗教 クリスチャン
喫煙 NO
飲酒 付き合い程度
将来子供は欲しいか 多分
職業 弁護士
年収 後でお教えします
しかし写真がない、、、 こりゃ堅ブツのブサイク男かな〜。
そしてメッセージ。
「はじめまして。あなたの紹介文にとても興味を持ちました。
私は離婚専門の弁護士をしていて、余暇はある政党のための
ボランティア活動もしております。非常に忙しい身なのですが、
シェークスピアが好きなので、いつかあなたと観劇できれば光栄です。
よろしければ御返事ください。」
ほ〜う、シェークスピアがお好きとな?
なかなか話が合いそうではないの。
早速返事を書いた。
「メッセージありがとうございました。弁護士でいらっしゃるとのことで、
とても興味深いお仕事ですね。ぜひもっとお話をお聞きしたいですし、
観劇もご一緒したいですね。
それから。。。よろしかったらお写真を拝見したいのですが。。。」
すると写真付きで返信があった。
「これは数ヶ月前に撮った写真です。」
60過ぎくらいの白髪の紳士の隣に、
30代前半でまあまあのルックスの男性が立っていた。
ふざけてメールで聞いてみた。
「お写真ありがとうございます。で、どちらの男性があなたなんですか?」
「左側の紳士は、僕の支持する政党の大先生です。彼のような人物だったら
光栄なんですが、僕は右側に立っている男です。」
さてここからが彼のデート暦についての調査である。
「ところであなたは33歳ということですが、今まで結婚を考えるような
真剣なお付き合いをされた事がありますか?」
「そうですね〜。いつも3ヶ月くらい付き合うと大抵女性の方から、
“Where are we going?”
って決まった質問をしてくるのです。
Where ってつまるところ結婚のことですか?
どうして必ずそっちの方向へ行かなければならないんでしょうか。
それしか女性は考えていないのでしょうか。もっと政治のこととか、
芸術とか、他に考える事があるでしょうに。
そのような考え方の相違で大抵お付き合いは3ヶ月で終了します。」
おっと、こりゃルックスはまともでも頭カチカチのこだわり屋じゃわい。
そりゃ女性達の気持ちもわかりますがな。この人、まだ若い弁護士だし、
将来性ありそうだけど、まだまだ結婚する気無いのかしら?
時間を無駄にできないわ。なんて焦って質問してしまうのでしょうね。
“Where are we going?” ってな具合に。
しかし彼の文章はウィットに富んでいて面白い。それをほめると、
「嬉しいな〜。僕、実は作家になりたかった時期もあるんですよ。
ぜひ今度お食事でもしませんか?」
と誘われた。インテリ男は文章に関するホメ言葉に弱いらしい。
超多忙なはずの彼とさっそくディナーの約束にこぎつけ、
場所は電話で話しましょうと、彼の弁護士事務所の電話番号をもらった。
電話をしてみると、留守電で秘書らしき女性の声が録音されたいた。
「XXXX弁護士事務所です。お名前とご用件、
電話番号をお残しください。」
彼のオフィスはどんな場所にあるのだろうか。
ダウンタウンって言ってたから、
あのガラス張りの高層ビルの一室なのかな?
メッセージを残すと、数時間後に彼からコールバックがあった。
なんか声質が高めで、老紳士のようなしゃべり方である。
「あ〜、どうもどうも。クライアントとランチしていて、
留守にしておりました。で、明日、お食事ということで
よろしいでしょうか?」
「はい。」
「ではご自宅まで迎えに行きます。」
初対面なのでうちのアパートの向かい側にある
ガソリンスタンドまで来てもらう事にした。
そして翌日。弁護士ちゃまとの初デートということで、
シックな茶色の、丈が長めのドレスを着て
ガソリンスタンドの駐車場で待つ私。
BMWかベンツでお迎えかしらん?
ドキドキしながら待っていると、薄汚れた趣味の悪い、
なんともいえない緑色のサターンが私の前に止まった。
そして中から男性が降りてきて挨拶した。
「かりりんさんですか?XXXXです。」
写真より少し落ちるが、普通のルックス。中肉中背。
眼鏡をかけて7・3分けのヘアー。
ま、清潔そうではある。
「さ、車へどうぞ。」
と言われたが、ドアは開けてもらえなかったので減点1。
そして車に乗り込むと仰天!なんと車内の天井は、
ナイフで切り刻まれたかのように、
ボロボロの布が、すだれのように垂れ下がってきている。
二ヶ月早めのハローウィンかいな?と唖然。
ボロ布を手でかき分けながら、運転席の彼に聞く。
「あの〜こっこれどうしたんですか?」
「あ〜、日曜大工をしようと思って木材を載せていたら、
運んでいる最中、角が天井にあたって切れちゃったんだ。」
へっへえ〜〜。
金持ち弁護士のイメージがガラガラと音を立てて崩れていく。
ダウンタウンのガラス張りの高層ビルのオフィスもあやしいな〜。
そこで聞いてみた。
「あの〜、オフィスってどこらへんにあるんですか?」
「ダウンタウンの。。。」
あ、やっぱしあの高層ビル?
「僕のアパートです。」
え?
「古いアパート借りてるんだけど、そこを事務所にもしているんだ。」
「留守電の声の秘書の方もそこにいらっしゃるんですか?」
「あ〜、あれはアパートの掃除婦のおばさんに吹き込んでもらった。
人を雇う余裕ないからね。」
やっぱしこういうオチ?
「離婚専門の弁護士なんてお金にならないんだよね〜。
特に夫側の弁護だと大抵妻に家を取られるし、慰謝料、養育費を
ごっそりととられることになってクライアントはスッカラカン。
企業付きの弁護士になれば安泰だけどね。この国、弁護士なんて
山ほどいるし、広告費は金がかかるし、仕事とるのも大変なんだよ。」
そういう実情だったんですね。。。
そしてオンボロ車はイタリアンレストランの駐車場に到着した。
文章はウイットに富んで面白いけど、話すと普通なのである。
気になったのは、彼は敬虔なるクリスチャン。
別にクリスチャンがいやというわけではなく、
「しばらく教会に行ってないから、地獄に堕ちるかも。。。」
などという発言がちと気にかかる。
そして私が神道の話とか、年越しの話で除夜の鐘や、
煩悩の説明などすると、文化として興味を持つどころか、
鼻で笑い飛ばした。
「煩悩ね〜。そんなもの理解できないね〜。」
キリスト教しか受け付けないタイプだ。
そして保守派。軍隊のインテリジェンス部隊にもボランティアとして
参加しているとか。リベラルな私とはあいそうもない。
一生を共にするのだから、政治、宗教の違いは重要なポイントとなる。
結婚後、神社に初詣に行きたいので、お正月は日本で過ごします
なんて言ったらなんでそんな必要あるの?なんて反対されそう。
シャンペンを飲み、ラザーニャを食べ、デザートまでたらふく
ごちそうになったら、食べ過ぎて帰りにお腹が痛くなった。
車の中で素早くお礼を言って家に駆け込んだ。
私の事を気に入ったというメールを翌日もらい、
その後も何度かデイナーのお誘いがあったが、彼に急に
仕事が入ったり、風邪を引いたりでキャンセルになり、
そのまま自然消滅。
そんなんで33歳弁護士よ、さようなら。
3ヵ月後に "Where are we going?"
と言うことにならずに済んだ。
なにせ私には時間がないのだ!
さ、次の44歳弁護士、いってみようか!
と、彼に返事をだした私であった。
<次号に続く>
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ひさしぶりに占いに行ったら冷え性ですねと言われました。
最近足が冷たくなるんです。食べ物の陰陽に注意して
40代からの身体の変化に順応していかなかればと思いました。
こんな気まぐれな配信にもかかわらず、ずっとお付き合いくださって
ありがとうございます。
もっと頻繁にお届けできるように頑張りますので
これからもよろしくお願いいたします。
かりりん・モンローでした!
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感想メールの宛先 prettykarinpink@hotmail.com


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