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「地球ことば村・世界言語博物館」は、日本語から世界の先住民族の言語まで、様々なことばや文化に親しみ、ことばで人を結んでいくことを目指して活動するNPOです。無料のサロンなどのイベント情報や、書評、エッセイなど、ことばに関する話題が満載です。

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2008/12/23

地球ことば村メールマガジン

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        地球ことば村 メールマガジン
            第 23 号
         2008年12月23日発行
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「地球ことば村・世界言語博物館」は、世界のさまざまなことばや文
化に親しみ、身近な日本語を見つめ直すことをとおして、“ことばで
人を結ぶ”ことをめざし、活動しているNPOです。
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2008年も残すところわずかになりました。皆さまにとって、今年はど
のような1年でしたか?地球ことば村は、「国際言語年」の今年も、お
陰さまで、シンポジウムやイベント、小学校での出前授業など、さま
ざまな活動を展開することができました。来年もどうぞよろしくお願
いいたします。よいお年をお迎えください。

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【目次】
◆ 世界のあいさつ集『あなたに会えて よかった』刊行!
◆ 活動のご報告
 ◇「異文化ワークショップ in夢の島」ほか
◆ 今月の1冊
 ◇ 今村楯夫『ヘミングウェイの言葉』
◆「世界言語博物館」最新記事!
 ◇「しみじみ味わう 江戸のことば」その二十三「もさ引き」

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◆ 世界のあいさつ集『あなたに会えて よかった』刊行!◆
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 地球ことば村から、世界のあいさつ集『あなたに会えて よかった』
が刊行されました。

 日本の少年、太郎が夏休みに世界を旅してたくさんの人に出会う物語。
太郎の行った場所の小さなことばを主に、41言語で交わすあいさつの
ことばが収録されています。

 物語は全文、英語の対訳付きですので、英語を学ぶためのサブテキ
ストとしても活用できます。

31ページ・定価500円
あて先住所氏名と部数を地球ことば村事務局までお知らせ下さい。
(Tel:03−5798−2828 / e-mail : info@chikyukotobamura.org )
郵便局の振込用紙同封でお送りいたします。(送料100円) 

詳しくはこちらをご覧ください(PDF)↓
http://www.chikyukotobamura.org/img/aisatsu.pdf


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◆ 活動のご報告 ◆
◇「異文化ワークショップ in 夢の島」ほか ◇
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 11月16日(日)、BumB東京スポーツ文化館で開催された「異文化
ワークショップ in 夢の島」に地球ことば村が参加しました。

 地球ことば村は、さまざまな文化的背景を持つパネリストを迎え、
パネルディスカッション「知っていますか? 日本は 実は 多文化の
国だった!」を行いました。日本に息づく多様な文化に気づくことを
とおして、逆に自分は何者なのか、自分を見つめ直すきっかけになっ
たと思います。

詳しくはこちら↓
http://www.chikyukotobamura.org/forum/event081116s.html

★ ことばのサロン「たかが挨拶 されど挨拶ー西ケニアの村から」
 (11月22日開催)とシンポジウム「日本語とその隣人たちー身近な
 危機言語と文化」(12月7日開催)のご報告は近いうちにサイトに
 掲載する予定です。


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◆ 今月の1冊 ◆
 今村楯夫『ヘミングウェイの言葉』(新潮新書、2005年7月)
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 本書は20世紀の文豪、アーネスト・ヘミングウェイの作品とその波
乱に満ちた人生を紹介する文学入門書です。ヘミングウェイが残した
数多くの文言の中から厳選された77の言葉を切り口として、第一次世
界大戦以降の時代や文化風土の変遷、ヘミングウェイをめぐる人々と
の出会いなど、多岐にわたる視点でヘミングウェイとその作品を解説
しています。

 第1〜2章 では、時代の寵児として活躍したヘミングウェイの人脈
や文化的背景、作品の舞台となった世界各地の街について言及してい
ます。「失われた世代」という言葉は、第一次世界大戦への参戦後、現
実への幻滅から故郷を離れ、喪失感を抱えたままフランスに押し寄せた
アメリカの若者を示す総称です。一時代を象徴するこの言葉は、ガー
トルード・スタインがヘミングウェイに向かって、「あなた方はみんな
ロスト・ジェネレーションなのよ」と言ったことに由来しており、そ
の逸話を紹介しています。第3〜4章では、「自然」や「狩猟」、「闘牛」
といったヘミングウェイの文学作品に頻出するテーマとその文学性に
触れています。ヘミングウェイ作品の自然描写には、重層的な意味合
いが含まれている点に着目し、ヘミングウェイ自身が「森」や「雪」
など、「自然」に対して、敬虔で信仰に似た感情や、郷愁、畏怖の念な
どを抱いていたと筆者は指摘しています。また、「セザンヌ」の項目で
は、ヘミングウェイが印象派の絵画、特にセザンヌの奥行きのある三
次元的な風景描写に感銘を受け、独自の文体を作り上げた経緯を論じ
ています。第5章では、「省略」を特徴とする独自の文体を生み出した
ヘミングウェイの「執筆」との関わりについて、言及しています。新
聞記者としての取材活動や、生き生きとした日常的な口語こそがアメ
リカ文学の原点だとみなすヘミングウェイの文学へのスタンスについ
て解説しています。

 本書から、ヘミングウェイの言葉を一つ取り上げてみましょう。

[パリ]「もし若い時にパリに住む幸運に巡り会えば、後の人生をどこ
    で過ごそうともパリは君とともにある。なぜならパリは移動
    する祝祭だから。」(『移動祝祭日』より) 

 50歳を超えたヘミングウェイが、パリ時代の思い出をつづった言葉
です。第一次世界大戦後のパリには世界中から芸術家が集い、互いに
感性を触発し合って、新たな文化を開花させていました。ヘミングウェ
イの新婚生活は、そのような活気に満ちた1920年代のパリで始まっ
たのです。パリで新聞記者として、取材活動をしていた20代のヘミ
ングウェイは、新進気鋭の詩人として出発し、やがて小説家として開
眼していったのです。文化の香りにつつまれたパリで過ごした日々は、
青春時代の記憶の中で祝祭日として、みずみずしい鮮烈な烙印のよう
にヘミングウェイの心に生涯、刻み込まれていたと今村氏は論じてい
ます。

 筆者の流麗な語り口も、本書の魅力の一つであり、著者の言葉を借
りれば、77の言葉の断片は、ヘミングウェイをさまざまな角度から映
し出すモザイク模様を描き、その模様が具象的な形を成して、ヘミン
グウェイという作家像を浮き彫りにしているのです。ヘミングウェイ
の短編や長編小説、もしくは文学作品を読んでみたいと思わせる1冊
です。(杏林大学非常勤講師 古谷裕美)


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◆「世界言語博物館」最新記事! ◆
◇「しみじみ味わう 江戸のことば」その二十三「もさ引き」◇
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 「ことばと暮らし」に連載中の荘司賢太郎氏のエッセイ「しみじみ
味わう 江戸のことば」に、「もさ引き」(その二十三)を掲載しまし
た。

「しみじみ味わう 江戸のことば」はこちら↓
http://www.chikyukotobamura.org/muse/life0704001.html


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地球ことば村では会員として活動に参加、ご協力いただき、財政面で
も支えてくださる方をお待ちしています。ぜひ一緒に地球ことば村を
盛り上げていきましょう。地球ことば村に興味はあるけれど、いきな
り会員には・・・という方のご参加ももちろん大歓迎です。会員募集
について、詳しくはこちらをご覧ください。
→ http://www.chikyukotobamura.org/boshu/boshu.html

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NPO(特定非営利活動)法人「地球ことば村・世界言語博物館」
URL: http://www.chikyukotobamura.org
〒141-0001東京都品川区北品川5-8-15-716
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「地球ことば村・世界言語博物館」では、皆さまからのご意見やご感
想をお待ちしています。
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