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「地球ことば村・世界言語博物館」は、日本語から世界の先住民族の言語まで、様々なことばや文化に親しみ、ことばで人を結んでいくことを目指して活動するNPOです。無料のサロンなどのイベント情報や、書評、エッセイなど、ことばに関する話題が満載です。

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2007/06/07

地球ことば村メールマガジン

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          地球ことば村 メールマガジン
               第 8 号
           2007年6月7日発行
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特定非営利活動(NPO)法人「地球ことば村・世界言語博物館」は、
世界の様々なことばや文化に親しみ、ことばで人を結んでいくことを
めざして活動している市民団体です。
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【目次】
◆ イベントのお知らせ
 ◇ 地球ことば村フォーラム
  シリーズ 小学校英語教育 ― 是非の問いからその先へ 第二回
  「バイリンガル教育への批判 ― その根拠について考える」
 ◇7月のことばのサロン
  「中央アジアの多民族都市に生きる〜サマルカンドの事例〜」
◆ 今月の1冊 唐須教光『英語と文化 ― 英語学エッセイ』
◆ 地球ことば村からのお知らせ
 ◇ 地球ことば村 NEWS LETTER 発行

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◆ イベントのお知らせ ◆
◇ 地球ことば村フォーラム ◇
 シリーズ 小学校英語教育 ― 是非の問いからその先へ 第二回
 「バイリンガル教育への批判 ― その根拠について考える」
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日時:6月16日(土)午後2時〜4時半
講師:唐須教光(慶應義塾大学教授・Yale University Ph.D.)
会場:慶應義塾大学三田校舎
   (JR田町駅・都営地下鉄三田駅より徒歩10分)
   122番教室(中庭突き当たり・入り口にATM)

小学校での英語教育が早くて2008年から始まろうとしています。
賛否両論さまざまな意見が提示されてきましたが、実際のところ、
2003年の時点で授業の一環として英語活動を行っている小学校は
全体の90%近くに上るとのことです。地球ことば村ではそうした現
状を踏まえ、「是非の問いからその先へ」をテーマに全4回のフォーラ
ムを企画しました。

2回目になる今回は、日本のアメリカンスクールやカナダのエマージョ
教育に詳しく、早期英語教育に賛成の立場を採られている慶應義塾
大学の唐須教光先生に、早期英語教育への批判の根拠について講演して
いただきます。誰でも参加できるフリー討議の時間もあります。

教育関係者や英語教育に関心のある市民の皆さま、母語(日本語)と
の関係について不安を持つ父母など、多くの皆さまの参加をお待ちして
います。

参加費:無料
申し込み:不要
お問い合わせ:地球ことば村事務局
(E-mail:info@chikyukotobamura.org / 電話:03-5798-2828)

※ 今号のメールマガジンの「今月の1冊」では、唐須先生の著書
 『英語と文化 ― 英語学エッセイ』をとり上げています。あわせて
 ご覧ください。

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◇ 7月のことばのサロン ◇
 「中央アジアの多民族都市に生きる〜サマルカンドの事例〜」
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日時:7月21日(土)午後2時〜4時半
話題提供:ムニサ・ヴァフロノヴァ(東京大学大学院)
会場:慶應義塾大学三田校舎
   (JR田町駅・都営地下鉄三田駅より徒歩10分)
   314教室

7月のことばのサロンでは、旧ソ連中央アジアの多民族都市に生きる
人びとのことばと暮らし、アイデンティティーについて、東京大学大
学院生のムニサ・ヴァフロノヴァさんにお話を伺います。今回は特に
ご出身のウズベキスタンのサマルカンドに焦点を当てます。経験に基
づく興味深いお話が聞ける予定です。ぜひご参加ください。

参加費:無料
申し込み・お問い合わせ:地球ことば村事務局
(E-mail:info@chikyukotobamura.org / 電話:03-5798-2828)


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◆ 今月の1冊 ◆
 唐須教光(慶應義塾大学教授、当NPO法人顧問)
 『英語と文化―英語学エッセイ』(慶應義塾大学出版会、2007年5月)
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 本書は、「社会言語学」および「言語人類学」と呼ばれる学問分野を
土台にして書かれた「英語学」の入門書です。このような学問的名称
を目にするとなにやら小難しく感じる方もいらっしゃるとは思います
が、誤解を恐れずにひと言で言ってしまえば、〈ことば〉に関する研究
分野を「言語学」といい、その中でも〈英語〉という〈ことば〉に焦点
を絞ったものが「英語学」です。この「言語学」や「英語学」は、〈言
語とは何か〉〈英語とはどのような言語なのか〉という究極的な問題を
考える学問ですが、〈ことば〉をどのように捉え、〈ことば〉のどのよ
うな側面を追及し、どんな問題を解決しようとするのかという〈視点〉
によって様々な「流派」があります。先に挙げた「社会言語学」と
「言語人類学」は、〈ことば〉を〈社会〉および〈文化〉と切っても
切り離せない密接な関係にあるものと捉え、その全貌を明らかにしよ
うとする言語学の一分野です。

 「地球が何らかの原因によって広大な宇宙の銀河系の片隅にできた
のは約60億年前といわれている」―地球および生命の誕生という神秘
的な話で幕を開ける〈ことばの世界〉への探求は、「なぜヒトは複雑な
言語を持つのか」という根源的な問題を提示することでスタートし
(第1章)、語・文・テクスト(文が集まった「文章」)という〈ことば〉
の階層性に目を向け(第2,3,6章)、〈ことば〉を例えば方言・性差・
タブーといった社会的(第4章)ならびに文化的(第5章)側面から
論じ、最後に「世界語」としての英語や危機言語の問題および現代日本
における早期英語教育への提言が記された「英語の今と英語教育の明日」
(第7章)で幕を閉じます。本書の構成を見ただけで、いかにスケール
の大きい複眼的な論考なのかをご理解いただけると思います。

 筆者に教えを受け、また著書の一読者であり知的興奮を絶えず覚える
者として付記しておきたいことは、筆者の論考はどれも〈経験〉という
確かな基盤があるということです。どの分野でもそうだと思いますが、
学問では個別の事例を〈一般化〉して提示することが求められます。
その〈一般化〉のために現実から遠くかけ離れた議論が展開されること
もあるのですが、本書(に限らず筆者の著書はどれも)は、誰もが経験
する事実や筆者の実体験がそれを導き出しているため、読者としては実
感を伴って理解することができ、身近な例や自分の経験と照らし合わせ
ることで納得できる部分が非常に多くあります。特に最終章で展開され
る「早期英語教育を批判する論考への批判」には、筆者の〈経験基盤
主義〉というスタンスが如実に表れており、実に魅力的で説得力があ
る明快な議論が展開されています(この「経験」に関しては、3人の子
どもを完璧なバイリンガルに育て上げた体験記『バイリンガルの子供
たち』(丸善ライブラリー)とその続編『なぜ子どもに英語なのか』
(NHKブックス)に詳しく書かれていますのでご参照ください)。

結局、〈ことば〉を生み出したのも、それを発展させながら使ってい
るのも、またそれを学ぼうとしているのも同じ〈人間〉であるという
ことに揺らぎはありません。そうであるならば我われ〈人間〉と身を
おく〈社会〉〈文化〉ならびに〈経験〉が〈ことば〉に深く関わって
いると考えることはごく自然なことであり、日本語や英語という個別
言語を考える際にもそれは必要な視点です。〈英語の世界〉を知り、
また母語である〈日本語の世界〉を見つめるきっかけとなる考察が
本書にはぎっしりと詰まっています。(八木橋 宏勇)

※ 上でもお知らせしたとおり、早期英語教育に関する唐須先生の講演
が、来る6月16日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスで行われ
ます。


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◆ 地球ことば村からのお知らせ ◆
◇ 地球ことば村 NEWS LETTER 発行 ◇
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「地球ことば村 NEWS LETTER」第4号を発行しました。
昨年度の活動の報告やこれからの活動の予定など、ことば村が今どん
なことに取り組んでいるのかが分かる内容になっています。

お問い合わせは地球ことば村事務局まで↓
E-mail:info@chikyukotobamura.org / 電話:03-5798-2828


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「地球ことば村メールマガジン」第8号をお届けしました。6月は雨
の季節、地域によってはすでに梅雨入りしているところもあるようで
すが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?今月はフォーラムを開催
いたします。多くの方に関心を持っていただける内容だと思います。
皆さまのご参加をお待ちしています。

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地球ことば村では現在、会員として活動に参加、ご協力いただき、財
政面でも支えてくださる方をお待ちしています。ぜひ一緒に地球こと
ば村を盛り上げていきましょう。なお、地球ことば村に興味はあるけ
れど、いきなり会員には・・・という方のご参加ももちろん大歓迎で
す。会員募集について、詳しくはこちらをご覧ください。
→ http://www.chikyukotobamura.org/boshu/boshu.html

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NPO(特定非営利活動)法人「地球ことば村・世界言語博物館」
URL:http://www.chikyukotobamura.org
〒141-0001東京都品川区北品川5-8-15-716
TEL:03-5798-2828 / FAX:03-3449-8902
e-mail:info@chikyukotobamura.org
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「地球ことば村・世界言語博物館」では、皆さまからのご意見やご感
想をお待ちしています。
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望の際はinfo@chikyukotobamura.orgまでお問い合わせください。
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