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2009/08/19

眼鏡処方の実例集 NO.29

(2009・8・19)水曜日 NO.29
===============目次==============
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  当店でご来店のお客様の症例をまたご紹介いたします。

 [事例]

 強度近視で輻輳不全

 1、30代女性、ソフトコンタクトレンズ常用、メガネは数年使用して
   いない。パソコンの業務が多く眼が疲れると両眼視をしなくなる
   と本人が自覚している。

  顧客データ

  メガネの持参なし

 2、予備検査

  視力検査 
      R 0.02
      L 0.03
  Cover Test
      遠 EXO・P (外斜位)
      近 EXO・P (外斜位)
   
      (解)遠、近共に外斜位あり
  輻輳近点テスト
      20センチですでにペン先2本の状態

      (解)ここですでに輻輳力に問題ありと判断される
 
  利目テスト
      右

 3、レチノスコープ
        R S-9.50
        L S-7.25


      (解)透光体はきれいで特に問題なさそうである

  4、自覚検査
    PD 65
    片眼遮蔽(#7M)
        R S-9.25 RV 1.0
        L S-7.50 LV 1.0

    調節バランス(#7A)
        R S-9.00
        L S-7.50
         
       (解)不同視眼の強度近視である

 □■□■□■□■□■□■□■ 両眼視検査 □■□■□■□■□■□■□■□■
  
  5、遠方水平眼位
        4△BI (外斜位)

    近方水平眼位
        8△BI (外斜位)

        ヘテロフォーリアAC/A比  4.8△(ノーマル)

  6、上下斜位
        なし

  7、融像幅テスト

        BIプリズム付加テスト 遠(分離 6△ 回復 2△)
                   近(分離 12△ 回復 7△)
        Boプリズム付加テスト 遠(分離 5△ 回復 3△)
                   近(分離 9△ 回復 5△)

            (解)開散力は、ほぼ問題はないが、輻輳力が、非常に
               弱いことがすぐにわかる。

  8、調節近点テスト
     単眼   
       R (18cm)約5.5D
       L (18cm)約5.5D
     両眼
       (28cm) 両眼では輻輳とのかねあいがある為
             数値で異常な値をだす。

  9、装用テスト
       R S -9.00  0.75△BI
       L S -7.50  0.75△BI

            (解)#7Aでの処方は、外斜位が大きく輻輳不全のため
               近視を強めに処方し斜位を大きくしないため。
               シェアードの基準と装用テストにより1.5△BI処方
               し両眼視をさせるくせをつけさせるため。

  ポイント

   外斜位のプリズム処方は、眼が開いてくるためあまり処方したくないところで
   あるが、遠、近で時々両眼視をしてないため今回は両眼視を意識的させるため
   BI処方しました。
   輻輳力の強化も顧客に指示して毎日訓練してもらうように伝えました。
    後日、両方の眼で見ている感覚が長くなり大変感謝されました。


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   ○発行者  植村 正
   ○メール  uemura@siren.ocn.ne.jp
   ○Home  http://dominant-eye21.com/
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