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2008/07/02

今日の朝メル【7/2】

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   元気がでる                 \│/
     山上裕司の朝メル            ─○─
                    ⊂γ⊃  /│\
      【ビジネスネタの“タネ”】    Y  
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おはようございます!今日は、7月2日水曜日です。《VOL.503》

【ビジネス朝メル・すこしロング版】

○ 先日、ある研修を受けていました。
  研修の内容は、”間接部門における改善活動のあり方”です。
  
  その講師の方が、会場にこんな問いをしました。
  
  ”この場に、自分の判断で「自腹」で参加されている方は
   どのくらいおられますか?”
   
  結果は、半数に近い方がそうでした。
  
  その結果についての私の感想
  
  ”ほう、結構すごいね。いい感じだね”
  
  講師の感想
  
  ”日本の企業は、かくも社員教育をしなくなってきたのか。
   わたしは、それに危機感を覚える。”
  
  。。。。
 
  そのことについての、すこしだけ真面目な朝メルです。
  
  Employability (雇用可能性とでも訳すのでしょうか)
  
  という言葉があります。
  
  goo辞書によれば、
  
  ”労働者が持つ,雇用されるにふさわしい能力のこと”
  
  ということだそうです。
  
  この言葉を最初に私が聞いたのは20年前ほど。米国企業との
  付き合いがあったときです。
  
  それまでの日本の企業は、基本的には、
  
  ”何もしらない若者”を雇い、教育する
  
  というスタンス。彼らの”将来価値”に投資するのです。
  
  そして、この教育により、その会社のコア技術というか
  知恵が伝承され、また、新たな進化・創造がおきていた
  ようです。
  
  しかし、今の日本の企業は、
  
  ”できる人を雇う”、というスタンスにも見えます。
  
  すると、企業は彼らの”現在価値”を消費する、という
  立場です。
  
  たしかに、Employability を重視していた米国の
  従業員の流動性は高いものでした。
  
  しかし、だからといって、”教育”を放棄していた
  わけでもありません。
  
  日本の”教育”という概念からは外れるかもしれませんが、
  
  当時の日本の会社よりは、かなり頻繁に、カンパニー
  ミーティング、セールスミーティング、部門ミーティング
  などの場で、本気のプレゼンや討論が行われていました。
  
  また、人が入れ替わる度に、新たな考え、方法、技術が組織に
  どっと入り込み、組織の新陳代謝、また、あらたな発想や
  創造性を高めていたようです。
  
  これが、結果的に、その企業で働く社員から
  新たな”将来価値”を引き出し、会社の強みに変える仕掛け
  になっていたようにも感じます。
 
  しかし、現在の日本では、どうでしょうか。
  
  資格をたくさん取得し社会に出る若者に、自らを教育
  する責任は君にある、という姿勢、

  組織は、できる人を使えばいい、研修は、外部に委託すれば
  良いという風にも見えるときがあります。
  
  しかし、そのような、
  
  ”使う”、”使われる” という関係からは、日本の企業が
  得意としていた、知恵の伝承や、進化・創造は生まれず、
  結果として組織が弱体化するようにも見えます。
  
  組織が人に甘えている、と言う言葉も聞かれるように
  なってきました。
  
  ”日本の企業は、かくも社員教育をしなくなってきたのか。
   わたしは、それに危機感を覚える。”
  
  といった、講師のコメントは、そんなことに根ざしていた
  のかもしれません。
  
  教育研修の姿・形が大事なのではなく、そこで、

  ○ 何を伝えようとしているのか、
  ○ それにより、個人のどんな将来価値を育てようとしているのか、

  が、大事なようです。
  
  普段のわが社においては、日頃どんな”教育”が行われている
  のかまた、自分自身は、そこで、どんな事を行っているのか。。。
 
  そんなことを、週中の水曜日、さらりと、振り返ることも
  良いことかもしれませんね。
 
【今日の目標】

○ どうやら、個人が自らの雇用可能性を引き上げる努力を
  することと
  
  組織が、個人の価値を高め、組織を強くしようと努力すること
  は、そもそも”対立する概念”ではないようです。
  
  この二つが両立している会社が、能力ある個人と強い組織
  
  この二つのいずれか、あるいは両方が成り立っていないと
  
  組織が個人に依存したり、あるいはその逆になってしまう
  のかもしれませんね。
  
  そして、教育とは、教育プログラムを作ることではなく、
  お互いに、知恵を共有し、それぞれの価値を高めあい、
  強い自分と強い組織をつくりたい、という思いから
  始まるのかもしれませんね。
  
  今日も一日、自らがまわりに与えることができる知恵は
  何かをさりげなく振り返り、それを日々の活動のなかで
  自然に共有できる場をつくりながら、”教育”が生き生きと
  根づいている職場をつくる一日としましょう。
  
  (それが、本来の”雇用可能性”の高い社員づくり
   のようにも見えますね。。。)
 
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