2007/06/21
□Pencil Art ~写真をモチーフにして描く鉛筆画~■ vol.18
□□□Pencil Art 〜写真をモチーフにして描く鉛筆画〜 vol.18□□□ このたびはご購読いただきまして誠にありがとうございます。 このメールマガジンでは、動物や静物、人物などをモチーフに鉛筆で描かれた絵と その描いてゆく過程のはじめから終わりまでを、絵と文章でご紹介してまいります。 はじめにホームページからのお知らせになります。 ■ギャラリーページ・読み物ページ更新いたしました。 GYALERY⇒ http://p-crescent.com/gallery/pencil/01.html 鉛筆画の描き方読み物⇒ http://p-crescent.com/column/index.html どうぞクリックしてご覧いただければと思います。 -------------------------------------------------------- 今回お届けする鉛筆画は「耳の描き方」になります。 モチーフには女性の写真を参考にしました。 描画には鉛筆(2Hと4B)、練り消しゴムを、 紙には葉書サイズ(14.8×10cm)のケント紙を使用しました。 鉛筆画を掲載しているURLは文末に記載しております。 こちらも合わせてご覧いただければと思います。 -------------------------------------------------------- vol.18 「鼻の描き方」 目、耳に続く顔の部分の描き方、耳になります。 モチーフは女性の顔の写真を参考にしました。 耳の場合も、まずは輪郭線を用いて、鼻の形を出します。 このとき使用する鉛筆は、あとあと色を塗ってゆくときに、 その色に混ざるなどして、目立たなくなるよう、 薄い色の鉛筆をやわらかく使います。 ここでは、2Hの鉛筆を使いました。 形を出すポイントとなる部分は、 鼻筋、鼻の頭の丸み、鼻の穴の形、 口へと続く部分、目元に続く部分、小鼻の形、などになります。 他に、細い、丸いなどその人物が持つ、固有の鼻の雰囲気、 光のあたっている部分や、それにより落ちている影の形、 光の当たっていない、陰の形なども、 鼻を鉛筆で描き進めてゆく上で注意を向けます。 目元から鼻の頭へと続く鼻筋のライン、ここは顔の角度にもよりますが、 横向きや斜めの向きの顔の場合には、 輪郭線で表すことができます。 この絵では、やや右向きの顔写真を参考にしましたので、 この鼻筋を輪郭線で描く事ができました。 また、鼻筋の上のほう、目元の近くの部分には、骨があります。 このほかの鼻の部分は、軟骨でできているので、ここよりも柔らかくなっています。 そのような質の違いも意識しながら、輪郭線を引くことで、 より鼻らしさに近づけるかと思います。 鼻は、顔の中央にあり、形も左右ほぼ均等となっています。 たとえ顔の向きが右か左どちらかに向いていても、 鼻筋を描くときには、左右の目元やその下の頬から 線を寄せて、鼻筋の部分を盛り上げるように、鼻の高さの方向へ ひっぱるようにしながら、そのラインを定めてゆくことで、 鼻の高さを意識しながら、同時に鼻筋の形も表す 輪郭線をひいてゆくことができるように感じています。 鼻の形を線のみで表したあとは、 鉛筆による色塗りになります。 ここでは、輪郭線を描くのに使用した2Hの鉛筆を、 まずはそのまま色塗りにも使用しました。 鼻は、顔の中では一番手前に出っ張っている部分です。 顔に角度があるときは、その角度の方向へと、前にでています。 そのことをふまえながら、色塗りを進める際にも、 そのでっぱりの方へ向かう線の方向を多くしてゆきます。 鼻は、目元や頬、口の肌ともつながっているので、 そのつながりを意識しながら、鼻だけが別物とならないよう、 グラデーションをつけながら、鼻の方に寄せるようにして、色を塗ります。 (グラデーションは、目元の陰の暗い色や頬の色、鼻筋の側面のやや暗い色、 小鼻の側面のやや暗い色、鼻から口元へ向かう部分のやや明るい色、 これらの色の色のつながりからできています。) これらの色の変化を紙の上に表してゆくことで、 色の明暗により、鼻の凹凸(おうとつ)が現れます。 しかし、これだけでは、鼻の表情にかけるところがあります。 次に、細かな鼻の表情の色塗りを進めてゆきます。 鼻の中では、小鼻から鼻の穴への形や色の変化、 鼻の頭から口元へとつづく形や色の変化が、やや複雑になっています。 小鼻から鼻の穴へと向かう部分では、鼻の穴がただの黒っぽい暗い色ではなく、 鼻の内部へと続くトンネルのようなものだと意識しながら、 この暗い色を鼻の奥へと続く方向に線を重ねていろ塗りをします。 また、ここでもグラデーションの色の変化を見ながら、 鼻の穴の中だけを暗い色にするのではなく、 小鼻や鼻の頭へと続く色の変化を見ながら、 色をつなげるようにして色塗ることで、 自然な色や形の変化となります。 鼻の頭から口元へと続く部分も同様に、 グラデーションによる色の違いにより形を出します。 ここにも細かな形の変化がありますが、 細かい部分は、鉛筆の芯の先で、紙の表面は平らですが、 実際にその凹凸をなぞるような感覚で形を確かめるように、 または、平らな紙の表面を、押したり引っ張ったりしながら、 凹凸をつけるような意識で色をつけることで、 細かな形の変化を見つけることができたり、 それによって、その変化を色によって表すことができたりします。 鼻全体と各部の色塗りがほぼ終わったところで、 今度は、5Hの鉛筆を使い、今いろ塗りをしたところが 更に自然な色合いになるように、 各色をつなげるようにして色塗りをします。 これは、色塗りを下部分にあまりタッチが見えすぎると、 肌の質感ぽく見えないからというのがあります。 5Hの薄い色の鉛筆で、滑らかな色合いにしてゆきます。 また、そのとき、同時に全体の色のバランスも見てゆきます。 暗い色には4Bの鉛筆で点を置くようにして、更に暗い色をおき、 明るい部分は、練り消しゴムで一度色をとり、また色を薄く塗り重ね、 ぼやかしたいところは、その部分全体に薄い色を重ね、 色の差を少なくするなどしました。 このようにして、絵全体の微調整をし、鼻の絵はほぼ完成しました。 画像はこちらのページに掲載しております。 ⇒ http://p-crescent.com/column/drawing/nose.html ぜひクリックしてご覧いただければと思います。 ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございました。 次回も鉛筆画とその制作プロセスを絵と文章とともにお送りしてまいります。 尚、メールマガジンバックナンバーはこちらに掲載しています。 ⇒ http://pencilart.exblog.jp/ 今後ともクレッセントの鉛筆画をどうぞよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クレッセントでは、お部屋のインテリアや名刺や手紙の挿絵、手軽な贈り物にご 利用いただける鉛筆画をお送りいただいた画像やお写真から制作いたします。 作品はすべて手描きとなっており、細密描写による写実的な画風になります。 HPには鉛筆画のサンプルや描き方・制作工程の読み物なども掲載中です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □鉛筆画専門店クレッセント http://p-crescent.com/ □E-MAIL info@p-crescent.com □メールマガジンバックナンバー http://pencilart.exblog.jp/ □メールマガジン文章・絵 Pencil Art -------------------------------------------------- Copyright (c) 2007 Pencil Art All Right Reserved. このメールマガジンはまぐまぐ!から発行しています。 まぐまぐ!より登録・解除することができます http://www.mag2.com/



